曖昧さ回避
基本概要
武器は蛇矛の『丈八蛇矛(じょうはちだぼう)』。
語尾に「なのだ」という口調が特徴。
恋姫†無双シリーズのチビッコキャラの代表格である。
小柄ながらもかなりの豪傑。
頭につけている虎の髪飾りは、鈴々の感情に併せて表情が目まぐるしく変わる。
元々の張飛が演義では「短気で荒っぽいが、ドジでオッチョコチョイな愛されキャラ」的な立ち位置(少なくとも序盤は)だったのでこういうキャラにされたのだと思われる。
声優は芹園みや(PC版)、西沢広香(PS2版、PSP版、アニメ版)。
作品による相違点
恋姫†無双(PC版)
PC版・コンシューマ版問わず、『恋姫†無双』では、北郷一刀が最初に出会う少女である。
体は小さく幼さが目立つが、自分の身長を超える巨大な蛇矛を振り回し、武勇の面では愛紗や星に勝るとも劣らない実力を持つ。
一人称は真名で切り出すため、名乗りは「鈴々の名は張飛、字は翼徳」と相手に勝手に真名を知られる結果になる。また、一刀のことは「お兄ちゃん」と呼び慕っている。
自分のことを大人だと言うがまだまだ子供であり、悪戯をしては愛紗に叱られている。また、街の中では子供たちと遊んでいる事もある。
体を動かす事は好きだが、勉強を嫌っていて若干おつむは弱め。
幼なじみの愛紗とは姉妹のように育ち、愛紗と共に乱世を終わらせるため旅をしていた。
戦乱により両親を失っているが、普段は頭の片隅に追いやって寂しさを隠している。
長坂での戦いでは、撤退する北郷軍のしんがりを勤め、追撃してきた霞(張遼)、秋蘭(夏侯淵)、季衣(許諸)といった名だたる魏軍の武将の率いた魏の大軍を、事実上ただ一人で退けている。
真・恋姫†無双(PC版)
愛紗と並び賞される蜀の豪傑。
並みの武将相手なら数人を相手取るほどの豪腕だが、根はまだ幼い。
よく言えば素朴で屈託の無い性格だが、悪く言えば腕白で生意気盛り。
武人としての振る舞いに欠ける言動は愛紗にしばしば窘められている。
翠とは馬が合うらしく、武術の鍛錬などで行動を共にすることが多い。
子ども扱いされることを嫌うが、普段の行動には幼さが目立つためか紫苑(黄忠)らに可愛がられる存在でもある。
アニメ版(恋姫†無双~真・恋姫†無双{アニメ2期}~乙女大乱{アニメ3期})
愛紗と幼馴染だったPC版・ゲーム版と異なり、アニメ版では完全な赤の他人であった。ただ、猪突猛進な性格は原作版そのままである。
腕白盛りのガキ大将であり、近所の子供達とウサ晴らしの山賊ごっこをしていた所を愛紗に咎められて以降、義兄弟(姉妹)の契りを交わす。
それ以来はたびたび喧嘩しながらも、共に旅をし、アニメ版第1期以降は桃花村で共に暮らすようになった。最終話では体調が本調子でないにもかかわらず橋に群がる賊の軍勢を丸太一本で押し返すという、史実の長坂の戦いを彷彿とさせる活躍を見せた。
1話が始まる少し前に祖父を亡くして天涯孤独の身になっており、祖父と暮らしていた頃は熊や猪をこっそり飼っていたらしい(が、旅先で出会う熊や猪と区別はつかず、しょっちゅう仲間と思って接近しては追い回されるというのが半ばネタになっている)。
アニメ版第2期冒頭では、義勇軍として愛紗らと共に桃花村周辺の賊徒を討伐していたが、愛紗が桃香(劉備)の宝剣を探す旅に参加する意思を示したことで、姉妹の契りを交わした者として同行することとなる。後に桃香とも姉妹の契りを交わす。
『乙女大乱』では、何進の治療薬を探す旅には愛紗とは同行せず、桃香に同行したが、本音では愛紗と一緒にいるのが一番で、于吉との最終決戦でも共に戦った。
戦においては馬ではなく豚に乗って戦う為、『猛豚将軍』(中国では豚は「猪」の字で表すが細かい事は気にしてはいけない)のあだ名で呼ばれている。
愛紗に対して普通の姉妹以上に懐いており、何進の治療薬を探す旅を終えて愛紗と再会した際は思わず大泣きしてしまった。
性格が似ている翠とは原作版同様に仲が良いが、星から教えられた与太話を真に受けて真名で呼ばず、それが原因で仲がこじれたこともあった。
根が純粋であるがゆえに、複雑な事実の核心を突いた言動も多い。
朱里(諸葛亮)曰く知能指数は低いそうだが、状況判断で咄嗟の行動や決断を求められた際には、優れた対処を行う一面もある。
原作版同様、性に関する知識が乏しく、たびたび無自覚に下ネタを言っては周囲を赤面させていた。
なお、アニメ版では原作版と異なり、一貫して愛紗たちの事を真名で呼んでいた。
OVA版
聖フランチェスカ学園1年。
関羽と姉妹を結んでいる。アナゴサンドが大好き。
OVA第1巻では愛紗と喧嘩して袁紹軍の武将になっていた。
OVA第2巻ではピーチグリーンに変身していた。