概要
ハンマ・ハンマとラジャスタンをベースに、欠点を解消してポテンシャルを高める方向性で、エース・パイロット専用機として連邦系の技術を嫌う派閥の意向により、純粋なジオン系の技術のみで開発された。
欠点であったビーム兵器の出力不足やジェネレーターの出力不足を2基搭載する事で解決し、機動性の課題を機体各部のスラスターを改良する事で改善。また、ハンマ・ハンマの時点では完成していなかったサイコミュシステムは準サイコミュシステムを搭載することにより解決している。有線アームは改良した上で4機が装備されており、オールレンジ攻撃が可能。更に、攻撃範囲を広げる為にマルチプルメガ粒子砲が搭載されている。
モビルアーマー形態ではこれらの武装を最大限に活用する事が可能となっており、モビルスーツ形態ではベース機であるハンマ・ハンマによく似た形状の高起動戦闘に特化した姿となる。
尚、この形態時は脚部が存在しないが、その代わりに機体各部のスラスターでホバー移動する事により有重力下でも運用する事か可能で、またマルチプルメガ粒子砲が使用できる。
Iフィールドは高い防御力と引き換えに大量のエネルギーを必要とする為、瞬間的に機体前面のみにしか発生出来ない欠点があるが、複数機による連携でその効果を高める事は可能である。
ちなみにマルチプルメガ粒子砲は、チャージ時間の長大さとモビルアーマー形態時でしか使用できないという難点があるが、その代わりに有線アームによる陽動と、逆噴射による急速離脱を併用するとこにより、効果的な運用が可能となっており、アームのクローは隕石に取り付いたり、ドッキングベイをこじ開けたりするなどにも使用され、特にコロニー制圧戦に適しているという特徴を持つ。
この様にベース機の欠点を改良した結果、高い性能を誇る機体となったが、それに比例してパイロットに求められる能力も高く、本機体の操縦の対応した専用のノーマルスーツが用意されている。