「ケッ…ヘドがでら、死んだオヤジやラーメンマンならこう言うだろうぜ。「敵に許しを乞うくらいなら、右肩をくれてやれ」…とな」
「“ふ…ふたりというものはいいものだ…楽しい時は2倍楽しめる…”」
「“…そして苦しい時は半分で済む”」
「こ…この勝利を…死んだ親父、そしてこんなダメなオレを最後まで見捨てなかった仲間たち…そして心の師たちにささげる」
概要
ただし、当初は父親から仕込まれた残虐超人としての毒を持って毒を制すような反則攻撃も辞さない戦い方をしていたが、キン肉スグルたちと共に戦うようになってからは、荒削りながらも正義超人らしい堂々としたファイトスタイルへと変わっていった。
その名の通り、“ドイツの鬼”と恐れられたファイター・ブロッケンマンの息子。
父同様生まれながらの超人ではなく本来は人間。幼少時から厳しい修養と鍛錬を課せられ、それに打ち勝つ事で父・ブロッケンマンから超人に変身できる機能を持つドクロの徽章を授けられて超人として活動している。
性格は熱血漢で義に厚い。アイドル超人のメンバーは基本的に安定感や貫禄のある性格のため、逆に若く成長の余地があるため、青臭さが目立つがそれ故に思いきりの良さや果敢に踏み込む前向きさが強調されている。
多くの読者は忘れているが一応飛べる。しかし飛行は荒っぽいらしく、キン肉マンを連れて飛んだ時には海に落っことしていた。
プロフィール
誕生日 | 4月23日(※但し昔は5月5日扱いの奴も) |
---|---|
身長 | 195cm |
体重 | 90kg |
スリーサイズ | B130 W80 H94 |
血液型 | AB型 |
超人強度 | 90万パワー |
趣味 | 読書 |
好物 | ビール |
苦手 | コンクリートリング(ラーメンマンにやられたトラウマ) |
なお外見ではわからないが、正義超人の面々ではかなり年若いほう(初登場時18歳)であるらしい。
またアニメでは原作での初登場時における絵柄の時の姿をベースにしているためか老け顔のような描かれ方をしている。
作品の内外を問わず女性ファンからの人気が高い。
タイトル歴
●超人ブラスナックル選手権
●ベルリン超人ヘビー級
●西ドイツ超人格闘技大会優勝('80)
容姿
基本緑色の軍服に普通の肌色と人間よりの見た目の姿が特徴。
父ブロッケンマンとほぼ同じ姿だが、後年になるほど微妙に違ってきている。
原作及びアニメ版Ⅱ世系列の媒体では緑色の軍服、アニメ・アニメ版完璧超人始祖編では服の色が紺色又は暗い青緑色になっているが、完璧超人始祖では他の媒体ではキッチリ軍服に描かれているなか、軍服ではなくスーツに変更され、着ている時ははだけているためかナチス要素がほぼなくなった(せいぜい帽子の髑髏と鷲の紋章が残った程度)。
顔に原作及びアニメ版Ⅱ世・完璧超人始祖系列の媒体では2重の線、アニメでは1本の線がある。
顔はほぼ若い人間の見た目をしているが、アニメ及び王位争奪編では初登場した際の顔が老け顔だったためかつられてゴツめの姿で描かれている(なお若めに描かれている場合もある)。
アニメでは肌が青色白で軍服は紺色になっており、王位争奪編では軍服は明るい緑色になりアニメでのブロッケンマンに近い感じになった。
襟にはB又はBJのバッジがある。
帽子は基本アゴ紐に骸骨、上に鷲の紋章だが、原作では骸骨途中鷲追加、アニメでは骸骨だけ、王位争奪編ではほぼMの鷲、完璧超人始祖では鷲の部分が大きくなったり
時期や媒体によってあったりなかったりする。
髪型は坊主頭…ではなくヘッドギアのようなもので覆われている。原作及びⅡ世・完璧超人始祖系統の媒体では灰色、アニメでは青緑。アニメでは初登場から途中までヘッドギアが首元まで覆われているような描かれ方をしていた。一部のファンアートでヘッドギア外した姿が想像して描かれることも。王位争奪編の子供時代では黒のような描かれ方をされている。
体は素肌そのままから夢の超人タッグ編あたりから原作・完璧超人始祖系列では二の腕と肩あたりに黒く太い線な刺青のようなものが描かれるようになり、アニメでは赤いアンダーシャツになった。アニメ王位争奪戦編では黄色でこれもブロッケンマンに近い感じになった。
