変態仮面
へんたいかめん
「俺は正義の味方だが、
どうやら正義は俺の味方ではないらしい」
本来人類は潜在能力のおよそ30%しか発揮できないとされている。
しかし頭部顔面にパンティを装着し、その抜群のフィット感から内なる変態の血が呼び起こされ、異常興奮状態となったとき、色丞狂介は100%の力を発揮し変態仮面となるのだ。
色丞家の家族構成は母・魔喜と狂介の二人暮らしで、優秀な刑事であった父・張男は狂介が幼いころに死別している。両親の出会いはSMクラブで、父親が違法営業のガサ入れをしに来たところに居合わせた従業員が母である。ちなみにクラブでの魔喜の仕事はSM嬢、現在もブティック経営を本職としつつ趣味と実益を兼ねて続けている模様。
そしてこの変態の血、連載では母親からのみ受け継がれたように描かれ、第一話において仏壇の張男に魔喜が「私の血が受け継がれていない」と愚痴るシーンがある。もっとも母と息子とのつながりはその2コマ後に愛の鞭(比喩なし)によって証明されるわけだが
しかし父親は確かに正義感が強く優秀な刑事だったわけだが、デート中の映画館ではしゃぎすぎて発砲するような一面もあり、また怪我の痛みや悪人の拷問に耐え抜く精神力を養ったのは妻とのSMプレイという中々アレな人物。(コンビニ版、文庫版にて追加されたエピソードより)
このことからSである母親に対してその鞭を受けて悦んでしまう狂介は、父親から正義感や悪を察知する「刑事のカン」だけでなくM的な部分をも受け継いでしまったと解釈できる。
変態のサラブレットである
そんな狂介が変身する変態仮面が、悪人たちに駆使するのはもちろん単純な股間の押し付けから亀甲縛りなどの「変態奥義」である。変態技ばかり注目されがちだが、すべての能力が増強されているため、元々狂介が拳法部のエースであることもあり普通に戦っても強い。が、あくまでも変態なので決めるときはもちろん変態奥義である。
なお、変態仮面自身は自らが変態的な格好・行動であるという認識があるが、変態だから恥ずかしくないもんもしくは何故ならそのほうがカッコイイからだ!という思考から堂々とアブノーマルスタイルを貫き、悪人たちのみならず、助けようとした人々をも、阿鼻叫喚の渦に叩き込む。
- 変態的身体能力
脱衣前でも普通に強い狂介だが、その約三倍とされる身体能力。最低でも一車線はある道路の両脇の塀をつかって三角飛びを繰り返すほどなので、実際には三倍どころではない。
- 変態的ロープ術
母譲りの華麗な縛り術。生き物のように伸びたロープが相手を絡み取る。難を言えばとっさに使うと菱縄縛りや亀甲縛りのようになってしまうこと。第八話で蜘蛛の巣のように張り巡らせていた。もうほとんどスパイダーマンである。実写版ではその動きをモロにやっている。
- SM的鞭術
母愛用の皮手袋と鞭を手に入れたことで得た能力。実際にはインディ・ジョーンズ的な、比較的まともな使い方が多かった。
- フォルムチェンジ
通常のパンツ一丁&網タイツに皮手袋姿から、パンツのゴムを交差させ肩にかけるレスリングスタイル「スタンダードVフォーム」、さらにパンツを何度も交差させてちまきをねじりあげる「パンツヌンチャク」からの「スクリューフォーム」、パンツを編み上げて自縛状態にする「アルティメットフォーム(本編未使用)」となることが出来る。また状況に応じてタキシードを着たり、アメフトのプロテクターを装着することもあった。
変態仮面のオシャレはいつも足し算である。
仮面の人(『ガンダムシリーズ』)
ゼロ年代はガンダムシリーズの仮面キャラは、別に中身は変態でもないのに「変態仮面」とネットで言われるのがお約束だった。歴代シリーズの仮面キャラはリンク先を参照。
「見せてもらおうか、新しいガンダムの性能とやらを。」
蝶人パピヨン(『武装錬金』)
人間:蝶野攻爵は自らの脆弱な肉体を強化せんと、その肉体をホムンクルス化した。
だがホムンクルスですらその潜在能力の30%しか発動できなかった…。
しかし蝶野攻爵は顔面にパピヨンマスクを装着することによりその潜在能力を100%発揮し、さらに素敵スーツやビキニパンツ、変態水着を着用することで
変態仮面となる事に成功したのだ!!
