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曖昧さ回避編集

  1. ゆでたまごの漫画『キン肉マンⅡ世』に登場するキャラクター。本項で解説。
  2. 尾田栄一郎の漫画『ONEPIECE』に登場するキャラクター。詳細は「ガゼルマン(ONEPIECE)」を参照。奇しくもコチラのガゼルマンも増谷康紀氏が声を担当している。
  3. プロ野球選手のロバート・グセルマン横浜DeNAベイスターズ在籍中使用している「ロバート・ガゼルマン」は登録名。Robert Gsellman。余談だが、登場曲は「炎のキン肉マン」である(通訳の入れ知恵らしい)

ガゼルマン(キン肉マンⅡ世)編集

CV:増谷康紀


タンザニア出身の新世代超人

その名の通り、ガゼルをモチーフにしたデザインをしており、俊敏な動きを得意とする超人。ファイトスタイルはムエタイを主体とする典型的な打撃型。


正義超人養成機関ヘラクレスファクトリー(HF)第一期生で、キン肉万太郎と同期。HFを首席で卒業し関東全域の防衛を任されながら、その後の活躍がイマイチ冴えない。当初はエリート意識の強いキザな性格で、真面目に使命を果たしていたが、万太郎に影響されて不真面目になった。


人物編集

前述のHFを首席で卒業という輝かしい経歴からか、地球での駐屯初期は高慢で嫌味な側面が目立ち、わざわざ万太郎に嫌がらせをしていた(彼の区分区域である美波里公園から出ないように監視したりなど)。


その後、ケビンマスク率いるd.M.p、旧悪魔超人サンシャインの育てたナイトメアズなどの悪行超人たちとの戦いを通して万太郎と交流を深め、以降は仲間として一緒に遊んだり、ときにはスパーリングに付き合ったりなどしている。


アニメ版ではコメディーリリーフを担うことも多く、ガゼルはの仲間であるのにもかかわらず、周りからはよく鹿呼ばわりされるが、本人は鹿扱いされるのを嫌っており、呼ぶと怒る。だが、好物は鹿せんべいである。

万太郎のKKDチャレンジでは、第2試合会場である京都で新選組のコスプレをして乗馬し万太郎と偶然再会したが、連れ添っていた(ネガティブ単語勉強中の)チェック・メイトからその状況を「(文字通り)馬鹿だ!」と言われていた。その後、万太郎から「(馬とガゼルの位置が逆だから)これじゃ“鹿馬”だよ」と訂正され、それに合わせてわざわざ馬の下にまわって「馬鹿」を再現するなど、ノリツッコミ(?)も披露した。


余談だが、二次創作では前述のチェックとガゼルマンのコンビが「馬鹿コンビ」と称されることもある(チェックの変身形態の一つ「ナイト」が馬の形をしている)。


出番は少ないが、アニメ版におけるコメディ・リリーフ的な活躍が幸いして、人気投票では原作での活躍とは裏腹に好感度が高く、第3回では10位に滑り込んでいる。またアニメオリジナルマッチではメインキャラクターとして扱われていたこともあって原作よりも多く試合が組まれ、真っ当に勝利している場面も多い。特に劇場版2の活躍は必見。原作者も原作での活躍に見合わない人気の理由をアニメ版の功績と認めている。


戦績編集

d.M.p編ではケビンマスクにあしらわれ、その後ケビンマスク、テルテルボーイ、MAXマンの3人に闇討ちされ戦闘不能状態になってしまう。

日本駐屯超人入替戦ではジェイドと対戦するが敗北と噛ませ犬的な活躍ばかりだった。


超人オリンピックではタンザニア代表として出場するも、経緯も描かれずに何時の間にか脱落していた。一応第3次予選の「ビーチフラッグでイェイ!」までは残っているのが確認出来る。一方のアニメ版では第1次予選のあっち向いてホイ」で敗退して号泣していたが、原作よりもコメディ的な見せ場が多いという有様。

なお、原作においては超人オリンピックタンザニア予選でスカイ・クロウに勝ったのが作中唯一の勝ち星である。


悪魔の種子編では試合はなかったが、サポートとしてはそれなりに出番はあった。

究極の超人タッグ編では、主要キャラがみんなタイムシップ搭乗に立候補する中で立候補せずに現代に残り、そのまま再登場せずにシリーズが完結してしまった。

今後連載再開が無い限りは現代に残ったのが最後の出番となる。


一方のvジャンプ版では主役回が作られた上にザ・ファックスと夜叉夢の2人を倒すなど優遇されている。


アニメオリジナルではプリプリマン&エル・カエルーン組、劇場版ではザ・プロテクター&エル・カエルーン組に勝利。いずれもタッグマッチだがしっかりと見せ場を作っている。アニメ版ではその強さを疑問視されていたが、プリプリマンを必殺で打倒してようやく信頼を得た。