また目元は基本帽子で隠れており(イメージとしてはパンダ)、原作では帽子を取っても基本目が影で隠れた描かれ方をしている。目が描かれる際はゆでの描く普通の目をしている。
アニメでは初登場時は目元が普通に見えてたり、サングラスをかけてるようなシーンもあり、それ以降は顔の半分が影で隠れる感じで描かれている。
装飾品は首元に鉄十字、アニメではなく王位争奪編ではBマークの物になっていて、パチンコ又はパチスロでのアニメでは鉄十字が描かれている事が多い。
アニメでは黒手袋を付けているが、それ以降のアニメ版ベースに使った媒体では描かれてないことが多い。
上記の通り時期によって微妙に異なるためか、媒体やpixivの絵師もそのへんまちまちで描かれている。
作中での活躍
宇宙野武士退治編
原作での初登場。この時顔合わせでブロッケンマンと間違われていた。
仇を目の前にして、一度切りかかろうとしたが他の星が困っている所だった為保留した。
アニメ版では原作から大幅に改変され、時系列が超人オリンピック後なため、ラーメンマンとは和解済みである。
中盤での7対7の対抗戦では、ブラック・ファイターと対戦し、2回転キックで撃破するも、同時に力尽きてしまい引き分けに終わる。
第21回超人オリンピック編
アニメでの初登場。
1980年の第20回超人オリンピックでラーメンマンに父を惨殺されたことから、初登場した宇宙野武士討伐戦ではラーメンマンへの復讐を誓っていた。
翌年の第21回超人オリンピック ザ・ビッグファイトにて遂に直接対決を向かえるも、実力差は明らかで惨敗。敗れはしたもののブロッケンJr.自身「満足のいく試合」としてラーメンマンとも和解。
その後は、正義超人軍団の一員に加わり悪魔超人との戦いにも参加する。が、打倒キン肉マンの野望を最後まで持ち続けていた。
なお、アニメ版では新幹線アタックの記録は下関であることが判明した。好敵手のラーメンマンの記録を上回っている。
ミスターカーメンと対戦し、途中謎の超人の乱入により勝利(?)したことになっている。
またこの戦いでレフェリーを身代わりにする残虐行為が一部でネタにされることも(アニメ版ではキン骨マンに差し替えられた)。
ウォーズマンの体内で建てられた五重のリングの戦いで最初はサンシャイン、途中からザ・ニンジャと戦う。
こちらでも火を消すためとはいえ肺を傷付けた残虐行為が一部でネタにされることも。
はぐれ悪魔超人コンビの術により友情パワーを奪われ、キン肉マンと戦う為にウルフマンとモースト・デンジャラス・コンビを結成して宇宙超人タッグトーナメントに出場。しかし、試合前に突如乱入してきた完璧超人の尖兵殺人遊戯コンビになすすべもなく敗れ去った。その後、キン肉マンとの友情を回復させている。
地獄の極悪超人編(アニメオリジナル)
極悪超人との3対5の変則タッグマッチにおいて、ロビンマスクとウォーズマンとチームを組んで参戦。
ロビンマスクとウォーズマンがそれぞれ敵を二人ずつ道連れにする形で倒した事で死神バラッキーとの一騎打ちを繰り広げる。
大鎌による凶器攻撃と体を分裂させるトリッキーな戦法や不安定なリングでの戦いに苦戦するも、逆境を利用して逆転。
渾身のベルリンの赤い雨を決め、バラッキーを縦に一刀両断して勝利した。
実はシリーズ中唯一の白星を挙げている。
(他の正義超人が黒星や試合中断ばかりであり、キン肉マンもダーティーバロンに実質的に勝利はしたものの、洗脳されたバッファローマンの横槍で決着付かずになってしまった為)
スグルの兄・キン肉アタルから超人血盟軍のメンバーに選ばれる。自分の使命は必ず遂行する責任感が最大の魅力と呼ばれ、また荒削りで成長の余地があるからこそ王位争奪戦で戦い抜くのにブロッケンJrが必要だと言う彼の期待に応え、時にリーダーの立ち位置で発言しづらいアタルの代弁をし、3対3のタッグマッチを提案。更にその戦いの中、何度も機転を活かしてチームとアタルを救い、一時的に人間に戻ってまで奮闘。プリズマンと引き分けに持ち込んだ。
無量大数軍との戦いでは、「完掌」クラッシュマンと対戦。序盤はクレバーな立ち回りを心掛け優勢となるが、クラッシュマンに対応されて形勢は逆転しかける中、ラーメンマンからサポートを受けて自分の持ち味を思い出し、見事に討ち倒した。
