基本概要
鈴々(張飛)や桃香(劉備)とは義姉妹の契りを交わしている。鈴々は妹で、桃香は姉。巨乳の持ち主。
史実の関羽と同じく蜀の五虎大将軍の筆頭に上げられている。
いろいろと異名が多く、原作ゲーム版では『幽州の青龍刀』『美髪公』、アニメ版では『黒髪の山賊狩り』など。
ちなみに、声優は黒河奈美(PSP版、アニメ版)。(PC版)は本山美奈名義で黒河奈美が担当している。
作品によっての相違点
恋姫†無双
主人公である北郷一刀が最初に出会う武将。
一刀が三人組の野盗に襲われているところを愛紗が助けた事をきっかけに知り合った。
ある占いから一刀を主(天の御遣い)だと認めており、一刀の元で戦う事になる。
史実や演義通りに義に篤い勇将である。
だが、若干ツンデレである上に、生真面目で融通の利かない委員長タイプであり、仕事をよくサボっている一刀に説教する事も多い。また意外に嫉妬深く、美女や美少女を次々と幕下に迎える一刀にやきもきする面もある。(この為、恋姫をプレイしたユーザーやファンからは『嫉妬神』の名で呼ばれることが多く、マジキュー4コマやアンソロジーコミックでもネタにされている)
乱世を終わらせることを自らに課せられた使命としており、普段は冷静なのだが戦いの事で鈴々以上に猪突猛進になる事もある。
また、華琳(曹操)や霞(張遼)といった敵武将に想いを寄せられる(色んな意味で)が、愛紗本人はいたってノーマルで同性には興味ない。
また、意外にもお化けや幽霊の類はかなり苦手としている。(これも良くマジキューの漫画作品などでたまにネタにされる)
料理の腕も始めのうちは一刀が死に掛けるくらいに壊滅的だが徐々に上達していった。
実は兄(アニメ版CV:関智一)がいたのだが、以前住んでいた村が賊に襲われた際に兄は死亡している。
鈴々の事を世話のかかる妹と言いながらも、しっかりと面倒を見ている。
ちなみに、糜芳や呂蒙といった史実や演義において因縁深い相手に対しては、本人との直接の面識の有無にかかわらず、よくない感情を抱く傾向にある。ただ、二人は名前だけで本編にはそれ以外は出番は無い。
真・恋姫†無双
蜀の英傑として三国にその名を轟かせる青龍偃月刀の使い手。
美しい黒髪をなびかせて戦う姿から「美髪公」の二つ名でも呼ばれる。
義姉妹の契りを交わした桃香を守るべく行動を共にすることが多い。
規律や規範に厳格で堅物な性格に見られており、勝ち気な上に疑い深いため、一見排他的に見えてしまうが、理をもって説かれたならばそれを理解し、受け入れる度量はある。
武人として誉れ高く戦に臨むが、朱里(諸葛亮)らの献策もよく解し、仲間を指揮する能力に長けた武将でもある。ただし義理の妹である鈴々に対しては感情的になることもある。
前作同様、異性や恋愛ごとには疎く、からかわれると赤面して狼狽することも少なくないが、後に一刀を巡って桃香と競い合う程に恋愛に積極的になっていった。
また小動物系のかわいいモノが好きらしく、恋(呂布)や美以(孟獲)、南蛮兵(ミケ・トラ・シャム)を見て破顔して萌え死にかけている描写が見られた。
(アニメ版)恋姫†無双~真・恋姫†無双(アニメ2期・乙女大乱)
アニメ版の無印恋姫~真・恋姫1期では事実上の主人公、2期では主人公格の一人となっている。ちなみに主役の回でもほんのわずかでも桃香が出ればキャストの順番は必ず彼女の次になる。
アニメでは当初から黒髪の山賊狩りとして名を知られ、乱世を鎮めるために一人であちこちを旅している豪傑として登場した。
だが、山賊狩りの噂が誇張され、絶世の美女とも謳われているが、その噂を信じて実際に愛紗本人を目にした人物は、「噂っちゅうのは当てにならん」「美人じゃない」と皆がっかりするのがお約束となっていた。
普通に美人なのだが……
旅先で悪戯を繰り返していた鈴々と義姉妹の契りを交わしてからは、共に旅に行く事となる。
