概要
ゼルトザームの放ったシールドランチャーからマーズフォーガンダムを守るために盾となって爆散してしまった、メイのウォドムポッド。
しかし爆炎の中から、メイに酷似した美しいガンプラ、すなわち本機体が姿を現した。
その姿を眼前にしたヒロトの「ELダイバー……」という呟きから、前作『ビルドダイバーズ』でも物語の鍵を握っていた、GBN内に自然発生した電子生命体・EL(エル)ダイバーが駆るガンプラ=モビルドールであることは疑いようもなく、第9話ラストで明かされた新事実に多くの視聴者がどよめくこととなった。
外見は髪や手などが該当する一部のパーツのカラーが違う以外はメイをロボット化したようなデザインをしている。
劇中では先輩モビルドールと同じ制作者の手によるものである事が示唆されており、姉妹機の関係でもある模様。
リアルとMS時では明らかに髪部分の色が変わっているが、HGBD:Rの組立説明書によると色や模様を自由に変更出来る特殊なスクリーンシートをコーティングしているためとのこと。
ゼルトザーム相手に二丁拳銃や体術、遠隔操作型のビームシールドや腕に内蔵されたビームサーベルを駆使した接近戦で渡り合っており、先代とは違い当初から戦闘を強く意識して製作されている可能性がある。
なお、人間世界での姿は先代よりもGBN内での姿により近くなっている。
武装
- ビームハンドガン
両太ももにマウントした携行火器。メイはこれを用いた二丁拳銃スタイルで確実に敵を撃ち抜く。
- ビームサーベル
前腕部先端の発生器から直接形成される。
この配置はメイン設計を担当したシバのアドリブだが、メイ本人は大変気に入ったという。
- ビームシールド
上腕部に設置されたビームシールド発生器から形成される、ガンダムF91のものに酷似した形状のビームシールド。
当初は採用の予定はなかったが、『攻撃面だけでなく防御面も充実させるべき』というコウイチのアドバイスから設置された。
メイはこのシールドすらも攻撃に転用したが。
攻撃は最大の防御という事だろうか…。
余談
公式サイトでは第9話配信直後に「ELダイバーであるメイの~」という紹介文と共にモビルドールメイの画像を掲載。
未視聴勢は公式からネタバレを食らう形となり、第9話視聴前にもかかわらずメイの素性をうっかり悟ってしまった視聴者も散見された(画像はまだしもメイの正体に関してはその秘密が明かされる第10話配信後にでも…)。
なお劇中では、以前にメイがウォドムポッドを「こいつはフタツメだ」と紹介している。
冗談とも思えない意味深な口ぶりから最初は「敵(ヒトツメ)じゃない、味方(フタツメ)だよ」という意味合いで発言したと思われた。
ただし、多くの視聴者の間では「ウォドムポッドの隠しギミックは恐らくガンダムに変形する」や「ウォドムポッドの『ポッド』が中に何か入ってるって意味でメイ=ELダイバーならあの中って実はモビルドールなんじゃ……って思ってたけどさすがにそれは飛躍してるしありえねえだろwww」といった予想が飛び交っていた。
そして、より飛躍したモビルドール説が的中してしまったため、ネット掲示板等では驚きと困惑の声が非常に多く挙がった。
ちなみにウォドムポッドとモビルドールで別々に操作しているのではなく、メイがGBNにログインして直接操作しているのはモビルドールだけであり、さらにそのモビルドールでウォドムポッドのなかにあるコントローラーを操作しているらしい。
立体物
HGBD:Rとして2020年1月に発売。ダイバー⇔モビルドールの両形態を再現可能。
二丁拳銃とビームサーベル、ビームシールド用エフェクトパーツが付属しているが、色は映像と異なり緑色になっている(劇中ではピンク色)。
色変え版として青のガンダムベースカラーがガンダムベース限定で発売。
本編では登場しなかったが、バトローグにて登場。
ガンダムブレイカー
ガンダムブレイカー4にてまさかの登場。
リアルバージョンと共に実装されており、すーぱーふみな共々他作品の女性キャラ再現の素体として需要が高く、ネットだと使われた画像が投稿されているのを良く見かける。
特にリアルバージョンは通常のと同じ様に色は変えられないが、エアブラシのである程度すーぱーふみなより髪の色などを変えられるので女性キャラを再現をしやすくしている。
なお派生合成のやり方は『すーぱーふみな+F91』という中の人最大の出世役にとっては最大の屈辱と取れる組み合わせとなっている。
関連タグ
ビルドバーニングガンダム…同じく偽装用ボディが破壊されたことで姿を現したビルドシリーズのガンプラ。
ガンダムAGEIIマグナム:擬装用パーツを装備していたもの。
島田フミカネ:担当デザイナー。