基本概要
武器は大金棒の鈍砕骨(どんさいこつ)。アプリ『真・恋姫†夢想~天下統一伝~』では、三国交流の一環で真桜(李典)が開発した試作型絡繰兵器、ジェット噴射式の爆砕噴鉄(ばくさいふんてつ)を貰う。常人なら振り回されて火傷どころか、関節を一発で壊してしまいそうだが、当然、真桜はそれを見越しての設計と人選で、焔耶は悠々と扱い、恋(呂布)相手の模擬戦までこなした。これには開発者の真桜当人も、「期待以上」と満足する。
一人称は「ワタシ」で、主人公・北郷一刀に対する呼び方は「好色漢」「色情魔」「貴様」→「お前」→「お館」(最終的にこれに統一される)と少しずつ改善されていく。
肌が極度に敏感で擽られるだけで感じてしまう。どれくらいの感度かと言うと、体のどの部分であろうと触れられただけで感じてしまい、艶声を上げてしまうくらいに敏感なレベルである。なんというエロ体質……。
当初は犬が苦手だったが、克服しようという気はあるらしく、恋の愛犬セキトを相手に頭を撫でる練習をしていたこともある。
劉備軍に降る前から桔梗(厳顔)の下についており、今なおその素行についてお叱りを受けることもしばしば。
武人としては自信家であるが、それ以外のことにおいては落ち込みやすく、
(一刀から見て)弱気モードになると泣いたり、口調が女らしくなったりしてしまう。
容姿に関して
黒い髪に白いメッシュが特徴的だが、その髪のデザインがブラックジャックに似ていることから、
「ブラックジャッ子」という愛称をつけられた。
ズボンはチャックが開いており、中のパンツが見えているがアニメ版では流琉同様にヤバすぎたのか閉じられている。(このアニメ版焔耶はマジキューコミック萌将伝5巻でも見られる。)
作品による相違点
真・恋姫†無双(PC原作版)
猪突猛進気味なところはあるが、一騎当千の猛将。
桔梗(厳顔)と共に当初は蜀(劉璋)軍に敵対、蒲公英(馬岱)の罠によって捕虜となるが、その時に出会った桃香(劉備)に一目惚れしてしまい、そのまま幕下に加わることに。さすがだぜ大徳。
それ以来、焔耶が桃香に心酔し、過剰なまでの好意を寄せていることは周りの人間には周知の事実だが本人は否定、桃香自身は天然なので気付いていない。罪な女だ、大徳。
一方、その桃香と仲睦まじい北郷一刀に対しては、当初は嫉妬心から露骨な嫌悪感や敵愾心を向け、「色情魔にして軟弱な男」呼ばわりし、彼が桃香と同等の地位にある事に納得がいかず、蜀へ降って以降もしばらくは彼の存在を無視しているかのような態度をとったり、「自分の主は桃香様だけ」と断言したり、彼が桃香と肉体関係を結んだと知った際には得物を取り出して一刀を抹殺しようとする等、蜀陣営の中では唯一一刀に対し過剰なまでに反抗的な態度を見せており、愛紗(関羽)や桔梗などからは、度々無礼な態度を諌められながらも改めようとはせず、後述する蒲公英との露骨な不仲などとも相まって、一刀や愛紗達にとっては悩みの種となっていた。
それでも共に過ごす内に様々な事件を通して一刀の人となりに触れる事で、彼の才覚を認めていくと同時に、次第に惹かれていき、それに伴って反抗的な態度も収まり、最終的には「お館」と呼び、彼女なりに主君の一人として敬意を向ける様になるなど、打ち解けていった。
蒲公英(馬岱)とは、最初に出会った時の事もあってか、犬猿の仲であり、焔耶は蒲公英から「体育会系の脳筋女」と言われている。
2人は普段から事あるごとに喧嘩へ発展するが、前述したとおり当初は一刀の言うことを全く聞かなかった為、一刀はよく桔梗に助け舟を出してもらい、2人の仲裁(というより両成敗の説教)に入ってもらっていた。後に焔耶が従順になってからは一刀自身が仲裁する機会も多くなる。
蒲公英の仕掛ける罠に焔耶はよく引っかかり、間違ったエロ知識を吹き込まれたりもしていた。
萌将伝
猪突猛進かつ好戦的な言動は変わらないが、以前に比べると女子らしい一面も多く見せるようになっている。
ある時、とある一件で窮地に立たされていた一刀を助けるべく、自らの機転で彼の危機に駆けつけた。
その後、その時の礼として焔耶は一刀からゴスロリ服をプレゼントされている。
この事がきっかけになり、自身の一刀に対する気持ちが恋なのだと焔耶自身認め、その想いを告げた後は出会ったばかり頃のような理不尽な反発はほとんど見せなくなった(あくまで一刀談だが、焔耶自身もかつての自分の一刀に対する反抗的態度は、少々行き過ぎていたと少なからず自覚している模様)。
蒲公英とは相変わらず犬猿の仲で、「脳筋」と揶揄される事もしばしば。
しかし、なんだかんだでケンカするほど仲が良いようにも見える。
また、稟(郭嘉)と共に美羽(袁術)と七乃(張勲)に歌やダンスの指導を行っている。
アニメ版真・恋姫†無双(第1期~第2期)
桔梗とは師と弟子の関係であるが、母と娘のような関係にも描かれている。ちなみに鈍砕骨は元々は桔梗の得物となっている。(アニメ版設定)
当初は剣を使用していたが、トラブルに巻き込んでしまった桃香を護る過程で折れてしまっており、その後、桃香達の旅に同行する際に餞別として桔梗から鈍砕骨が贈られた。
ちなみに、アニメ版でも桃香に惹かれているが、この時の桃香に対する愛情は、亡き姉と彼女が生き写しであるが故のもので、百合というよりはシスコンの側面が強い。
また、蒲公英とは原作ゲーム版とは異なり、互いの真名を預け合う仲である。
OVA版
聖フランチェスカ学園1年。
学園祭の際、『BJ!魏延』としてリングに上がることになったが、それが野球拳の試合だったとは知らなかったようだ。
真・恋姫†夢想シリーズ
紫苑と共にもとは荊州の劉表麾下の武将。同じ武将である黄祖に乗せられ、炎蓮(孫堅)とぶつかり合うが、敗北を喫してしまう。