その次は許されざる世界樹(アンフォーギブン ユグドラシル)の団体戦では「完璧・拾式」サイコマンと対戦、隠し球の握力によるクロー攻撃と新技『ゾーリンゲンの鈍色刃』を編み出し、持てる全ての技を繰り出して自分のファイトスタイルを確立させるもサイコマンの牙城を崩すまでには至らず、握力対決ですべての指をへし折られ完膚なきまでに打ちのめされる。戦闘不能にされても戦闘の意思は失わなかったが、シルバーマンの介入により、リフトアップスラムでダウンさせられる。
キン肉マン、ロビンマスク以外のアイドル超人たちがキン肉星での叙勲式に出席中、大魔王サタンが放った結界によって閉じ込められてしまうが、オメガ・ケンタウリの六鎗客の計画を止めるために現れたアタルがタッグパートナーを選ぶため残虐の神の力を借り、結界に封じ込まれた正義・悪魔・完璧の3属性の中から選ばれる。アタルが彼を選んだのも血盟軍の思想を誰よりも理解し信頼も厚いと考えたためであり、彼の判断に納得し「フルメタルジャケッツ」を結成。オメガマン・アリステラとマリキータマンのオメガ・グロリアスに挑む。試合中、過去に受けた『地獄のネジ回し』のトラウマを乗り越え驚異的なタフネスを発揮しアタルをフォロー。また、先祖の復讐に囚われたオメガの価値観と父の復讐に囚われた自分を重ねながらもそれが過ちだとオメガ・グロリアスも気付いているのではと問い掛ける(その姿は、敵を案じて力を引き出す火事場のクソ力の第3段階でもある)と同時にそのために力を振り絞る。ツープラトン技『ナパーム・コンビネゾン』でマリキータマンを撃破したところで限界に達し後退。その後アタルがアリステラを下し、フルメタルジャケッツ勝利となった。
この時アリステラからは『只者ではない』と評価されたり、アタルへのあまりの心酔っぷりに心理戦を仕掛けて来たマリキータマンを逆に動揺させる等評価されている。
超神編
ザ・マンから事態の真意と調和の神率いる超神達が攻めてくることを聞き、超神達と戦うことを決意。メンバーを分けて行動することとなったが、改めてソルジャーと行動を共にする。
ソ連(現リトアニア)・シャウレイの十字架の丘へと移動し、サタンクロスと合流した。
必殺技
目にも止まらない速度で相手を切り裂く手刀。ブロッケンJr.の代名詞ともいえる必殺技。
森の木の葉の如くに体軽やかに 腕を弓の如くに引き 流れ星の如くにふり下ろす
その時 手刀筋骨"壮"となる! その壮拳もって風擦れば炎立つ!
敵の懐に深く入り 肉斬り骨断てば ベルリンに赤い雨が降る!
ブレーンクロー
所謂アイアンクローだが、200㎏を超える恐ろしい握力で相手の頭蓋骨を粉砕する。握力に関して言えば、超人強度が上の超人たちをも凌駕する、らしい(byものすげー分かりやすいパワーキャラ)
アニメ版やキン肉マンレディーなどでは結構使用されているが、実は原作では新章までほとんど出番が無い。
またステカセキングテーマソングでも何故かベルリンの赤い雨を差し置いてこれが採用されていたりする。
ハンブルグの黒い霧
相手の頭の上で倒立した後、顔面めがけて両足蹴りを叩き込む荒技。この技でフェニックスから初ダウンを奪い、サイコマン戦では相手の両腕を押さえて使用。オメガマン・アリステラにもクリーンヒットさせており、格上の強敵相手でも驚くべき成功率を誇っている。
ブレーメン・サンセット
相手を抱えて、共に頭から落下する道連れ技。
この技でプリズマンを名古屋城の鯱に激突させ破壊した。(アニメ版ではフランケン・シュタイナーになっていた。)サイコマン戦でも使用。
殺超人ミスト
またの名を「ナチスガス殺法」。口から毒ガスを吐き、ナチスガス室の恐怖を再現する危険な技。(色んな意味で。)
元はブロッケンマンの技として知られており、ビッグファイト編で掲載されたブロッケンJr.のプロフィールで得意技として「毒ガス殺法」が挙げられていたが、本編やアニメ版で使用する場面はなかった。
ゲーム「マッスルタッグマッチ」で猛威を振った技だが、実際にブロッケンJr.も使用できることが判明したのはキン肉マンⅡ世になってから。
ブロッケンの帰還
『キン肉マンⅡ世』にて登場。ブロッケンJr.の腕が時間超人によって切り落とされてしまった未来において、「ベルリンの赤い雨」に代わって習得したフェイバリットホールド。
森の木の葉の如くに体軽やかに! 隻腕軸とし 独楽の如くに体旋転すれば!
