ダブルゼータくんここにあり
だぶるぜーたくんここにあり
SD版ぼのぼのと呼んでくれ!
1988年よりバンダイが刊行していたSDキャラ誌SDクラブにて連載開始。主人公のダブルゼータくんが住むSD村の人々の生活を描いた作品で、第1話の欄外コメントが表しているようにSDガンダム版「ぼのぼのや「ムーミン」な雰囲気を醸し出している。ただしSD村以外では、リアル頭身のMS達による連邦とジオンの戦いが繰り広げられている事やその戦いからの帰還兵が出てくる等、ガンダム系作品らしいハードな設定も加味されている。
基本的には、木訥でのんびり屋なダブルゼータくんと、その友人のアッシマーくんやZちゃんらと、SD村の村人達や外から村にやってきた人々との交流を描いている。
また、人物役の他に、ボールやガウ、マッドアングラーやグワジン等はSD村周辺に棲息する野生生物化したデザインで描かれている。
ダブルゼータくん
本作の主人公。元ネタはZZガンダム。
のんびり屋で大きなものや変形するものを見るとムーミンの様に感動する。
運動は得意ではないが、くしゃみをすると額のハイメガ粒子砲を発射してしまう。ちなみに威力は山を1つ破壊する程で、SD村に来た武器商人が即退散した程。
生まれた時からダブルビームライフルをもっているが、なぜ自分は武器をもっているのかを理解できていない。
一応Gフォートレスに変形できるが、頭が大きすぎて収納できず、本人曰く「かっこわるい」との事。まぁSD村で普通に変形できるのはバウンドドックさんぐらいだし。
アッシマーくん
ダブルゼータくんの友人。元ネタはアッシマー。
ダブルゼータくんとは逆にやんちゃな性格で、ダブルゼータくんのボケにツッコミをいれる。
一応モビルアーマー形態に変形可能だが、頭が大きすぎて両肩にはまらない。また武器も生まれながらにもっているが、アッシマーくん曰く「かっこいいからだ」との事。
修理工事を営んでいる父親(旧ザク)の影響からか機械工学に詳しく将来の夢は宇宙船を作ること。
Ζちゃんのスカートを捲ってはガンダムハンマー等でぶっ飛ばされている。
SD村を田舎呼ばわりされることをひどく嫌う。
Zちゃん
ダブルゼータくんの友人で、ダブルゼータくんが好きな女の子。元ネタはZガンダム。
SD村の住人では珍しく洋服を着ていて人間の顔をしている。
背中にフライングアーマーを背負っているので、ウェイブライダーに変形できるらしいのだが「お洋服がやぶれちゃうから」と言う理由で変形はしない。
ちなみにおじいちゃんはサイコガンダムMk-IIで長老と呼ばれている。
マラサイさん
川で魚釣りをしながらテント生活をしているスナフキンな人物。元ネタはマラサイ。
長らく素性不明だったが、実は「戦場の紅い光輝」と言われる凄腕の傭兵だった事が明かされる。ニューさん(νガンダム)は戦友。
ダブルゼータくんが解らない事を相談すると、アドバイスを返してくれる。
サイコお父さん
ダブルゼータくんのお父さんで、職業は小説家。元ネタはサイコガンダム。
いつも穏やかな落ち着いた人物。
ダブルゼータくんが家を出る時や、話したくない事を聞かれてごまかす際にモビルアーマー形態に変形しようとするが、頭が大きすぎて収納できない。
ガンダムエ門
ダブルゼータくんやサイコお父さんの家系のご先祖様。
とにかく剣を持たせたら右に出る者はいなかったらしい。
冬眠装置(Gファイター)で200年間眠りについていたが、ダブルゼータくん達がマンションの地下倉庫の掃除をしている際に目覚めた。
駄洒落好きで、ホワイトベースおじさんとは駄洒落のライバル関係。彼が言う駄洒落は聞いた者を「ピキーン」と硬直させる。あのマラサイさんさえも。
ホワイトベースおじさん
いつもSD村を飛び回っている。駄洒落が大好きで、登場する度に何かしらの駄洒落を言う。
ガンダムエ門とは駄洒落のライバル関係で、彼が冬眠装置で眠りにつく前のことを知る数少ない人物でもある。
ケンプファーちゃん
アッシマーくんが恋焦がれるSD村の女性警官。元ネタはケンプファー。
警察官としての使命感と責任感を併せ持つ真面目な人柄の持ち主だが一方で気弱なところがあり、怖い人に凄まれたり苦手な毛虫を見かけるとすぐ発砲する。
妹は、村で不良グループをたばねているグフちゃん。