蝶・サイコー
リンゴさん版変態仮面(『エア・ギア』)
厳密には「クロワッサン仮面変態バージョン」とでも言うべき存在。
幼馴染にして同居人のイッキが所属する小鳥丸の危機を救うために登場した。
局部と乳首をリボンで隠しただけで颯爽と登場し、本人は正体はばれていないと思っているが、バレバレであったという。
(「衣装のインパクトが強ければ顔を覚えられない」という独自の謎理論に由来。)
本編には一度だけしか登場していないが、あまりのインパクトにpixivなどでは大人気となっている。
怪盗ミスティナイト(『快盗天使ツインエンジェル』)
我らが変態王。ツインエンジェルの危機に必ず駆けつける、白薔薇の君。某タキシード仮面様の丸パクリ感を演出しつつも、その圧倒的な実力と存在感で本家を軽く超えた疑惑。もうこいつ一人でいいんじゃないかな。
美しき乙女たちよ!
パンツ仮面(『最後のレストラン』)
史実の暗殺で頭を燭台で殴られ、現代の安徳天皇が通う小学校の保健室にタイムスリップしてきたラスプーチン。燭台で殴られたショックで記憶喪失になっており、なぜかパンツ一枚の姿で燭台と一緒の状態であった。校庭を見てみると安徳天皇のクラスメイトの詰手が体育教師の五味(ロリコン)にセクハラされているのを見て五味に道を説こうとする。しかし、暗殺されている最中に来たので、何者かに命を狙われていると思い顔を隠さなければならないと思い保健室にあったブリーフを頭につけて、五味の前に参上した。安徳天皇たちの協力で五味を成敗した。
「それは私のピロシキだ」
華蝶仮面(『恋姫†無双』シリーズ)
素顔を隠すべく星(趙雲)が変身した姿であり、作中でも鈴々から思いっきり「変態仮面」呼ばわりされている。アニメ版では露天風呂に入る際も真っ裸に仮面だけ付けて、堂々と仁王立ちしていた(DVD版では全部見えます)。
「美と正義の神、華蝶仮面! 推参!!」
雪原の青(『下ネタという概念が存在しない退屈な世界』)
時岡学園に正しい卑猥な知識を伝承する下ネタテロリストである、その出で立ちははまさしく変態仮面。その正体は生徒会役員華城綾女。表向きは下ネタを取り締まる活動をしているが、下ネタを吐くためだけに生きているような存在である。
「お●んぽおおおおおおおっ!」
※続いて奥間狸吉が2号を襲名(※名前はまだない)。
まぼろしパンティ
パンツを被ったヒーロー(ヒロイン?)の始祖ともいえるキャラクター。
『けっこう仮面』の流れを汲む、「頭隠して体隠さず」な永井豪先生の傑作パロディ(元ネタ及びキメ台詞は『まぼろし探偵』に由来)。
パンティの足抜き穴はポニーテール用で、別途覗き穴の開いた変形パンティを被る。
なお、全裸のけっこう仮面とは違い、下にもパンティを着用している。
「親に心配かけまいと、あっという間の早変わり!」
桜坂しずく(『虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会』)
主役回「しずく、モノクローム」で自分の負の面を具現化した仮面を付けた黒装束姿で登場。
誰が呼んだかヤラシード仮面というあだ名まで付いた。
その後、最終回では演劇部の催し物で変身ヒロインのような姿で再登場した。
その他
- とあるソーシャルゲームの限定キャラクター - 当然デザインはあんど慶周せんせぃぃぃぃ!