竜巻の如くに飛び出すこと縦横無尽!
この時左手右脚を以って左脚しならせ回転すれば左脚鋼鉄の鎌となる!
敵の懐に深く入り 肉斬り骨を断つ! ブロッケンの帰還!!
ブロッケンJr.のテーマソング「ベルリンの赤い雨」の中で、
「復讐の炎が まわすキックをナイフに変えるぜ」というフレーズがあるが、
キックがナイフに変わるのは、上述のとおり「ベルリンの赤い雨」ではなく「ブロッケンの帰還」である。
(ひょっとしたら作者のゆでたまごが、この歌詞から「ブロッケンの帰還」を思いついたのかもしれない。)
順逆自在の術
「黄金のマスク編」のザ・ニンジャ戦において、彼の得意技である順逆自在の術を見様見真似で成功させ、絶体絶命の「忍法クモ糸しばり」から脱出してしまうという快挙(?)を成し遂げる。
ゾーリンゲンの鈍色刃
ブレーンクローで相手の顔面を掴んだ状態で、コーナーポストに頭から叩き付けるという荒技。
サイコマン戦で初披露となったが…
ベルリンの赤い豪雨
ベルリンの赤い雨を連続で繰り出す技。サイコマン戦で初出。PS2ゲーム「マッスルジェネレーションズ」でも同じような技を使っている。
ローレライの青壁雪崩
相手タッグの首を左右に抱え、二人まとめてフロントネックチャンスリードロップでマットに叩きつける力技。
オメガ・グロリアス戦にて初出。
ナパーム・コンビネゾン
アタルとのツープラトン技。ノーマルのナパームストレッチの間にブロッケンが入り、アタルの足を掴み相手の肩に両足をフックさせ「三つ巴」のような体勢になる。
ノーマルの時点で相当の破壊力を持つ技だが、それに加えてブロッケンの体重、二人分の回転力で威力を高めた上でコーナーポストに相手の胸部を叩きつけるまさに必殺のツープラトンと言えるだろう。
その上回転により相手は平衡感覚を失い抵抗できず、タッグパートナーによるカットも回転で弾き飛ばすため脱出も妨害も通用しない。
初出はオメガ・グロリアス戦だが、「あの時使えなかったあの技」とブロッケンが言っているためフェニックス戦での使用が想定されていたようだ。
キャメルクラッチ
父親を惨殺された因縁の技。超人オリンピック一回戦でラーメンマンが見ている前でウォッチマン相手に披露、自分の父親同様に真っ二つにして、ラ-メンマンに投げつけた。
ラーメンマンへのとどめの技としても使用したが、足のツボを突かれて怯んだ隙に脱出を許してしまった。
キン肉マンⅡ世でのブロッケンJr.
