解説
モビルスーツと少女を組み合わせた表現。装甲や衣装を身に纏う少女の表現と、モビルスーツを少女に擬人化する表現の2種類がある。
「MS少女」の呼びかたは「エムエス少女」となり、英語表記は「MS GIRL(MOBILE SUIT GIRL)」となる。
『機動武闘伝Gガンダム』のMFがモチーフの場合はMF少女と呼ばれることもある。
歴史
参考資料
・資料1
・資料2
赤井孝美がデザインしたガンダム少女
1982年8月1日発行の『アニメック』25号でガンダム少女のイラストが掲載された。
杉原昌子がデザインしたドム少女とその後
1982年8月1日発行の『模型情報』1982年8月号でドム少女のイラストが読者投稿欄に掲載された。その後、同誌1984年5月号でガレージキットが販売されて、編集者により「MS少女」の呼称が用いられた。
増尾隆幸がデザインしたグフレディ
1983年5月30日発行の『模型情報・別冊 MSバリエーション・ハンドブック2』に掲載された。その約4ヵ月後に、大河原邦男が原型を製作したガレージキット、スペースクイーン・コーラルが『ホビージャパン』に掲載された。
ときた洸一がデザインしたアーマードレディー
1985年、バンダイがアーマードレディーシリーズとしてガンダムマークIIレディー、Zガンダムレディー、マクロスバルキリーレディーのプラモデルを発売した。
明貴美加がデザインしたMS少女
MS少女がより広く認知されるターニングポイントとなったのが、メカデザイナー明貴美加による『モデルグラフィックス』の連載「今月のMS少女」である。これは1987年11月号で「ガンダム・センチネル」内の1コーナーとして始まったもので、「センチネル」終了後も数年にわたって掲載された。これらの作品は、画集『超音速のMS少女』として大日本絵画から発売された。
後に『ガンダムエース』でも連載が始まり、画集『明貴美加MS少女アートワークス』が角川書店から発売された。
2012年にはバンダイのアーマーガールズプロジェクトシリーズで明貴美加がデザインしたMS少女が商品化された。
こいでたくの『ダブルゼータくんここにあり』
SDガンダムを題材としたほのぼの漫画。男性と大人の女性は普通にMSだが、若い女性はMS少女の姿。(トップイラスト参照)
メインヒロインのΖちゃん(ゼータちゃん。「ゼットちゃん」だと後年のロボットガールズを指す)をはじめ、ケンプファーちゃんやグフちゃん、リゲルグちゃんがいた。