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ZZガンダム

だぶるぜーたがんだむ

ZZガンダム(ダブルゼータガンダム)とは、TVアニメ『機動戦士ガンダムΖΖ』に登場する、重攻撃モビルスーツである。第四世代モビルスーツの中でも、特に多彩な機能を有している。
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カタログスペック

頭頂高19.86m
本体重量32.7t
全備重量68.4t
ジェネレーター総出力7,340kw
装甲材質ガンダリウムγ
総推力101,000kg


概要

ZZガンダム


型式番号MSZ-010アナハイム・エレクトロニクス社が開発したエゥーゴの可変合体試作MS。
サイコミュを搭載しているため、第四世代MSに分類されるが同時に可変機構も有しているため第三世代MSとしても該当している珍しい機体である。
同組織の傑作機Ζガンダムに代わるフラグシップ機として開発されたMSで、当初の開発コードは「θ(シータ)ガンダム」だったが、『Ζガンダムを超えるガンダム』と言う意味合いを込めてΖΖガンダムと名付けられた。
そのため、Zガンダムの後継機であるとよく誤解されがちだが実際はまったくの別系統の機体である。
Zガンダムの後継機はどちらかと言えば、同時期に開発が行われていたこっちの機体。

グリプス戦役勃発に前後し、アナハイム社ではRX-78ガンダムのコア・ブロック・システムを発展させた合体変形システムを有し、さらに在来機の数倍の大火力を備える新型MSの開発を計画中であった。しかし、要求性能が当時の技術水準では実現困難であり、設計は難航を極めた。全面戦争に突入した時点で変形機構を有するZガンダムの開発が優先され、計画は一時棚上げされた。

Zガンダムは高性能な機体だったが、当時の恐竜的進化と称される技術的進歩の速度は凄まじく、敵対勢力の新型MSの前にZガンダムの優位性は早期に失われていく結果となった。

そこで長期的展望のもとに開発が再開された新型ガンダム(Θ/ZZガンダム)が脚光を浴びることとなった。Zガンダムのムーバブルフレーム技術を導入しより柔軟かつ堅牢な機体フレームの開発に成功し、大出力ジェネレーターの複数搭載が可能となった。これによって分離変形システムと大火力の両立が実現し、さらにGアーマーのコンセプトを組み込んで開発が進められた。

基本構造はRX-78同様、Aパーツ(上半身部分)、コア・ファイター、Bパーツ(下半身部分)の3つで構成され、それぞれに新開発の小型高出力のジェネレーターを分散配置しており、合体することでΖガンダムの3倍以上の出力を発揮する。各パーツはコア・ファイター、コア・トップ、コア・ベースといった高性能の航空/航宙戦闘機として機能し、合体形態では、更に重戦闘爆撃機Gフォートレスへの変形機構を有する。

バックパックのエンジンは中型の宇宙艦艇並みの推力を有し、機体全体には32基の小型スラスターを搭載する。これは同時期の機体と比較して設置数及び分散率において突出しており、格段に高速な姿勢変換能力を有するとされる。その他にもショルダースラスターバインダーやシールド兼用のウイングバインダー等、機体各部にAMBAC装備を有する。大出力のバックパックや腕部のバインダー(Gフォートレス時の主翼)によって、地上においてMSのままでも一定レベルでの飛行能力を有している。その速力と航続距離はガンダムMk-Ⅱでは追従困難な高い水準にあり(第32話)、サイコガンダムMk-Ⅱ(ミノフスキー・クラフト搭載)との交戦時には長時間の空中戦を行っている(第36話)。

また、ニュータイプ能力を有するパイロットへと供与される予定であったため、簡易サイコミュであるバイオセンサーが設計段階から操縦システムに組み込まれた(Zガンダムの場合は追加装備としての搭載だった)。これには、「パイロットの操縦傾向・脳波パターンに合わせて機体応答を改良する」という新型の学習型コンピューターが組み込まれている。

