「見んかい、この造形美を!角度で影付きが変わるアニメ塗りの塗装!殆ど見えない関節の分割可動部!超極細繊維の髪の毛は、フサフサでサラサラ!胴体部には軟質樹脂を使ってフニフニプニプニ!なんと、目パチまでするんやで!」
概要
サカイ・ミナトが全日本ガンプラバトル選手権全国大会の後に開催されたコンテスト「メイジン杯」に自らの作品として出品したガンプラ。
ホシノ・フミナをモデルにした美少女フィギュアに、以前彼女がバトルで使用したガンプラ・パワードジムカーディガン風のメイド服と武装を施している。
フィギュア部分に関しては髪や服装の質感にもこだわっており、部位にあわせて的確な素材を使用し、本物らしさを追求。
関節部を服の境目に配置し極力目立たないようにするなど、フィギュア制作に於ける工夫が随所に盛り込まれている。
プロポーションに関してもフミナのそれを見事にトレース。
ただし、ミナト曰くウエストは実際のフミナよりも1割減らされている。
鑑賞用のアーティスティックガンプラとしてだけではなく、バトルにおいても高い性能を発揮し、バトル中はベアッガイⅡやベアッガイFと同様に表情まで変化する。
可動域も広く、ポージングも思いのまま。
また「フミナに攻撃を当てさせない」という(信念とも置き換えられる)コンセプトの下、徹底的な軽量化が行われており、装甲が極端に少ない反面、戦闘時には高い機動力を発揮する。
また、バトルでは被弾した際に装甲部分をキャストオフする仕様になっているが、バトルではミナトの技量の高さもあって被弾する機会が少なく、その存在を疑問視する声も挙がった。
武装として、パワードジムカーディガンと同様のビームマシンガンと大型ビームライフル、ガトリングガンを備えており、またすーぱーふみな特有の装備としてデフォルメ化したフミナ型のダミーバルーンをポケットの中に収めている(このダミーバルーンは普段は包み紙に包まれた飴玉の形を成しているが、孫悟空の髪の毛の如く息を吹きかけることで展開される)。
また、サブアームでバックパックに接続されたシールドはファンネルとしても使用可能。先端部にはビームブレードも備わっており、それによる刺突攻撃を行える。
ガンダムトライオン3と同じくガンプラ心形流の極意たる「ガンプラは自由」という言葉をミナトなりに受け取り、体現して見せたガンプラであり、彼にとっての最高傑作に相違ない……のだが、サプライズ性を優先するあまり肝心のフミナ本人に承諾を得ずに制作したため、審査員を務めたメイジン・カワグチからその点を咎められ、優勝はミナトのライバルであるコウサカ・ユウマに譲ることとなった。
なお、ミナト本人は「自分の気持ちに素直に」という理屈で造ったらしいが、第三者から見れば欲望に忠実に従って造ったものであると評価されても仕方のない代物であり、ミナト自身の他人の気持ちを考えない自己中心的な負の部分もうかがえる。
当然、すーぱーふみなの存在はモデルとなったフミナ本人の怒りを買ったことは言うまでもなく(もちろん、ウェスト1割減の件もまたその怒りに拍車をかけている)、バトルを繰り広げた際にはキャストオフ機能の示唆も手伝ってフミナにとって公開処刑そのものとなってしまうのだが、モデルが良かった事に加え制作したビルダーの腕前もあって一部の男子ビルダーからは高評価を得た模様。
しかし、ガンプラ界隈に「ガンプラとは何か」という問いを投げかけかねないこのガンプラの存在は、(MS少女がガンプラのジャンルとして認知こそされているものの)一種の問題作としてメイジン杯以降も語り草になることだろうは想像に難くない。
モデルデザインはメカ娘のパイオニアとして知られる島田フミカネ。
前シリーズ『ガンダムビルドファイターズ』の前半期EDでチナが見せたベアッガイⅢコスチュームのデザインからの本編メカニック昇格となった。
形式番号は『SF-01』
SAKAI Favorite (サカイお気に入り)No.1とSuperFuminaのダブルミーニング
すーぱーふみなティターンズメイドVer
すーぱーふみなの後継機としてミナトが作り上げたガンプラ。
「機動戦士Ζガンダム」に登場するティターンズの部隊カラー、通称「ティターンズカラー」で塗装されたメイド服が特徴。
カチューシャもティターンズ・テスト・チームを意識していると思われるウサギ耳の物が取り付けられている。
ティターンズカラーに塗装されているのはミナト曰く「女性の持つ二面性」を表現する為。
武装はすーぱーふみなと共通だが、新規で装飾品が制作されており、猫耳や尻尾、ネクタイ、フリル等が用途に応じて換装可能。
当然、これに対してフミナが激怒したのは言うまでもなく、今度は当然の如く鉄拳制裁を受けた。
プラモデル製品として
2015年8月22日、23日に開催された「キャラホビ2015」にて実物が展示され、HGBFシリーズとして11月に発売された。
