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MS少女

もびるすーつしょうじょ

MS少女のイラストに付けられるタグ。
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ガンダムシリーズに登場するモビルスーツ(モビルアーマーなどの場合もある)をアレンジした装甲、外骨格、衣装などを身に纏った少女を描いたもの、或いはモビルスーツを少女として擬人化したもの。

歴史

MS少女の源流は、1983年の「グフレディ」が代表的な物と言える。これは第二次世界大戦時、航空機に描かれたノーズアートのオマージュ的なイラストであったが、一方で「装甲を纏った女性」というものは欧米では以前から存在しており、日本でもは所謂「ロリコン物(今の「ロリと異なり、もっと広範な「ローティーン~ハイティーンまで含めた美少女物全般」を指す言葉であった」)」の1ジャンルとして浸透しつつあった。

グフレディのデザイン画は増尾隆幸による物で、大河原邦男が原型を作成したガレージキット(製品名「スペースクイーン・コーラル」)は当時大きな衝撃を与えた。

グフレディ


ただしこれが始祖という訳ではなく、1982年の『アニメック』25号で赤井孝美によりガンダム少女が描かれている。次いでほぼ同時期に『模型情報』に杉原昌子のドム少女が投稿され、同誌1984年5月号にて正式に誌面を飾り(同時に海洋堂の原型師による立体化もなされた)、この際に編集者により「MS少女」の呼称が用いられた。ただし厳密には、杉原のそれはあくまで「MSのデザインをした服」であり装甲ではないため、現在の「MS少女」の一般的概念からは多少外れてしまう。
その後、北崎拓が「エルガイムMk-Ⅱ少女」を同誌に投稿した事があるのも一部で有名。

なお、同人誌において1983年より園田健一によるラムちゃんをモデルとした『ラムロイド』や、1985年よりProject-Uが展開した「森沢優+エルガイム」な『PONY METAL U-GAIM』(同人アニメも作られ、後に『サイバーコミックス』にも掲載)といった作品も存在するが、こちらは完全なアンドロイドである。

♡U-ガイム♡



アーマード・レディー

時は『うる星やつら』ブームの真っ最中、アニメ版『ダーティーペア』の開始年でもある1985年。
バンダイからプラスチックモデルとして「アーマード・レディー」シリーズがリリースされる。デザインはときた洸一
ラインナップは「ガンダムMk-IIレディー」「マクロス バルキリーレディー」「Zガンダムレディー」の3アイテム。
商品形態は「少女の素体に装甲を着せる」スタイルであったが、当時の技術の限界か、出来はいまひとつであったという。なお所謂ガンプラではなく固定ポーズフィギュアカテゴリーであり、装甲の脱着も出来ない仕様であった。

■すーぱーふみな描いたよー!


(上のイラストはアーマードレディー風すーぱーふみな

ちなみにバンダイは1982年の時点でラムちゃんのプラモデルを4種類も発売している。
それ以前にもセイラフラウのプラモも出していたが、こちらは一種類づつなうえ、アムロを始めとした男性キャラ達も同時発売されているので美少女を売りにした商品ではない(雑誌等では水着姿に魔改造されたりもしたが)。
アーマードレディーの失敗以降、バンダイによる美少女プラモデルの開発は沈着状態になり(一応『美少女戦士セーラームーンS』の主役陣5人のプラモは出してはいる。またガシャポンや(B-CLUB名義の)ガレージキットならいくつか出している)。
しかし2012年以降は『フィギュアライズバスト』や『フィギュアライズスタンダード』などといったキャラクター系のプラモを出すようになった。この背景には、先んじてキャラクタープラモを開発していたコトブキヤの影響も少なくなく、その売れ行きが好評であることを受けての開発だったといえる。

「MS少女」の登場

「MS少女」がより広く認知されるターニングポイントとなったのが、メカデザイナー明貴美加によるモデルグラフィックス誌上での連載「今月のMS少女」であろう。これは1987年11月号で「ガンダム・センチネル」内の1コーナーとして始まったもので、「センチネル」終了後も数年にわたって掲載される程の好評を博した。
このシリーズでは「女のコがMSの装甲を纏っている」というスタイルであり、ZplusC-1少女「椎奈ちゃん」など、「中の人」の名前が設定される事もあった。
今日「メカの擬人化」が、それだけでアニメ化される程のメジャージャンルになったのも明貴の功績によるところは大きいといえるであろう。
当時の明貴の作品群は「超音速のMS少女」(大日本絵画)としてまとめられている。
後に「ガンダムエース」誌上でも連載が始まり、「明貴美加MS少女アートワークス」として2010年に角川書店から画集が発行された。