後に劉備(偽者の男)に誘われて桃花村の義勇軍に参入、当初は彼の外見が死んだ兄に似ていた(声も同じ)こともあって恋心を抱いていたが後に劉備(偽)の手柄ばかりを優先するやり方に激怒し袂を別った。
偽劉備が逃げてからも桃花村に留まり、義勇軍を率いて周辺の賊徒を討伐していた。
また、真・恋姫1期ではそこで桃香を賊から救った事が元で、彼女の宝剣を探す旅に出ることになる。
『真・恋姫†無双~乙女大乱~』(アニメ版真・恋姫2期)では張譲にハメられた何進を元に戻す治療薬の材料である秘薬『江東丸』を貰うべく、唯一単独で江東の孫家に向かって旅に出た。
その後、『反董卓連合』にも参加。虎牢関で霞と激しい一騎討ちを繰り広げ、于吉との最終決戦でも伏兵の本陣として戦った。
決戦後は義姉妹の契りを交わした桃香、鈴々と共に鈴々の家で暮らす。
OVA版
聖フランチェスカ学園の2年生。
運動会では関羽軍大将。
張飛のお姉さま。
OVA2ではピーチブルーに変身。
余談
原作ゲーム版
愛紗は恋姫†無双において、メインヒロイン・・・のはずがゲーム版では『真・恋姫†無双』『萌将伝』とシリーズが進むたびに扱いがあれになっていき(具体的には、『真・恋姫†無双』ではメインヒロインを桃香に変更され、『萌将伝』では出番が大幅に減った上に個別イベントがまったく無かった)、ついに公式サイトのブログが炎上する事態をまねいてしまった。
しかもクロスオーバー作品である『トウィンクル クイーン』にも登場しないなど、ここでも桃香にメインヒロインの座を奪われる形になったが、アーケードゲーム『真・恋姫†夢想 ~乙女対戦三国志演義~』では逆にメインキャラとして登場し、桃香は登場しておらず、クイーンズゲイトでは『蜀の武神 関羽』としてソロで登場し、アニメシリーズや『萌将伝』の不遇を乗り越え、最新作『真・恋姫†英雄譚』ではメインヒロインとして完全復活し、桃香の出番は少ないなど実質メインヒロインの座を取り戻すことに成功した。
また、マジキュー4コマやアンソロジーコミックでは、愛紗と雰囲気とか性格等が似通っているのか、蓮華(孫権)と絡む事が多いが、概ねお互いの仲は良い。
アニメ版
アニメ版ではゲーム版と異なり、怒りっぽさやツンデレ気味な一面は消えてツッコミや姉妹のまとめ役のポジションになったため(ゲーム版の主人公北郷一刀が登場しないため)、一貫して主人公扱いである。鈴々とはゲーム版では幼馴染みであったがこちらでは元は赤の他人。
だが、真・恋姫1期で桃香に姉妹の契りを迫られたあげく鈴々が勝手に姉にしてしまったりと、何かと周囲に振り回されていた。ただ、『乙女大乱』では普通に姉上と呼んでいる。と言うことは桃香は20代前半くらいということになり、いくらなんでも年齢から考えて天然すぎやしないかと言う疑問がわくが、その辺を詮索するのは野暮だろう。
また、星などを加えた一行のぶっとんだボケに対するツッコミ役およびまとめ役をすることが多い。
鈴々が幼く見えるためとは親娘と勘違いされる事が多い。何故だ。
また、『黒髪の山賊狩り』の武勇は既に大陸全土に名を馳せていると同時に『絶世の美女』という噂も広まっている。
『乙女大乱』では、山賊狩りの噂は美羽(袁術)が主催の芝居に用いられるまでに広まっていたが、美しい黒髪の部分しか伝わっておらず、本人は蚊帳の外であった上に山賊役をやらされる羽目になった。しかも芝居では美羽の目の前に黒髪の山賊狩り本人(愛紗)がいるにもかかわらず、美羽は何故かその場にいた明命(周泰)を黒髪の山賊狩り役に抜擢している。
色んな意味でツッコミどころ満載だが、もはやご愁傷様としか言いようがない不遇さである。
関連タグ
ポニーテール(サイドポニー) 黒髪 巨乳 ツンデレ(ゲーム版のみ) 嫉妬(ゲーム版のみ) 主人公
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