美少女フィギュアをガンプラでリリースする事には衝撃は大きく、キットの構成も他のガンプラとは大きく異なる部分も多かった。
ただしガンプラと言う括りにこだわらなければ、既にバンダイからは「フィギュアライズ」と言うシリーズが出ており、すーぱーふみなの関節パーツも『スターウォーズ』のダース・ベイダー等から流用されている。
まぁこれまでのフィギュアライズには男性キャラしかなかったので「バンダイ製・可動美少女フィギュアプラモ」としてはふみなが初なのは変わらない(非可動の固定ポーズフィギュアならΖガンダムの頃からあった、非公式で良ければ初代から)。
余談だがフィギュアライズ初の女性キャラは人造人間18号だが、ふみなより後発であ(キャプテン・ファズマは更に後発。…って女性キャラに数えて良いのだろうか?)。
武装などをパワードジムカーディガンから流用しつつも美少女としての体型を保とうとした結果、他のHGBFと比較するとかなり大きめで、小型のマスターグレードに匹敵するほどのサイズとなった。
そのため、設定上の機体サイズは24mとなっている。
よく見ると手のひらのサイズは他のHBGFと同じであり、そこから逆算した結果らしい。
また、その大きさからフレームアームズ・ガールとの互換性が低く、一部のモデラーからは残念がる声も。
しかしモデラーの中にはFA:Gと並べるためにわざわざふみなの身長を切り詰めたり、FA:Gとのミキシングをしたりするツワモノもいる。
表情はFA:Gと異なり1種類のみだが、眼にレンズ状のクリアパーツをはめ込むことで見る角度によって目線を変える仕様となっている(眼球のペイントはガンプラとしての値段を維持するためにタンポ印刷ではなくシールで再現)。
2016年8月の特番「アイランドウォーズ」が放送された翌週には、ティターンズメイドVerのガンプラの受注がプレミアムバンダイで開始された。
劇中同様の装飾品が新規で追加されている。
また、ガンプラEXPOワールドツアージャパン2016WINTERでは、ティターンズメイドVerのカラーバリエーションとなる「エゥーゴメイドVer」がガンダムEXPO限定品として発売された。
上記ティターンズメイドVer(及びエゥーゴメイドVer)では、眼球レンズ状のパーツの上に貼るタイプの眼球シールや、眼球とまつげまでが一体化されたシール等が新たに付属し、組立は選択式となっている。
さらには、2017年3月に一般販売で「アクシズエンジェルver」が発売。「アクシズエンジェルVer」にもイベント限定で色違いのキュベレイMk-Ⅱ仕様(赤)が存在。
そして2017年8月にオープンしたガンダムベース東京にてGBT限定仕様が発売されている。
アニメ『バトローグ』
第3話『フミナとギャン子の大冒険』に登場(CV:牧野由衣)。
本編では人間でもあるらしく、何らかの理由でガンプラの力を得たガンプラ少女と呼ばれる存在。はいぱーギャン子は相棒。
アーマーパージした際はアニメ前半でいかんなく披露した前期衣装を意識した衣装を纏っている。
基本フォーム扱いらしく、こまんどふみなは強化フォーム、皆の声援を集めて誕生したういにんぐふみなは最終フォーム扱いになっている。
(ギャン子の方はリックドギャン子が強化フォーム、最終フォームは無し)
ガンダムブレイカー4
遂にガンブレにも参戦(NEW?あれはイベントなのでノーカン)。
しかも主人公機のビルドストライクガンダムとビルドバーニングガンダムが参戦しているにも拘わらず作品の絞り込みでは何故かすーぱーふみなが代表扱いである(同じ女性顔の機体のモビルドールメイが参戦している『ビルドダイバーズシリーズ』では普通に主人公機のダブルオーダイバーが代表扱いなので偉い違いである)。
色は変えれないが、様々なプレイヤー達によって彼女のパーツが使われた俺ガンプラが作り出されている。
特にモビルドールメイと並んで他作品の女性キャラの再現枠として出番が多く、今作では今まで女性顔は通常パーツやビルダーズパーツで作られていたのが丸ごと2体に移って来たのでネットでは再現機の素体としてよく見かける。
しかし上級者によってあれな奴も作り出されているのだが……
後に2024年11月7日で追加されるDLC第3弾で相方のはいぱーギャン子が実装される事が発表された。
関連項目
ダイバーナミ:すーぱーふみなの改造ガンプラではないが、ダイバーと言う形で本編内に登場する。情報解禁段階では名称不明扱い(ホビーサイトでも『ビルドダイバーズ関連商品A』として仮名称扱い)だったがep19(19話)の予告で登場した事で名称が解禁、ホビーサイトでもこちらの名称となった。こちらはフレームアームズ・ガールと同サイズに小型化されている。
あばたーふみな:ある意味でもフミナの立体化としては後続商品に該当する。こちらはガンダムビルドメタバースで登場したもので、パッケージイラストは島田フミカネ氏が担当している。