概要
正義超人養成学校『ヘラクレスファクトリー』二期生の中で、教官(伝説超人)とのタイマンに勝利し地球派遣を命じられたエリート新世代超人4人組のチーム名。
d.M.p壊滅に伴う平和ボケですっかりアホバカカルテットに成り下がった一期生四人(キン肉万太郎、テリー・ザ・キッド、ガゼルマン、セイウチン)の言動に堪忍袋の緒が切れた超人委員会により、日本に送り込まれた。
優勝者が一期生なら残留、二期生であればHFに強制送還というやや不公平なルールでトーナメントが行われたものの、EX最強のスカーフェイスことマルスが実はd.M.p残党の悪行超人であることが発覚し、HF追放処分を受けることとなる。最終的に万太郎がマルスを破り優勝したことでアホバカ一期生は残留、逆にマルス側に着いたアポロンマンやジャイロはHFで補修を受けることになった。
実態
HF期待の新星として期待されていたものの、実際の所は一期生の四馬鹿とは別ベクトルで問題児揃い。
実力こそ確かではあるが伝説超人が手塩にかけて育てたジェイドと、元から悪行超人のスカーを除く残りのメンバーはかのヘラクレスファクトリーの最優秀生徒というエリート意識にがあるため、選民思想の強い独善的かつ傲慢な性格に歪んでしまっている。
そのため、万太郎たちへの尊敬の念は皆無であり「先輩」と呼んではいるが敗北した彼らを見て嘲笑うなど一歩間違えれば悪行超人側に傾いてしまう危うさもあった。
しかし、友情を見せた一期生たちの姿に感化されたジェイドは劣性に陥るクリオネマンを応援し、彼もまたそれに救われたことを感謝するなど試合を通して大切なものが得られたのも事実である。
メンバー
スカーフェイス
真の姿 | オーバーボディ |
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「この今ある肉体がすべて偽物(フェイク)!」
イタリア出身。最初はマフィア風のオーバーボディを着ていたが、本来は赤一色の全身スーツに身を包んだ美丈夫。
恐らく二期生で最強。
ジェイド
「だからこの技はベルリンの赤い雨というんだー!!」
伝家の宝刀ベルリンの赤い雨を伝授された。
誰よりも優しく純粋な心を持つが、それ故に感情に流されやすい所もある。
デッド・シグナル
「社会のルールを守れない人間は、ビシバシ取り締まってやるぜーっ!!」
日本出身。信号機や道路標識、踏切などを繋ぎ合わせたような奇怪な姿をしている。
交通ルールにうるさく、道路標識や信号で相手を惑わせる。
どうでもいいが上記三人は第二次世界大戦の枢軸国の出身である。
クリオネマン
「キョ―キョッキョッキョッキョッ!先輩は私のボディ内にいるんですよ!」
ロシア出身の海生系超人。流氷の天使クリオネに酷似した姿の軟体を有する。
見た目は癒し系っぽいが、ジェイドやデッドシグナルに匹敵するほどの残虐超人でもある。
余談
要約してしまうと『(ジェイド以外)エリート意識と選民思想に凝り固まった過激派』なメンバーなのだが、このような問題児になった理由として、ストーリーの都合という要素が非常に強い。
そもそも、入れ替え戦の原因が万太郎達の職務怠慢と態度の悪さが原因のため、そのままだと主人公側に共感出来ない話になってしまうので、『普段は駄目だが義理人情に溢れた奴ら』との対比として『歪んだ正義の体現者』として描写されている。