- 女変態仮面 - 台湾映画作品。(外部サイトの検索結果より)
- 小林尽 - 『スクールランブル』『夏のあらし!』で知られる漫画家。『ジャンプSQ』にて変態仮面のリメイク作品「帰ってきた変態仮面」を執筆した際には、上半身裸にパンティを被り、手にはヌンチャクを持った「変態仮面」として写真が掲載された(なお、原作者であるあんど慶周も、「変態仮面グレート」として(当然ながら、パンティを被った状態で)誌面に登場している)。
- 鈴木亮平 - 実写版映画『HK/変態仮面』で変態仮面を演じた俳優。出演作品があまりにもアレなために「NHKとCMの仕事は来ないと思った方がいい」と言われたが、それから1年も経たずして『花子とアン』(連続テレビ小説)に出演したというエピソードがある。ちなみに出演したきっかけはスタッフが変態仮面を観ていたからであった。その後、NHK大河ドラマ「西郷どん」ではまさかの主役・西郷隆盛を演じている。
- 原田龍二 - ダウンタウンのガキの使いやあらへんで!!の絶対に笑ってはいけないアメリカンポリス24時にて、変態仮面として登場した俳優。脱獄囚に襲われていたケンコバ警部を助けに参上。しかしピンチに陥り、不倫疑惑で取調べを受けていた袴田吉彦を不倫仮面として任命し、変身させてしまう。そして二人で協力して脱獄囚を倒し、ケンコバを救出した。前年の絶対に笑ってはいけない科学博士ではアキラ100%と共にネタをやっただけに汚れ役がパワーアップしている。
- サソリオーグ - ヒーローではなく女怪人の変態仮面という異質なキャラクター。なお、彼女が属する組織は元から変態と狂人だらけである。
- ストライクウィッチーズシリーズ - パンツじゃないから恥ずかしくないもん!の迷言でしこたま有名になった、パンツ丸出しスタイルキャラたちのドタバタ群像劇。ただ今のところ被った奴がいないので落選。
- へんな動物 - 『吸血鬼すぐ死ぬ』に登場する吸血鬼の一人で、どんな姿にも変身できる能力を持つ。しかし筋金入りの変態であり、エロいことを考えると変身がバグるので常時変身がバグっているが、本来の姿は絶世の美男子。しかし身内(母親)には流石に興奮せず、老婆に迫られる等で性欲を失くすと元に戻る等、変態仮面とどこか似た能力を持つ。また、両親も大変な美男美女の夫婦だが、息子同様非常にスケベ。
関連記事
親記事
子記事
兄弟記事
コメント
pixivに投稿されたイラスト
すべて見るpixivに投稿された小説
すべて見る笑劇ゴウライガン変‼
2013年冬コミにて頒布された『特撮が来た27』に寄稿した短編小説です。 元ネタになりました「衝撃ゴウライガン!!」と言う特撮作品は、この年のテレ東系深夜番組でした。コント満載の井上敏樹脚本と、『牙狼』シリーズの雨宮監督の怪異テイストが不気味にマッチし、こんなに楽しい異色作品ができあがるとは想像がつきませんでした。 特に、光人の異物感は強烈な魅力です。 そんな怪作に混ぜるなら、こちらも負けず劣らずの怪作である私のお気に入り作品「変態仮面」を出さないわけには参りません。 鈴木亮平さんという役者は、本当に汎用性の優れた素晴らしい方です。 この場を借りて感謝申し上げます。いや、ここで感謝されても迷惑かもしれんが… ゴウライガンも変態仮面も未見の方は、是非視聴してみてください。以外にいけます♪ それと、拙作の「ゲゲゲの蟲師」を多くに方に読んでいただけて感謝しております。 狙ったとはいえ本人も、ここまで読まれるとは思いませんでしたが、アニメ版「蟲師」の公式が、期間限定公開をしております。 「ゲゲゲの蟲師」のキャプションに視聴方法を追記しましたので、未見の方で視聴可能な方は、よろしければどうぞ。8,722文字pixiv小説作品エア・ギアif 大観衆を凍り付かせた裸リボン痴女の豊満肢体! クロワッサン仮面の下半身ハチミツ放出”
こんばんは。今回は、エア・ギアの二次小説を投稿しました。 今回の作品には、衆人環視・巨乳・恥辱・思考停止・おしっこ(おもらし)・無様・エロ衣装・残念美人などの他、晒し者に近い要素あり。 ※2023.1/14 R18版を別サイト(https://ch.dlsite.com/matome/238144)に投稿。また、こちらの小説のA.Tの表記などを再編集。 ※3/13 前半の誤字修正。 ※2024.2/5 後半の重複気味な部分を再編集。849文字pixiv小説作品レジェンド オブ 『大怪獣ラッシュ ULTRA FRONTIER』