単機での大幅な性能向上に成功したものの、ニュータイプパイロットの搭乗を前提とした機体性能故、操縦性がZガンダム以上に困難な仕様になってしまった上、性能向上に伴うパイロットへの負荷の増大もほぼ考慮されていない。機体内部にはハイメガキャノンを始めとして複雑で繊細な構造を有する部位が多数存在するため、本機の整備・運用には高度な技術と設備が要求された。ただし、機体全体がモジュール構造化されているため、消耗部材はブロックごと交換すればよく、メンテナンス時間は在来機よりも短縮化され、頻繁なアップデートにも対応している。ハイメガキャノンを始めとする高火力デバイスおよび大出力スラスターを継続的に全力で使用した場合、最大出力での戦闘時間は短いものとなるという。これには諸説があり、15分程度するものや30分程度とするものがある(そもそも、ハイメガキャノン自体が性質上、継続的に使用する兵装ではない)。
一方で、そのスペックは第二次ネオ・ジオン抗争で活躍したνガンダムに引けを取らない性能となっており、エゥーゴという組織のフラグシップ機という背景こそあれどありったけの技術と性能を注ぎ込まれた本機はすべての面においてハイパフォーマンスを誇っている。
宇宙世紀の中でも単機で発揮できる火力という点においてこれ以上のMSはないとされる程である。

実戦においては単独でのアクシズへの潜入・帰還や砂漠での数日間に及ぶ作戦行動をこなしている。当時の機体はいずれも同じ傾向にあり、十分な性能を確保していたとされる。本機の場合はパワーウェイトレシオの余裕から大規模な武装追加が可能であり、フルアーマーシステムやハイパーメガカノンといった追加ユニットが本体設計と並行して開発されている。このため、機体バランスを崩すことなく性能強化が可能となっている。

実戦投入された本機は、機体スペック以上の性能を発揮したといわれており、一説には第一次ネオ・ジオン抗争の戦局そのものを左右したと言われている。戦後、その戦果のみに着目し、量産が検討されるに至った。しかし本来、本機は組織のフラッグシップとして開発された機体であり、その極めて高い運用コストや操縦難度は、普及機としての大量配備とは根本的に相反する性質であった。ZZガンダムの量産型として開発された量産型ZZですらオリジナルとは幾分ダウングレードされているものの、高性能なジェネレーターを積まなけれならず、後年ではナイトロ搭載仕様のプロトタイプZZやシータプラスといった、本機のノウハウを援用した系列機体が若干数開発、実戦投入されているが、本機そのものが量産、本格採用されることはなかった。

主なパイロットはジュドー・アーシタだが、彼がΖガンダムに搭乗した際はルー・ルカが搭乗した。ビーチャ・オーレグイーノ・アッバーブエル・ビアンノ(Gフォートレス形態のみ)、エルピー・プルも搭乗した事がある。

各形態

劇中ではコア・ファイター→コア・ベース→コア・トップの順番でアーガマに届けられた。

「お題8 ZZガンダム」


コア・ファイター

ネオ・コア・ファイターと呼ばれる事もある、ZZガンダムの中枢を成す小型戦闘機。
3機が配備され、内2機はコア・トップおよびコア・ベースに使用される。合体時はジュドー機がコア・トップおよびコア・ベースと合体する形になるため、他の2機は直前に分離する。
第36話にてコア・トップおよびコア・ベースから分離した2機がダブリンでのコロニー落としの衝撃波に巻き込まれて飛行不能となり放棄されたため、以降は最初から合体した状態で運用されるようになる。

コア・トップ

Aパーツで構成される戦闘機。
主武装であるダブル・ビーム・ライフルを使用可能であるため火力は高い。腕部を展開したスラスターは可動式のベクタードノズルとしても機能する。コアブロックなしでも運用は可能だが、後述する理由で基本的にコアブロックを接続して運用される。
元々はGブルに相当する戦車形態となる予定だったが配備を急いだために地上用装備がオミットされてしまったという説がある。

コア・ベース

コア・ファイターとBパーツで構成される戦闘機。Gスカイに相当する。
バックパック部分を装備している事から推力が高く、武装もバックパックに装備されたものをそのまま使用できる。

Gフォートレス

コア・トップとコア・ベースがそのまま合体した形になる飛行形態。Gアーマーに相当する。
MS形態時と比べ、航続距離及び加速性能が飛躍的に向上し、宇宙巡洋艦クラスの性能を得ることができる。水中でも活動が可能。ただし腹部のコアブロックがむき出しになってしまうという欠点がある(MS形態の時点でコアブロックの一部がむき出しなのだが)。

武装

ハイメガキャノン

本機を代表する武装のひとつ。出力は50MWにもなり、その出力はコロニーレーザーの20%に達するとも言われている。
当時のMSの恐竜的進化を象徴する武装であると同時に試験的な要素の強い装備でもあり、実戦投入後も頻繁に改修が行われていた。
強力な武装だが、その分エネルギーの消費が激しく、連射は不可能。

