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ハンマ・ハンマ

はんまはんま

AMX-103ハンマ・ハンマ(HAMMA-HAMMA)は、テレビアニメ『機動戦士ガンダムΖΖ』に登場する架空の兵器。
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AMX-103ハンマ・ハンマ(HAMMA-HAMMA)は、テレビアニメ『機動戦士ガンダムΖΖ』に登場する架空の兵器。

ネオ・ジオン軍のサイコミュ搭載試作型モビルスーツMS)である。

名前の由来はハマーン・カーンから採られたという説がある。


主なパイロットはマシュマー・セロ、ハンス・シュミットなど。


機体説明編集

AMX-004 キュベレイによってニュータイプ専用MSの開発に成功していたネオ・ジオンは、一般兵にも使用可能な改良サイコミュを搭載した量産型MSの開発に着手。

そして試作機としてロールアウトしたのがこの機体である。

MSとしては特異なシルエットを有している。

当初はキュベレイの後継機として開発され、全身に配されたスラスターの総合推力はMSΖ-006 Ζガンダムを始め同時期の機体のほとんどを凌駕し、高い機動性を誇る。


しかし、機体とジェネレーターのマッチングが悪く、本体搭載ビーム兵器の定格出力が発揮出来ない欠点が存在する。ハイスペックな機体ではあるが、総じてバランスが悪く、MSとしての完成度は高くはない。


これらの理由からハンマ・ハンマは量産化には至らず、一般兵用サイコミュ搭載MSの開発は、後発のAMX-014 ドーベン・ウルフに引き継がれる事となる。

一方で、極左テロ組織「カメラード」に譲渡された機体はアナハイム・エレクトロニクス社の互換パーツを用い、ある程度の性能低下と引き換えに運用効率を向上させている。


また、後に第二次ネオ・ジオン抗争後のラプラスの箱を巡る戦いにて、本機と特徴の似た機体として、ギラ・ズールのカスタム機であるローゼン・ズールが開発されている他、ゲーム『機動戦士ガンダム ギレンの野望 アクシズの脅威』では、グレミー・トト軍の制式カラーである灰色に塗装されたハンマ・ハンマ(グレミー軍仕様)が登場する。


武装編集

3連装ビーム砲

両腕部に搭載されたビーム砲。ジオングの有線誘導ビームハンドを改良した有線式アームを内蔵し、誘導ワイヤーを片側最大50m伸ばすことで直径100mのオールレンジ攻撃が可能。

しかし、オールレンジ攻撃に必要な一般兵用サイコミュが未完成だったため、実戦では有線式アームは通常のフレキシブル・アームとしてしか活用出来なかった。なお、本機の搭乗者がニュータイプであれば本来の使い方が可能になるものの、一般兵用サイコミュとして開発された代物をニュータイプが使うのは本末転倒である。


シールド

独立したジェネレータとメガ粒子砲を搭載する外付けのシールド。この装備によって、機体とジェネレーターの相性の悪さをある程度の改善が図られている。

材質がガンダリウム合金製で装甲厚が300mmもあるため通常のビームサーベルでは容易に切断できない。


関連動画編集


バリエーション編集

量産型ハンマ・ハンマ編集

型式番号AMX-103G

ゲーム『SDガンダム GGENERATION』シリーズに登場。

オリジナルMSとしてハンマ・ハンマの量産型機が登場する。

有線アームを左腕のみに限定してコストの削減を図ると共に、サイコミュを準サイコミュ(インコムと同じような、コンピュータのアシストにより動作する擬似サイコミュ兵器)に変更して扱いを容易にした。

詳細は量産型ハンマ・ハンマを参照。


ワルキューレ編集

型式番号AMX-103P

近藤和久の漫画短編「JUPITER【ZEUS】IN OPERATION TITAN U.C.0083」(新MS戦記収録) に登場。

ジオン残党・アクシズ軍の試作型MS。パイロットは若き日のハマーン・カーン

時代背景が過去である事、また型式番号末尾のPからハンマ・ハンマのプロトタイプに当たると思われる。

 主兵装の有線式アームビーム砲は左右に2本ずつ、計4本。口部にもビーム砲を有する。

作中ではガンキャノンタイプ、GMタイプからなる連邦軍のMS隊8機を瞬時に撃墜するも、その直後にパプテマス・シロッコの駆るガンダムタイプのMSと交戦。

 僚機であったシャアが操縦するギャンEXの左腕と、ワルキューレのアーム1つを破壊される。

小回りが利かず、近接戦に向かない弱点をシャアに指摘され、彼の指示で撤退を余儀なくされた。


ラジャスタン編集

本機の初期稿時の名称で「胴体が上下に分離するモビルアーマー」という設定だった。放送当時の1/144ガンプラの説明書には「本機の試作機の内1機をバウと同様、分離できるように改修した機体」と設定されている。

機動戦士MOONガンダムで機体解説に機体名称のみ登場、メドゥッサの元になった機体としている。


メドゥッサ編集

型式番号AMA-103

漫画『機動戦士MOONガンダム』に登場。

本機とラジャスタンの発展系であるモビルアーマー。

連邦の技術体系のドーベン・ウルフを認めないネオ・ジオン一派により開発された。

4つん這いのMA形態とジオングのような人型MS形態へ可変する機体。

コロニーのムーンムーンで3機が実戦投入された。

詳細はメドゥッサを参照。


機体データ編集

型式番号 AMX-103

所属 ネオ・ジオン

建造 ネオ・ジオン

生産形態 試作機

全高 21.5m

本体重量 40.3t

全備重量 79.4t

出力 3,820kW

センサー有効半径 14,200m

装甲材質 ガンダリウム合金

武装 ビームサーベル×2

3連装ビーム砲×2

メガ粒子砲付シールド


立体物編集

本放送時に1/144スケールの旧キットが発売。

その後長らく近代的なキットには恵まれなかったが、2017年に「RE/100」ブランドとして1/100スケールのキットが発売された。ただしポリキャップを使用した大型キットの宿命として関節がへたれやすい上に重心が高いので自立すら困難であり評判はあまりよくない。


フロントスカートの形状は一般的なMSと形状が左右逆であるため、左右を間違えて組まれてしまうケースが多い(雑誌掲載作例でやったプロモデラーすらいた)。


カプセルフィギュア「ガン消しシリーズ」にラインナップ。※現在、入手困難


関連タグ編集

量産型ハンマ・ハンマ ドーベン・ウルフ ローゼン・ズール

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