『キン肉マンⅡ世』においては52歳の姿で登場。
すべての戦いが終わった後に仲間たちと別れ、以後は祖国ドイツの復興に貢献しようと意気込んでいたが、同時期(1990年)に東西統一を成し遂げたドイツはただただ平和で、戦うことでしか世に貢献できない自身の無力さを疎み、酒色に溺れた荒んだ日々を送っていた。
しかしある日、自身を訪ねてきた超人の孤児ジェイドの潜在的な能力に惹かれ、彼を弟子として一流の超人レスラーに育て上げている。
(ジェイドからは「師匠(レーラァもしくはレイラァ)」と呼ばれる。)
そんなブロッケンJr.だが一部のファンからは厳しい評価をされている。
そのようなことになった原因は第22回超人オリンピックにおけるヒカルドに対しての
あまりにも偏った視点による決めつけである。
ヒカルドは「悪行超人の産まれながら正義超人として真面目に鍛錬しており悪行超人と知って殺しに来た師匠を逆に殺害してしまいそれが心の傷となっている」キャラである。
それに対し「親が悪なら子も悪」と一方的すぎる物言いをつけたのである。
Ⅱ世の世界観に付いて説明すると悪行超人とは悪魔超人、完璧超人、そして残虐超人の総合名称である。
そして、ブロッケンJr.の一族は生まれながらの残虐超人である。
つまりブロッケンJr.は「決してヒカルドを批判する事は出来ない立場の超人」なのである。
仮にこの理屈が通ってしまったら、一族どころかアイドル超人の仲間であるウォーズマンや仲間であり自身にとってもう一人の父とも言えるラーメンマンですら正義超人ではなくなってしまう。
弟子のジェイドは勿論の事、ケビンマスクやキン肉万太郎をはじめ彼らに師事している新世代超人達も「悪行超人が授けた技術で戦っている」事になってしまう。
(ただし、キン肉マン世代の残虐超人は正義超人の一派でもあり、初期の敵役だった頃のラーメンマンやウォーズマンが悪行超人というわけではない)
更に言うなら、Ⅱ世の時点でもチェック・メイトの様に悪行超人から足を洗い正義超人に生まれ変わった者の存在をも否定している事になってしまう。
この描写は今も一部のファンの中に不満として残っており、ネプチューンマンと同じく
「どんなに活躍したとしても、Ⅱ世における醜態を晒す事に変わりはない」
と言う意見が少なくない。
しかしもう一方で、
「そもそもⅡ世につながるかどうかはまだわからない」
と言う意見も多くある。
正義超人でも熱い友情に対して感動の涙を流す事が何度もある程にまで特に義に厚い男と言われているからこそここまでの不満が出てしまったとも言える。
しかし今の新シリーズがII世に繋がるかと言えば、今現在のところは繋がらない可能性が高い。
なぜなら、夢のタッグ編のあと万太郎たちがタイムスリップしたことが出来事が無かったことになっていたり II世の世界では王位争奪編後に「完璧超人始祖(パーフェクト・オリジン)」が襲来した出来事が無かったり(そもそも、新シリーズの完璧超人は正義超人と思想の違い故に敵対はしたが、Ⅱ世の様に地球征服と人類支配を目的とする悪行超人ではない)など、逆に繋げようとする方が難しく、更に、究極の超人タッグ編で初登場した新勢力で、歴史改変を得意とする時間超人(及び刻の神)がスグル世代の超神編の真の黒幕である事がザ・マンによって明言されており、II世ブロッケンはパラレルワールドの別人と見て問題無いと思われる。
そもそもブロッケンJr.に限らず、II世(特に究極の超人タッグ編)では一部のレジェンド超人の性格が改変されており、特に究極タッグ編でのキン肉スグルは(物語後半で万太郎たちを新世代の正義超人と認め和解して手助けをするものの)猜疑心が強く攻撃的な態度をとるキャラクターに、ネプチューンマンとマンモスマンにいたってはキャラ改悪レベルで悪辣なキャラクターになってしまったので、レジェンド超人に思い入れの強いオールドファンから多くのバッシングを食らった。
ゆでたまご先生もこのことに付いてはかなり反省しており、新シリーズも反省を生かしてキャラ一人一人の性格を見直して描いたと言われており、
そのせいか、質問コーナーでII世のキャラに触れる際には「キン肉マンII世」のテリーマンとロビンマスクの子供と意味深な表現をしており、II世の物語は、あくまで初代シリーズのパラレルワールドとする、という心の表れなのかもしれない。
以上のことから、 II世のブロッケンJr.に対する批判を「キン肉マン」のブロッケンJr.にぶつけるのは見当違いであり、
過剰な批判も度を過ぎてマナー違反に当たるのでくれぐれも注意が必要である。
担当声優
余談
- ナチスを強く連想させる容貌であるけれども善玉キャラという扱いなため、海外では規制されてしまうこともある。
(親父に至っては強制収容所のガス室になぞらえた毒ガス攻撃までやらかしている。)
- それゆえか上記のように新章アニメ版ではナチス要素が極限までなくなった服装となっている。
- マッスルタッグマッチにおいては無類の強さを見せた為、彼を最強とするゲーム派と原作派の間で微妙に評価が分かれている。
- 原作のトーナメント表で「やるっつぇ」という台詞をしゃべっているが、元ネタは新造人間キャシャーンの敵陣営「アンドロ軍団」の首領「ブライキング・ボス」のシュプレヒコール「ヤルッツェブラッキン!」だと思われる。
関連イラスト
関連タグ
超人血盟軍 キン肉アタル ザ・ニンジャ バッファローマン アシュラマン
アントニオJr.(じゃりン子チエ)…「『父の敵』と死闘の末に和解」と言う経歴、名前に「Jr.」の文字が入る事、一本気な性格、青臭さが目立つ点などが共通。