2014年夏にコミックマーケットで頒布の『特撮が来た28』に寄稿した短編小説です。 この年は、ギャレス監督の『GODZILLA』が封切りされた年でした。当然同人誌の内容も、ほぼゴジラ一色。 そんな中で寄稿したのが本作でした。 「大怪獣ラッシュ」という作品は、アーケードゲーム原作(?)のオールCGアニメーション作品でした。 ただ、登場するキャラクターがウルトラマンシリーズに登場する星人&怪獣をモチーフにしたCGに人気声優が台詞を当てたので、特撮マインド溢れる楽しい仕上がりになっていました。 では、そんな特撮世界に、私の大好きな、地球人のヒーロー達が乱入したらどうなるか。 当時は、特撮ドラマ「大怪獣バトル」のように、劇場公開特撮作品にまで大切に育て上げて欲しいという思いで、原稿を仕上げました。 実は、続きます。 もっと、おかしな展開になる来週の続編をお楽しみに。13,160文字pixiv小説作品変態仮面vsデッドプール
誰でも思い付きそうなタイトルであるにも関わらず、検索しても無かったので書いてみた。 映画のキャラクターをイメージしながら書きました。 内容的に低予算で撮れると思います。(ねえよ 漫画化ならワンチャン?4,525文字pixiv小説作品- 【SS】邦キチ! 映子さん 『HK 変態仮面』をプレゼンします!【二次創作】
【あとがき】邦キチ! 映子さん 『HK 変態仮面』をプレゼンします!【二次創作】
『邦画プレゼン女子高生 邦キチ! 映子さん』二次創作SS! 紹介するのはあの異色漫画の実写版『HK 変態仮面』! パンティーをかぶって脱衣(クロス・アウ)ッ! 正義の(変態)ヒーローに変身する主人公の活躍を描いた『究極!! 変態仮面』。 そのあまりにも(あさっての方向に)ぶっ飛んだヒーロー像が話題を呼んだ伝説の漫画が、いかに実写化されているのか? そして邦キチこと映子ちゃんは、いかにそれをプレゼンするのか? 『邦キチ』原作の雰囲気を重視した前半と、そこから暴走した後半! 『邦キチ』ファン、『変態仮面』ファン、そして映画ファンにこそ読んでいただきたい一作!1,980文字pixiv小説作品 超ウルトラ大作戦!『大怪獣ラッシュ ULTRA FRONTIER』
前回アップした、「レジェンド オブ 『大怪獣ラッシュ ULTRA FRONTIER』」の続編です。 前作をお読みでない方は、先に前作をお読みになる事を強くおすすめします。 本小説は、今から10年前の、2014年冬コミで頒布した同人誌『特撮が来た28』に寄稿した短編です。 この年、ギャレス監督の『GODZILLA』が盛り上がる一方、長年ゴジラ映画に携わってこられた川北紘一監督が亡くなられ、 一つの時代が変わる節目を感じました。 また、2012年に東京で始まった「特撮博物館」が、全国を巡回している真っ最中でもあり、2014年はまさに 古い特撮技法とCGに端を発したVFX等の新しい表現が交差する分岐点のような時代感覚を持ちました。 「大怪獣ラッシュ」という作品はも、オールCGアニメーション作品でしたが、実に特撮イズムあふれる作品で、 決してメジャーではありませんでしたが私の心に刺さる懐の深さがありました。 さて次回は、再び庵野監督の某作品にチャレンジした、迷作をアップする予定です。 そろそろ、ストックが底をついてきましたがご期待ください。13,772文字pixiv小説作品- 僕のヒーローアカデミア・リバイブ
始まりはいつも突然 誰より高い空へ飛ぶぜ
【映画編】 注意:今回は映画「僕のヒーローアカデミア 2人の英雄」に関する内容が含まれています。ネタバレも含まれますので、まだ映画を見ていない方は、あらかじめご注意ください。10,790文字pixiv小説作品 - 僕のヒーローアカデミア・リバイブ
ひとつの命を救うのは 無限の未来を救うこと
【インターン編・壊理救助作戦会議編】 注意:今作からはアニメ第4期で放送される予定の内容が多く含まれます。 自身の身に宿った新たな個性の正体が掴めぬまま、姿肢雄が直面する大事件 それは今は亡き雄介の境遇を思わせる少女の救出であった11,584文字pixiv小説作品 - 単発作品
【戦国乙女】HK松永第1話
ツイッターのTLを見てて思いついたネタ。 続くかもしれないし続かないかもしれない。 そして、なぜかすごくすらすら書けた。 なんでやねん! ドウセツさんははいてない説濃厚らしいのであえてかわいいの履かせました(なお、選んだのはソウリンちゃんだと思われます)3,742文字pixiv小説作品