ハイメガキャノン・フルパワー

正確には強化型ΖΖガンダムによって使用した武装だが、本項に記述する。

最終決戦の際、ジュドーの思念に反応したバイオセンサーによって定格出力をオーバーしたハイメガキャノン。使用後に砲口が溶解するというアクシデントが起きる程だったが、キュベレイサイコミュでバリアを張っていたため、致命傷を免れていた(ただし機体に相応のダメージを負っており、パイロットのハマーンも大きく精神力を消耗していた)。
ゲームでは、Zガンダムのウェイブライダー突撃のような必殺技的な扱いが多い。

ダブル・ビーム・ライフル

主兵装となる大型のビーム兵器。別名2連装メガビームライフル。Gフォートレス変形時の機首を兼ねる。
ライフルそのものにジェネレーターを内蔵している上にZZ本体からのエネルギー供給も上乗せする構造になっているため、その出力は10.6MW×2開発年代が10年近く後発であるユニコーンガンダムビームマグナムを上回り、百式メガ・バズーカ・ランチャーに匹敵する程
加えて内蔵ジェネレーターの誘爆リスクを可能な限り小さくするため、ビームサーベルを受け止められる程の堅牢な防御力を持つ(無論、ジェネレーター搭載部とは逆側のバレル部で、ではあるが)。
劇中ではかすめただけで敵機のガンダリウム装甲を溶解させ、一撃で重MSに分類されるドライセンを爆砕、ザクⅢの下半身を吹き飛ばすほどの威力を見せている。
火力、取り回し、連射速度、弾数の全てがハイレベルで纏まっており、更には手動でビームの出力・収束率を変更する事もできる(第13話)、高機能モデルであった。
しかしながら、バレル部の消耗が激しく、200発程度の発射で交換が必要だったとされる。
立体物では再現されていないが、不使用時はバレルを内側に折り畳んでバックパックの側面にマウントされる。

なお、銃身にはGフォートレスでの運用の際に使用される簡易コクピットが配置されているが、これはメンテナンス用または緊急用とされ、合体したコア・ファイター側のコクピットでの運用が基本とされる。こちらにパイロットが登場した場合、MS形態時にライフルもろとも振り回される事となる。これは、機体開発に設置されたコックピットで完成時にセンサーへと換装されるはずだったものが、スケジュールを短縮化したために残されてしまったとする説、元々別の航宙戦闘機として設計されていたものを急遽ビームライフルユニットへと設計変更したためという説がある。

ダブルキャノン / ハイパービームサーベル

バックパックに装備された遠近兼用の兵装。
キャノンモードでは出力10MWとダブルビームライフルに匹敵する程の威力を持つ。取り付け基部に可動ギミックがあり、使用時に前方に倒れることでビームサーベルとしては大型ながら円滑に引き抜くことができる。ダブルキャノンとしては、コア・ベースやGフォートレスでの運用がメインとなるが、MS時に機体上方の標的を撃ち抜いており、柔軟な運用が可能である。
サーベルモードでは通常のサーベルの50%増しのビーム刃を発生させ、劇中ではMSサイズの隕石を一刀両断した。
ハイメガキャノン同様、こちらもジュドーの怒りによって定格出力をオーバーしサイコガンダムMK-Ⅱを一撃で大破させた。

後にリゼルのディフェンサーユニットに同モデルが採用されているが、機体出力の安定化を考慮したためキャノンとしての機能はオミットされている。

21連装ミサイルランチャー

バックパックに内蔵。AMA-13S熱誘導式ミサイルを計42発装備する。当時は対ビーム兵器技術が豊富に見られたため、Iフィールドや対ビームコーティングを有する機体に対しては有効な装備であった。νガンダム増加オプションタイプにも同型のミサイルが採用されている。

ダブルバルカン

頭部に装備される牽制用機関砲。本機の頭部はハイメガキャノンを装備したために頻繁に改修の必要が生じており、その過程で口径や装備位置が変更されたため、口径や砲門の数は資料によって設定が一致しない。しかも劇中では使用されていない

劇中の活躍

本機はアーガマ配備後、ガンダムチームの中核を担って第一次ネオ・ジオン抗争下を転戦、メインパイロットであるジュドーの能力もあってネオ・ジオンのエースパイロットを次々と退けた。抗争末期には強化型に改装され、グレミー軍との決戦ではフルアーマーΖΖガンダムへ換装された。
キュベレイとの決戦では、最終的に左腕・左脚を破壊され行動不能となるが、プルツーの導きにより、ジュドーは無事にネェル・アーガマに帰還する。