Vジャンプの「キン肉マンII世~オール超人大進撃~」ではタッグマッチでザ・ファックス&ペーパーミイラ組、シングルマッチで夜叉夢に勝利している。

(プリプリマンとザ・犀暴愚に敗北し、超人一等祭ではアフリカ代表として出場するが予選落ちとなると負けるシーンもそれなりにあるが)

本編ではかませ犬だった彼だが、本編以外では活躍している。


余談だが、ゲーム『キン肉マン ジェネレーションズ』では強キャラである。

動きが素早く隙が少ない上に、クソ力が発動してスピードアップするともはや手が付けられなくなる(代わりにジャンプ出来なくなるという弱点も設けられているが)。やはり本編外では強い(実際も強い設定ではあるが)。


しかし続くキン肉マンマッスルグランプリシリーズではセイウチン共々、当時原作で出番がなかったせいでプレイアブル参戦できなかった。


得意技編集

  • アントラー・フィスト

二本角を模したの爪型ナックルを腕に付けて相手を引き裂く。立派な凶器攻撃だが、ウォーズマンの影響からかあまりヒールとしては扱われなかった。

  • チャランボ

通称「悪い子だ!」。相手の首をロックして、連続でムエタイ式の膝蹴りを何度も食らわせる技。通称はジェイド戦で放った際に言った台詞。

  • サバンナ・ヒート

アントラー・フィストを装着した状態で、縦に回転しながら相手に突っ込み、相手を引き裂く技。回転により非常に勢いのついた状態で敵を引き裂くためその威力は凄まじく、普通の超人なら深々とした裂傷が刻まれる。かっこいい。劇場版ではロボ超人の腕を完全に切り取ったうえで一撃KOしていた、アニメ版ではかなり勝率の高い技。設定自体は存在したが、実際に描かれたのはアニメ版とVジャンプ版のみ。後述のテーマソングでも『まだ見ぬ大技』とネタにされた。

撃破した超人はザ・ファックス、夜叉夢、ザ・プロテクター、プリプリマンの計4人。



関連キャラクター編集

HF同期生(Team AHO)編集

キン肉万太郎

テリー・ザ・キッド

セイウチン


ジェイド(日本駐屯超人入れ替え戦で対戦)

チェック・メイト(アニメ版ではゴージャスマンの代わりに彼と「アクシュ」した)


余談編集

アニメ化された際にテーマソング『ガゼルマンの叫び』が作られリリースされている。


『ガゼルマンの叫び』

 歌 -ガゼルマン(増谷康紀) 作詞-里乃塚玲央 作曲-渡部チェル 編曲-渡部チェル

チープ目にアレンジされたテクノのトラックに、ネタ込みの歌詞を増谷氏がイケボで朗々と歌い上げ、ターザン風の遠吠えが入ったりのするカオスな曲であり、一聴の価値がある。

こうした部分も、アニメ放映時のガゼルマン人気を支えたのだろうか。


アニメ第一期中期からOP前に『カルビ丼音頭のコーナー』なる視聴者に歌詞を公募するミニコーナーが挿入され、ここでは普段歌っている万太郎だけでなく、ミートやキッド、セイウチンらも歌唱することがあった。ガゼルマンに関しては、最終回のたった一度きりしか歌う機会がなく、本人もそのことで不満を訴えていた。

…なお、その唯一起用された歌詞も「ナイスイ」「好調」「ックス良い」と褒めちぎっておいて最後は「弱い」の一言で〆るというあんまりな内容だった(あと何気に歌唱中のシーンは誰も知らない知られちゃいけないアノ人のパロディになっている)。


オール超人大進撃3巻の巻末によると、セイウチン同様に読者投稿を元としていない原作者の完全オリジナル超人。初期構想では万太郎やキッドが落ちこぼれで、それに対するライバルのエリートキャラとして設定されていた。だが早い段階でケビンマスクなどより分かりやすいライバルキャラが登場すると引き立て役に回され、ライバルキャラとしての活躍はほぼ描かれなかった。


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