概要
漫画『サイコメトラーEIJI』及び続編『サイコメトラー』の主人公で、サイコメトリー能力を持つ高校二年生(原作開始時点)
女子高生をターゲットにした猟奇犯罪「メビウス事件」で警視庁捜査一課の女性刑事・志摩亮子(しま りょうこ)と知り合い、以降は捜査に協力するようになる。
短い髪を金髪に染めた端正な顔立ちの少年。服装は特に拘りがないようでシャツとズボン。
人物像
未成年での喫煙や飲酒は当たり前、おまけに口が悪くてスケベと典型的な不良(ヤンキー)で、喧嘩は強く勉強が苦手。
その一方でヤンキーらしい正義観や倫理観を持ち併せており、特に家族や友人に対しては情が深い。異常犯罪を起こす犯人を憎む一方で、その過去を知って同情することも多い。
これでも現在は比較的穏やかな方であり、一応目上の人と相対する時は彼なりに敬語を使うことも。中学時代はサイコメトリー能力が制御出来なかったため、非常に荒れていた。
能力
触れた物に残った残留思念を読み取る能力『サイコメトリー』を持つ。
発動条件は左手で直接触れることで、現場の遺留品から被害者や犯人が見た光景や思想が断片的に映し出される。これは生きた人間に触れることで、相手の考えていることなどを読み取ることも可能。
この能力を利用することで映児は相手の動きを先読みし、持ち前の頑丈さや中学時代の経験によって無類の強さを誇る。
作中では能力が段々と強化されており、電話で逆探知のように相手側の思念を読み取ったりした。
但し、映児のサイコメトリーは見たい映像をピンポイントで読み取ることが出来ず、断片的なものしか見えない。また、相手の思考を否応なしに読み取ってしまうため、自分に向けられたマイナス感情も分かってしまう。
喧嘩もあくまでも学生や素人の中で強いというだけで、プロの格闘家や傭兵相手には流石に劣る。
関連人物
- 志摩亮子
物語の始まりとなったメビウス事件で知り合う。
映児のサイコメトリーと彼の正義感を信頼し、時にはハニートラップを仕掛けたりして事件の協力をお願いすることも。
- 葛西祐介
親友で小学生からの付き合い。人間不信に陥っていた映児の理解者。不良と優等生で性格も正反対の二人だが相性は良く、彼の知識から事件の突破口が見つかることも。
- 明日真恵美
映児の妹……だが父親の再婚相手の娘であり血は繋がっていない。
そんな家庭事情もあり一時は荒れていたが、純真無垢な性格もあってか家族として受け入れ、彼なりに可愛がっている。
今は恵美の母親(義母)とも関係は悪くなく、問題児の自分を息子として受け入れようとしてくれる彼女に「母さん」と呼んで気安く接している。
- 赤樹宗一郎
少年課の刑事で現在は故人。喧嘩に明け暮れていた中学時代の映児を叩きのめし、更正させた。
彼からサイコメトリー能力の制御を教えてもらったこともあり、当時は恩人として強く慕っていた。
余談
上記の通りドラマ版を演じたのは松岡氏だが、かなりのハマリ役で原作のギャグシーンでは怒ると松岡似になる描写がある。