一般的な意味(チェスの「詰み(王手)」)については「チェックメイト」の記事を参照。
概要
チェス駒を模した超人。d.M.p・ナイトメアズNo.2として登場。
幼少の頃、親に捨てられスラム街でゴミ漁り生活を送っていた所を悪魔超人軍首領(ヘッド)サンシャインに拾われて手塩にかけて育てられる。
大阪にてレックスキングと共にゴージャスマンを破り、レックスがテリー・ザ・キッドに敗れるとキン肉万太郎と対戦した。礼儀正しい口調と身のこなしをするが、慇懃無礼な傾向がある。
ネガティブな感情を教わらずに育てられたため痛みを感じないという強みを持っていたが、それを本人は「どんな技でも耐えられる身体を持っている」と勘違いしており、万太郎の攻撃をかわさずに受け続けたために膝に大ダメージを負ってしまい、それが要因となり敗北する。
KKD修得編にて再登場し、万太郎の試合を観戦しながらときにアドバイスを送るなどしていた。
万太郎のKKD修得以降はサンシャインの後押しもあり正義超人へ転身。「第22回超人オリンピック」にもモナコ代表選手として参戦するが、最終予選「二人三脚でZEI ZEI!」にて自分のパートナーに立候補したファンの青年シンヤの身を案じリタイアした。結果は残せなかったものの正義超人としての精神の成長が見られた。
正義超人に転身した後もサンシャインとの師弟関係は引き継がれている模様。
その後、今現在まで作中でまともな試合が組まれていない。
(Vジャンプ版では洗脳されたHFの超人と対戦したが、正義超人転向後にまともに試合をしたのは後にも先にもこれ一戦のみである)
また、幼少のゴミ漁り生活と、d.M.p時代の茹で卵の白身と鶏肉の制限された食生活の反動か、前述のKKD編において試合会場の京都の湯豆腐や沖縄料理に舌鼓を打つシーンがあり、二次創作では食いしん坊キャラ(もしくはグルメキャラ)のイメージが定着した。他にも公式で、Vジャンプ版では「おでんリング」に興味を示したり、アニメ第一期EDでは師であるサンシャインと串カツを食べるなど、食べ物がらみの描写が多いのも起因しているかもしれない。
容姿
普段の王冠をかぶった顔「キング(王)」に、右肩に「ナイト(騎兵)」、左肩に「ルーク(塔)」とそれぞれチェスの駒を模した三種類の頭部を持ち、「チェス・駒(ピース)・チェンジ」により頭部を交換することで肉体および戦闘スタイルを
の3形態に変化させる事ができる。さらに、3つの頭部の特徴をすべて兼ね備えた究極形態「グランドスラム」が存在する。
また、背面側の腰部には普段使わない「ポーン(歩兵)」が付いており、それを奪った万太郎が彼に対抗して「チェス・駒(ピース)・チェンジ」を試みるが、脚部がチェスの駒(底面)のような形に変形してしまい、まさに歩兵のように一歩ずつしか歩けなくなってしまった。結局のところ能力を使いこなせるのも本人だけと見て良い。
ある種のバグの類だが、将棋の駒も使用可能で、Vジャンプ版では万太郎との対戦中に無理矢理ブチ込まれ、全身が将棋のデザインに変化してしまった。
「漆黒の騎士」の異名を持つにもかかわらず鎧の色は赤(アニメではワインレッド)だったが、第二部『究極の超人タッグ編』以降では、黒い鎧に白い肌と、名前通りチェスを意識したカラーリングに変更された。
人馬型の悪魔超人としては王位争奪編のサタンクロス以来である。サタンクロスの正体はサンシャインの戦友アシュラマンの家庭教師サムソンティーチャーで、はぐれ悪魔超人コンビの師弟関係にどちらも人馬型超人が関わっている。
「Ⅱ世超人大全」の特徴が共通or類似する新旧世代超人同士のドリームマッチ集では当然この組合せとなった。