概要
キン肉マンことキン肉スグルのタッグチーム「マッスルブラザーズ」のパートナーとして初登場。
キン肉マンと同じデザインのマスクと、ボディースーツの上からタンクトップとパンタロンで身を包んだ覆面超人。
元は初代であるプリンス・カメハメが老体を隠す目的(原作では若い肉体に交じって老いた姿をさらしたくないと少々後ろ向きだったが、旧アニメでは後にベテラン超人であることがばれてしまう流れを汲んでか老体では相手になめられるからとなっている)で自分の身体がキン肉マンとほぼ同じ体重、身長であることから着用。タッグパートナーとして現れた。
以降、紆余曲折を経てそのマスクは様々な超人に受け継がれ、スグルやその息子キン肉万太郎のタッグパートナーとして試合に臨む。
時にはその正体はタッグパートナーのスグルや万太郎にすら伏せられることがある、味方側ながらマスクマンというキャラクターが目立つ存在。
マスク及びボディスーツは黒もしくは赤、さらには赤が赤褐色寄りになっていることもある。
カメハメが当初原作で用意したのは黒のマスクだったのだが、カラーでは赤。作中のセリフも復刻版では赤に変更。Ⅱ世でも赤と発現しており、特に赤みが強い。また、赤というよりは赤茶寄りに見えるイラストもある。
旧アニメ版では黒(当初はマスクだけだった)。
一応、現状は原作版が赤でアニメカラーが黒と言えなくもないが、前述のように原作当初のセリフや漫画の白黒で描かれた時の印象から、原作を意識した商品でも黒になっていることもある。
同じゲームやソシャゲといった作品でも、黒が2代目にあてがわれたり、前述の印象からか3代目が赤みが大分強いものにされたりとこの辺りは媒体によって様々である。
元々、ザ・マシンガンズ登場のためにテリーに受け継がれるという形で生み出されたことからか、グレートのファイトスタイルに合わせようとする、正体を怪しまれ信頼関係が崩れるなどで実力を出し切れず、ストーリーとしてもマスクを脱いでからが本番のような前座になってしまうケースも多い。しかし、中の各超人やその試合内容もあってか人気が根強い超人と言える(超人総選挙では中の超人と別カウントながら決して少なくない票数を獲得する傾向にある)。
初代キン肉マングレート
正体は正義超人のプリンス・カメハメ。公式には「キン肉マングレート」として宇宙超人タッグトーナメントに参戦。
二代目キン肉マングレート
正体は正義超人のテリーマン。カメハメの代わりにグレート、後の2代目キン肉マングレートとして宇宙超人タッグ・トーナメントに参戦。
一部ゲーム作品や40周年記念ムービーのように黒いグレートがこちらとして扱われるときがある。
三代目キン肉マングレート
正体は正義超人のカオス。3代目キン肉マングレート・公式には「キン肉マングレートⅢ」として宇宙超人タッグ・トーナメントに参戦。
マスクが破れ彼の金髪がのぞき、結果として見た目は万太郎寄りのグレートとなっている。
『刻の神編』では同じく3代目を冠するグレートが登場した。
- 正体は現状不明。エクサベーターらへの啖呵から、時間超人の脅威を知る者であり、なおかつ7700万パワーのザ・ガストマンに蹴りを見舞い怯ませられる実力を持ち、不信感は抱いたもののキン肉マンが友情のシェイクハンドで助け、すぐに信頼してタッグを承認するだけの者である。
- 『夢の超人タッグ編』では入れ替わった2代目への不信感、それを受け入れた後に正体がテリーと分かるとまた彼を信頼できず、『究極のタッグ編』では自身の知らないグレートをパートナーに迎えたこともあって実の息子相手に疑り深いとグレートが絡むと人間不信をかなり見せていたスグルだが、時系列としてはこれらの後(タイムスリップする『究極のタッグ編』自体はさすがに経由していないだろうが)ということもあってなのか、正体をしつこく探ることもなくタッグパートナーとして受け入れている。
- 一番可能性が高いのはカオスと思われるのだが、キン肉マンが『究極のタッグ編』でグレートに変装していた彼と連想せず知らないと言う・グレート自身「別の者の代わりに来た」と発言するなど、カオスではない可能性を匂わせるセリフも多い。
- しかし一度なったことがあるので読者へのサービスとしてグレートになったと仮定できるカオス以外で、正体を隠している必要がある人物となると、代理で来たというその理由も含めて不明となる。
- ガストマンの攻撃を耐えてる際のセリフ(要約:「本来来るのはキン肉マンの影響を誰よりも受け尊敬してやまない者」「ある事情でどうしても来れないが、三代目グレートは来ることが出来る」「ソイツのためなら三代目グレートは全人生を投げうっても闘える」)などから、『新シリーズが『究極のタッグ編』を経由していない平行世界なのでキン肉マンや委員長が三代目の中身を知らない』『本来来るはずなのは万太郎だったが彼では平行世界を渡れないので、別世界でタッグを組み恩があり時間超人なので世界を渡れるカオスが来た』と仮定することが出来る。
三代目キン肉マングレート(代役)
正体は正義超人のイケメン・マッスル。一時期逃亡していたカオスの代役として、グレートⅢとして抽選会に参加した。
試合には参戦していないため、歴代には含まれない。
四代目キン肉マングレート
正体は正義超人のケビンマスク。カオスの代わりにグレートIII、後の4代目キン肉マングレートとして宇宙超人タッグ・トーナメントに参戦。
髪がのぞくのは同じだが、マスクが修復された都合上ツギハギ気味。
何故かグレートⅢともケビンともつかない「ギタギタ」という妙な声を上げる。
正体を隠しながら引き継ぎ先代をリスペクトする気持ちや最終的には姿を現して、そこから不和が生まれるもののタッグ再結成という流れはカメハメ→テリーの流れを汲んでいるといえる。
関連キャラクター
プリンス・カメハメ(初代グレート)
ザ・テリーマン(二代目グレート)
カオス・アヴェニール(三代目グレート)
イケメン・マッスル(代役)
ケビンマスク(四代目グレート)
タッグ・パートナー
関連タグ
ウルトラマングレート:グレートつながり