2012年に遂にというかようやくというかアーマーガールズプロジェクトシリーズにて「明貴美加デザインのMS少女」がバンダイから商品化される事になったが、そもそも明貴美加が「MS少女」を描き始めたのは先述の「アーマード・レディー」シリーズの出来栄えに不満があったからという経緯があり、一種エポックメイキングな事件と言えるかもしれない。

スタイルの変遷

近年では擬人化の文脈でMS少女を描く作家も増えてきている。

一時期、ガンダムタイプ(量産機含む)モチーフのMS少女について「ガンダムフィックスギャリューション(※)」、ジオン・ティターンズ系MSをモチーフとするMS少女について「ジオノムスメ」と呼ばれていたこともある。

※:言うまでもなくガンダムフィックスフィギュレーションのもじり。

関連イラスト

Zプラスさん



関連タグ

機動戦士ガンダム ガンダムセンチネル ストライクウィッチーズ MS幼女 MS熟女 メカ少女 擬人化 機娘

すーぱーふみな - アニメ作品で公式化してしまった問題作でキット化もされている。此方は一応ガンプラなので関節も可動する。実際はガンプラと言うよりフィギュアライズ(マスターグレード仮面ライダータイバニ、生身キャラでも悟空ルフィが出たシリーズでもあり、STARWARSダースベイダーキャプテン・ファズマ等の系譜。ただし女性キャラはふみなが初)と言えるが。

チナッガイ - アニメのエンディングにのみ登場したネタ(MS少女のみならずMS少年もあり)。誕生はふみなより先だが本編に登場しなかった為か商品化はされなかった。しかしふみなに遅れること1年、はいぱーギャン子と共にプラモ化が発表され、2017年7月29日に発売となった。

派生ジャンル

MA少女 - MS少女と同じく、モビルアーマーを思わせる外装を纏った少女。元は同じガンダムから派生されたもののため、MS少女と同じカテゴリーにされるケースがほとんど。

レイバー少女 - 機動警察パトレイバーレイバーを纏った少女
KMF少女 - コードギアスシリーズのナイトメアフレームを纏った少女

  • 余談だが、これら2種の元ネタはどちらも全高で5~10m(モビルスーツの1/4以下の大きさ)という共通点がある。

バルキリー少女 - バルキリーの外装を纏った少女。元ネタは上記のバルキリーレディー。
ただし当時はVF-1しかなかった(OVA版を混ぜれば増えるが、当時のビデオデッキ普及率は低かった)事もありバリエーション展開に難があったので、以後は積極的に美少女化されることは無かった。事実、美少女化以外でも『超時空烈伝 真空路守』(要はSD戦国伝の後追い。一応バンダイ製)は失敗に終わっている。
しかし、2010年代になってバルキリーレディーの後続ポジションといえるバルキリー少女(バルキリーのコスプレをしたランカのイラストが基になっており、バルキリーのプラモデルのパッケージやデカールにも採用された)がプライズで発表、バルキリーレディーを知っている世代だけでなく、そうでない世代にも衝撃を与えた。
一方で、2016年には武装神姫に似たコンセプトを採用したバルキリー少女のキットがアオシマから発表された。

フレームアームズ・ガール - コトブキヤで展開されているフレームアームズシリーズの擬人化。戦闘メカの他、基幹フレームである「フレームアーキテクト」としても擬人化がなされている。

武装神姫 - 元ネタのロボットが存在しないため正確には擬人化ではないが、素体に装甲や武装を装着するコンセプトは同じ。MS少女の洗礼を受けた多くのデザイナーが参加している。生みの親である明貴美加も参加、神姫としては珍しいビックバイパーを擬人化したデザインを誕生させた。

魔法少女バリエーション - 魔法少女をMS少女化したもの。略称もMSVで語呂がいい。

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