その後は後述のΖΖ-GRに改装され、ジュドーと共に木星に旅立った。

関連イラスト

始動!ダブル・ゼータ
劇場版機動戦士ガンダムZZ


ZZGUNDAM
ZZガンダム



関連動画



バリエーション(公式作品)

強化型ΖΖガンダム

元のを強化 ZZガンダム強化型


第47話(最終話)「戦士、再び……」に登場。
フルアーマーΖΖガンダムに換装するため、バランス調整を行ったマイナーチェンジ・バージョン。詳しくはこちらへ。
ハマーンとの最終決戦には、ジュドーはこちらの形態で臨んだという説がある。

フルアーマーΖΖガンダム

元のを強化 FAZZ


第46話「バイブレーション」に登場。
前述の強化型にフルアーマーパーツを装備した機体。詳しくはこちらへ。

ΖΖ-GR(ズィーズィージーアール)

ジュドーとルー木星に旅立った後を描いたOVA「GUNDAM EVOLVE../10」に登場。型式番号MSZ-010S。
第一次ネオジオン抗争後にΖΖガンダムを改修。失ったコア・ベースに代わりジムⅢの物をベースとしたBパーツとドッキングした機体である。
コア・トップ、コア・ファイターのジェネレーターのみで稼動している為機体出力は改修前より劣るが、一応の戦闘は可能。ただしバックパックも仮設のものである為、推進剤容量に余裕が無く、長距離移動や長時間の運用にはサブフライトシステムとの併用が必要とされる。またコクピットが全天周囲モニターとリニアシートになっている。
宇宙世紀0090年10月10日、ジュピトリスⅡの護衛中に発生したネオ・ジオン残党との戦闘で推進剤が無くなり、ジュピトリスに帰還不能になってしまうが、付近に接近していたジュドー宛のバースデー・コンテナに積載されていたコア・ベース2号機と下半身の換装に成功。本来のΖΖガンダムとなり、追撃してきたドーベン・ウルフ隊を一掃した。

プロトタイプΖΖガンダム

「M-MSV」に登場。型式番号MSΖ-009。
エゥーゴとアナハイム・エレクトロニクス社による共同開発計画「Ζ計画」の一環として開発された機体。後続機であるΖΖガンダムの前身と言える機体であり、Ζガンダムの設計思想を進めた合体・変形機構を有する。
詳しくはこちらへ。同機の派生機もそちらへ記載する。

量産型ΖΖガンダム

「M-MSV」に登場。型式番号MSΖ-013。
ZZガンダムの量産型として開発された機体。
生産性を高めるためにコア・ブロック・システム及び変形・合体機構が排除されている。
詳しくはこちらへ。

シータプラス

宇宙世紀0092年を描いた漫画「機動戦士MOONガンダム」(ストーリー:福井晴敏、画:虎哉孝征)に登場。型式番号MSZ-010A1。
ΖΖガンダム系列機のデータを統合して再設計された、シータプロジェクトのフラッグシップモデル。
ムーブバルフレーム構造を活かし、戦況に合わせてユニットを交換する事でΖΖ系のスペックとメンテナンス性を両立させている。
詳しくはこちらへ。

FAZZ

ZZガンダムへのフルアーマーシステムと重火力支援システムの実装プランを検証するために試作したもの。フルアーマーΖΖガンダムの簡略化・量産仕様機ではない。
詳しくはこちらへ。

バリエーション(非公式作品)

ガンプ

漫画『機動戦士クロスボーン・ガンダム スカルハート』および『機動戦士Vガンダム外伝』(共に長谷川裕一作)に登場。
木星ヘリウム輸送船団所属のMS。船団のリーダーである「木星じいさん」ことグレイ・ストークが搭乗する。
詳細はガンプを参照。

関連項目

機動戦士ガンダムZZ ガンダム エゥーゴ
ジュドー・アーシタ ルー・ルカ
ガンダムMk-Ⅱ Zガンダム 百式

アナハイム・ガンダム(ギリシア文字系)
γガンダム εガンダム δガンダム ζガンダム ηガンダム θガンダム
ιガンダム κガンダム λガンダム μガンダム νガンダム ξガンダム

表記揺れ
ΖΖガンダム

その他(漫画設定)
木星船団公社

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