概要
明王朝時代に登場し、西洋のフランベルジュ同様、その切り傷は完治が遅く、下手をすれば感染症を伴って壊死するため、武器の性能としては非常に凶悪である。
加えて矛であるため、リーチ面ではフランベルジュ以上であり、形状にもよるが斬撃のみならず刺突にも有効という一面もある。
古典伝奇小説『三国志演義』に登場する蜀の猛将・張飛の武器として有名であるが、先述通り、蛇矛自体は明代の代物であり、呂布の方天画戟と同様に創作による後付け設定とされている。
昨今では切っ先が口をあけた蛇の頭のように偏平(もしく二又)にされることが多い。