概要
ある理由でその正体を隠すため、姿形を変えるために全身に纏った変装用スーツ。
多くは各シリーズ中のボス格のキャラクターや正体不明の助っ人キャラなどがこれを着ている傾向にある。ときには相手を襲撃するために人間に変装しているものもいる。
キャラクターによっては骨格や体型まで変わっており、デザイン変更の都合による便利な設定とも思われがちだが、ボスキャラの場合多くは敵味方総てを裏切りさらなる悪党へ昇華させ、読者に衝撃を与える要因のひとつとなっている(多分)。
作中では、初期からこうした極端な変装は数多く存在したが、「オーバー体(ボディ)」という呼称を初めて使用したのは『夢の超人タッグ編』に登場したビッグ・ザ・武道である。
当初は武道のモデルと同じく応募超人として投稿されたマイルドマンの姿だったが、スクリュー・キッドの攻撃を受けてその正体を現した。
この経緯については作者のゆでたまごいわく、最初に武道をマイルドマンのデザインで出した後に、なんか気にいらなかったので、このオーバーボディという設定にしたのだという。
「僕たちも、ようこんなことやるわ!と思いました」とは嶋田氏の言。
以降も、本作およびその派生作品においても(理由は異なるものの)同じくオーバーボディを活用するキャラクターは度々登場するようになる。また、外部作品においても本作同様に全身スーツを纏い変装するキャラクターも各作品で極稀にみられ、そのたびに本作のオーバーボディが話の引き合いに出されることも少なくない。
基本的に変装用のオリジナルのオーバーボディが使われることが多いが、バイクマンやスペシャルマンjrのように、本物が別に存在するケースもある。
ちなみに『学研の図鑑 キン肉マン「超人」』では、モンゴルマンやキン肉マングレート等もオーバーボディとして紹介されている。
「先の展開やキャラデザインを思いついていないとき便利だ!! 正体不明! 謎のフードの男!」
代表例
キン肉マン
- シャネルマン、木こり超人マッスル→キン肉スグル
- バラクーダ→ロビンマスク
- モンゴルマン→ラーメンマン
- 初代キン肉マングレート→プリンス・カメハメ
- 2代目キン肉マングレート→テリーマン
- マイルドマン→ビッグ・ザ・武道→ネプチューンキング
- サタンクロス→サムソンティーチャーと寄生虫サタンクロス
- バイクマン→ラーメンマン
- ザ・サムライ→ネプチューンマン
- グリムリパー→サイコマン
- ラーメンマンに似たシルエットの裁きの神ジャスティス→ジャスティスマン
- ストロング・ザ・武道→ザ・マン / 超人閻魔
- ビッグ・ザ・武道やストロング・ザ・武道の様な道着姿→リヴァイアサン(キン肉マン) / 禍福の神
- サルダート(狼の部屋の警備ロボット)→ウォーズマン
キン肉マンⅡ世
- スペシャルマンJr.→アナコンダ
- スカーフェイス→マルス
- ヒカルド(関節技アーティスト→暗黒の主)
- クロエ→ウォーズマン
- 偽キン肉万太郎軍団→最凶悪行超人軍団(アニメオリジナルキャラクター)
- サンダー
- ライトニング
- ベルモンド→ウォーズマン
- マイケル→マンモスマン
- キン肉マングレートIII→カオス・アヴェニール
類似例
ガンダムビルドファイターズトライ
ガンダムビルドダイバーズ
ガンダムビルドダイバーズRe:RISE
機動戦士ガンダムSEED FREEDOM
ゴジラ対メカゴジラ
ウルトラマン超闘士激伝新章
ヘボット!
とっても!ラッキーマン
スイートプリキュア
ペルソナ3
ジョジョの奇妙な冒険
真説ボボボーボ・ボーボボ
D.Gray-man
ONEPIECE
ポケモン
- メテノ(りゅうせいのすがた→コア)※HP半分以上でコアからりゅうせいのすがたに戻ることが可能。
快盗戦隊ルパンレンジャーVS警察戦隊パトレンジャー
関連項目
ミル・マスカラス 入場時にマスクの上に被る”オーバーマスク”が発想の元。オーバーマスクは入場したあと脱いでファンにプレゼントされる。