概要
伝説超人・テリーマンと人間の女性・翔野ナツコの一人息子であり、万太郎と同期のH・F(ヘラクレスファクトリー)第1期生。
当初、地味で超人界に十分な名を残してはいても大きなタイトルを保持していない父に疑念を抱き反発する顕示欲の強い性格だったが、父の相棒だった初代キン肉マンと出会いテリーマンの戦いっぷりを聞かされ、やがて強敵と闘ううちに、徐々に父の偉大さに気付き、テリー一族の技を使いこなしていく。
元から若者文化に慣れ親しんでおり、万太郎とつるむうちにどんどんアホバカ超人化していった。顔はイケメンなので年上(の女性)からの受けもいい。
父に反発していた割に、幼少の頃に父から多くの知識や超人たちの逸話を聞かされており、本編では当時の父と同じく解説役に回ることが多い。
顔立ちは父・テリーマンにそっくりで、額にはキッド(KID)の頭文字の「K」の文字が書かれている。
また、両肩に星が一つずつ付いていたテリーマンに対し、キッドは両肩に二つずつ星が付いている。
登場初期は、袖なしのシャツにサスペンダー、両肩・両腕・両足にプロテクターを付けた衣装だったが、「究極のタッグ編」では星条旗模様のレスリングスーツに金属製のヘッドバンドを付けた新衣装を披露している。
能力
必殺技は父と同様の「カーフ・ブランディング」「テキサスクローバーホールド」「テキサスコンドルキック」の他、「テキサストルネードキャッチ」「テキサストルネードエルボー」など。
序盤は「オレはあんな地味な化石みたいな技を使いたくない」と反発を露わにして自身の体格に適していない派手な大技を使いたがる傾向が強かったものの、レックスキング戦をきっかけに父の技がテリー一族の体格に適した技であることを改めて知らされ、使いこなしていく。
また、ピーナッツを口から飛ばして、身体が金属でできた宇宙人の装甲を凹ませるなどといった超人的な肺活量を持つ。
戦績
序盤こそ万太郎のアナコンダ撃破に貢献したり、自身もレックスキングを撃破するなど新世代正義超人の主力として活躍していたものの、入れ替え戦においてスカーフェイスに完膚なきまでに叩きのめされたのを皮切りに活躍の場は一気に失われ、試合に至っては(超人オリンピック国内予選を除き)究極タッグ編まで組まれる事さえ無かった。
「俺はパパのようにはならない」と豪語していたが、皮肉な事に悪い意味で父のようにならない(なれない)状態のまま連載が終了してしまった。
しかし『究極の超人タッグ編』ではロビンマスクとタッグを結成し、「ジ・アドレナリンズ」として一回戦では鬼哭愚連隊を撃破し、久々の勝利を飾った。
続く二回戦では世界五大厄に敗れるも、決して最後まで諦めない根性を見せ付けている。
アニメ版とVジャンプ版では活躍の場が増え、正義超人主力としての面目を保っている。