プロフィール
名前 | プリプリマン |
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出身地 | カメルーン |
身長 | 191cm |
体重 | 136kg |
超人強度 | 97万パワー |
概要
『7人の悪魔超人編』において、悪魔超人達が初めて正体を明かした最初の回のラストシーンで、七人のうちの一人として颯爽と登場した、顔面(というか上半身?)が尻の形をした超人。その容貌は多くの読者に衝撃を与えた。
なお、この時点ではまだバッファローマンが悪魔超人のリーダーとは明確にされておらず(作者もこの時点で考えていなかったとのこと)、センターを飾っていることもあり「もしかしたら彼がリーダーではないか?」と予想し、以降の活躍に期待した読者も多かった……はず。
しかし翌週号に彼の姿はなく、以降二度と登場することもなく作品は完結。強いて言うならアニメの第2期OPに彼に似た悪の超人が登場していたくらいか。
ちなみにプリプリマンという名前も公式のものではなく、超人オリンピックの予選落ちリストに「プリプリ男(マン)」という名前があったのみ。このプリプリ男が彼であるという保証もないのだが、その語感から「きっとコイツの名前に違いない」と読者が勝手に想像して結びつけただけの関係である。
この説を取ると、7人の悪魔超人の中になぜか無関係の超人が(センターで)混ざっていた、ということになるのだが…後に語られた設定では、プリプリマンは7人の悪魔超人のファンで、興奮して勝手にリングに上がっただけだったとのこと。この設定なら次のシーンで消えていたのはバッファローマンあたりにリングから下ろされたからなのだろう。
ちなみに彼に限らず、「7人の悪魔超人」は初登場からキン肉マンとの対戦までの間に次々とメンバーが入れ替わっており、彼以外にも活躍のないまま闇に葬り去られた超人が数多く存在する。
その理由についてはプリプリマンとアーム・ストロング以外は触れられることはなかった。まぁ、ゆでだから仕方ないね。
その後すっかり忘れられていたが、続編である『キン肉マンⅡ世』のWPB増刊『キン肉マンⅡ世 総集編』で初めてその名前が明かされた。そして、後にⅡ世の各派生シナリオでとうとう奇跡の復活を遂げる。
2019年に公開された『キン肉マン連載40周年記念 ストップムービー』では7人の悪魔超人の登場シーンにでてくる。
復活
Vジャンプ版『キン肉マンⅡ世~オール超人大進撃~』とTVアニメ版オリジナルエピソードでそれぞれ登場。いずれもキン肉万太郎たち新世代超人に対抗する敵役で、試合のカードが組まれるなど初めて本編中で一個のキャラクターとして扱われた。
Vジャンプ版では第1話に登場。名前を持って登場したのはこれが初である。
万太郎と対戦するd.M.pの悪行超人として登場、万太郎のキン肉バスターに破れる。
(なお、万太郎との対戦前にガゼルマン、テリー・ザ・キッド、セイウチンに勝利している描写があり、彼が実力者であることが窺える)
アニメ版ではオリジナルエピソードで、超人オリンピック予選後のパーティー会場に乱入した最凶悪行超人軍団の一人として登場。
仲間のエル・カエルーンとともに、新世代超人のガゼルマン・セイウチンとタッグマッチを行った。尻型の頭部の下には巨大な脳があり、頭脳戦や心理作戦を得意とする知的ファイターである。ヘラクレスファクトリーを輝かしい成績で卒業したにもかかわらず、その後の活躍が芳しくない二人を煽り、冷静さを欠かせようとする。一方で、同時にその柔らかい頭部が弱点であり、対戦相手のガゼルマンから馬乗りの状態で連続平手(というかおしりペンペン)を食らっていた。
ちなみにアニメ版の声優は、同作でケビンマスクの声を担当している置鮎龍太郎。終始シリアスな演技のケビンと、「今までの戦いップリを尻Assに思い返してみろ」などある意味期待通りな台詞回しのプリプリマンとのギャップには驚かされた視聴者も多かった…はずである。海外放送版(スペイン語版?)では前回のあらすじを解説するコメンテーターとしてたびたび登場していた模様。
その他、ゲーム『新世代超人VS伝説超人(GC)』では観客席に、短編『キン肉マン VS テリーマン』ではキン肉星に帰還するキン肉マンを見送る人々の中にその姿が確認され、人気投票発表の短編でも他の超人の中に紛れているなど、昨今ではモブ(背景キャラ)としての細かい出番もある。またグッズ展開においても何気に登場頻度が多かったりする。
容姿
前述の通り、顔から肩にかけての部分が尻の形であり、二の腕はさながら太腿のように隆起している。頭髪や眉毛・耳・鼻などは無く、左右にややタレ目の眼が付いている。わかりづらいが口もちゃんと存在し、試合中毒ガスによる攻撃を行う。オナラじゃない、毒ガスだ。
服装は、初登場時はタイツのみのシンプルな姿だったが、Ⅱ世での再登場時はだいぶ豪華なものになっており、Vジャンプ版では顔にパンティを被っている。
必殺技は「オケツドライバー」「ガスエクスプロージョン」等。
スピンオフ作品『THE超人様』
『THE3名様』で知られる漫画家の石原まこちんによるスピンオフ作品『THE超人様』においては主要キャラクターの一人として登場。『3名様』同様のシチュエーションで、カナディアンマン、スペシャルマンとの三人で、とあるファミリーレストランで延々と雑談を繰り広げる。
三人の中で唯一の悪魔超人派閥であり、それを強調するかのように「私は七人の悪魔超人です」と書かれた黒Tシャツを着用している(…が、そんな彼が何故正義超人の他二人と仲良しなのかは不明)。熱くなりやすい二人と比べると落ち着いた性格であり、基本的にはツッコミやもっともな意見を述べる常識人。スペシャルマンの話では、子供に絡んでいる不良を撃退したこともあったらしい…本当に悪魔超人なのだろうか。しかし、同じく来店したアシュラマンやサンシャインのことはさん付けで呼ぶなど敬意を示す描写や、悪魔将軍のことも尊敬していることを窺わせる台詞を発しているなど、やはり心持ちは悪魔超人であるらしい。
ちなみに彼女持ちなのだが、同じく顔面が尻の形をしている。
スピンオフ作品『キン肉マンレディー』
連載終盤、原作通り他の悪魔超人らと共に登場。やっぱりカメラマンの早とちりで、七人の悪魔超人として写真に残った。
口元(?)が布らしきもので隠れている辺り、II世版と同じくパンツ着用らしい。
「ぷりぷりまんまん」という色々アレすぎる名前な上、実は超人ではなくゆるキャラの着ぐるみだったらしく、バッファローマンボニータに「とりあえずひっこんでろ」と言われて素直に引っ込んだ。
…かと思えば、着ぐるみを脱ぎ「ミリ・オンヘル」としてバイト代を請求しに再びリングへ…。
関連項目