概要
B.A.B.E.L.(バベル)の管理官であり、その発足にも関わっている。
世界中の政財界人と繋がりを持ち、日本の政界にも少なからぬ影響力がある。
政府がバベルに対して理不尽な干渉をしたり強硬な態度をなかなか取れないのは、彼女の守護による所も大きいため。
コードネームは「ザ・スリーピング・スノーホワイト(眠れる白雪姫)」。
サポートチームへの参加に伴い、特務課のエスパーとしての肩書きも付与された。
二十歳前後の外見だが、実年齢は80歳を超えている。
その為の髪の色は、銀髪ではなく、白髪である。兵部同様白髪。名前の由来は藤壺から。
兵部京介の昔馴染み。
幼い頃からの知り合いで姉弟のような関係だった。
戦時中は、超能力部隊で兵部とともに戦っていた。
能力
エスパーで複合能力者。レベルは不明だが、高レベルの念動・瞬間移動・接触感応能力を備えている。
現時点ではバベルメンバーの中では最強の部類に入り、ザ・チルドレン3人を軽くあしらえたり、兵部京介をもってして「ヤバイ」と言わしめるほど。攻撃力は爆撃機並みにあるが、チルドレンとは違い、街中では力をちゃんと加減している。兵部同様に生体コントロールで若い肉体を保っているが、兵部のように天賦の才と能力暴走というアドバンテージを持っていないことから、長期の冬眠による活動時間の制限や、サイコメトリーによる周囲の若者からの細胞スキャンなどを駆使し、兵部と同じ状態を無理矢理保っている。(周囲には接触によるエネルギードレイン能力があると偽っており、エネルギー吸収能力の副作用で若返っていると通している。)ただし超能力中枢には兵部以上の負担をかけており、一歩間違えて超能力中枢が停止すれば5分と経たず全身の細胞が崩壊し死に至る運命にある。
性格
我侭で、キス魔。年齢のことを言われるのが嫌いだが、チルドレンが「ばーちゃん」(もしくは「蕾見ばーちゃん」)と呼ぶ際だけは怒らない。ちなみに、チルドレン3人とナオミのファーストキスは彼女に奪われている。皆本と賢木は、よく彼女の餌食にあっている。
超能力中枢に負荷をかけないため、バベルの研究施設で10年間眠りについていたが、予め兵部が再び
動き出した時に起こす様に指示していた。
しかし、我侭故に起こすと怒るが、起こさなくても後々怒るという難儀な性格。
自分を負かしたパンドラの幹部格に散々な事を言われて対抗意識を燃やす等、短気な一面も目立つ。
メイクに時間がかかり、仲間の救援活動に遅れるなど、上司の立場としての資質にも、おおいに問題ある
人物である。普段も眠っていることが多い為、彼女をあてにして作戦を立てるのはリスクが高い。
傍若無人かつ下品な天性の女王様気質で、戦時中からろくでもないワガママを繰り返すトラブルメーカー。初対面の時から兵部を苛め倒しており、この事は兵部のトラウマになっている模様(「さぷりめんと」より)。いい男には目がなかったり、行動原理が「愛」と「女のカン」なので、皆本らからは胡散臭がられている。ただし、根拠のない「カン」ではあるが、予知を変える確信を鋭くついている。
かなり大雑把でいい加減ではあるが、いざという時は冷静沈着で判断力等は高く、予知された未来を知り、大局的な見地から未来を変えようと行動している。故に古くから兵部を知る者として、その心情をある程度は理解しつつも「過去に妄執した男」と評して割り切った対応をしている。ただし、ブラックファントムに操られたエスパーに対しては最悪の場合、殺すしかないと考える点では兵部と同じ。
弱点は蛇などの爬虫類である。
過去
伊号や兵部とはかつての同僚だったが、兵部を封印する時には貢献しており、思想的には袂を分かっている。父親はバベルの前身である『大日本帝国陸軍特務超能部隊』に関わっていた。
戦時中は兵部と共に活躍するが、戦いが激しくなるにつれて戦争に疑問を抱くようになっていったらしく、超能力者を兵器として扱う父親に反発心を持っていた(17巻の「さぷりめんと」より)。ちなみに、この頃からイケメンに目が無く、イケメンが相手だと敵味方関係無しに追い掛け回していた。
終戦直前、超能部隊の存在抹消のために普通人から仲間を殺され、兵部同様に殺されかけたが、日本とエスパーの未来のためにそれらを全て水に流し、バベルの設立に尽力した。
未来
紫穂(20歳時)と「ファントム・システム」へと組み込まれたユーリを操るギリアムのアジトに潜入するが、倒された。
関連イラスト
▲現在
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ゆかな(アニメ版声優)
C.C. (原作で拘束衣のコスプレを敢行。無論中の人つながりである)
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