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ムーンガンダム

むーんがんだむ

ムーンガンダムとは、漫画『機動戦士MOONガンダム』に登場するモビルスーツである。
目次 [非表示]

 ユッタ・カーシム 「月よ、宿せ!」 


機体データ編集

型式番号AMX-123X-X
全高21.7m
本体重量不明
全備重量不明
ジェネレーター出力不明
スラスター総推力不明
武装
  • 60mmバルカン
  • ビーム・ライフル
  • ビーム・トマホーク
  • バタフライ・エッジ×2
  • サイコプレート×8
パイロットユッタ・カーシム

概要編集

サザビーのプロトタイプにあたるネオ・ジオンのニュータイプ専用モビルスーツ「バルギル」の改修機。

ロンド・ベル所属のラー・ザイム隊との戦闘で頭部を損傷したバルギルに、コロニー「ムーン・ムーン」に漂着したティターンズの「サイコガンダムMk-IV G-ドアーズ」の頭部を解析目的で搭載した機体。

ムーン・ムーン内で戦闘行為を行うネオ・ジオンのシュランゲ隊に対抗するため、負傷したアゴス・ラガートに代わりユッタ・カーシムが機体を操縦し、彼の乗機となった。


当初は頭部はG-ドアーズのティターンズカラー、ボディがバルギルのパープルカラーだったが、後にトリコロールに改められた。

最大の特徴としてG-ドアーズが装備していたサイコミュ兵装「サイコプレート」を装着しており、バルギルのファンネルラックはこれを懸架する為のアームに変更されている。

サイコプレートは三日月状に装着され、それが「ムーン(月)」の名の由来となった。


武装編集

60mmバルカン編集

頭部に内蔵されている機関砲。

頭部をガンダムタイプのものにしたことで、結果的に増設された。


ビーム・ライフル編集

グレネード・ランチャーを内蔵したバルギルの携行射撃兵装。

サザビーのビーム・ショット・ライフルのプロトタイプでもあり、ビームを拡散させて発射することも可能。


ビーム・トマホーク編集

バルギルの格闘用ビーム兵器。出力を変更して刃の形状を変更することが可能であり、ビーム・トマホーク、ビーム・サーベル、ソード・トマホークの3種類が存在する。


バタフライ・エッジ編集

両腕に装備されている格闘用ビーム兵器。サイコミュによる遠隔操作でブーメランとして使用できるが、サイコミュで遠隔操作できる時間は短い。


ロング・ライフル編集

サザビー用のものと同型の長砲身ビーム・ライフル。

下部にグレネードランチャーなどのオプションを装備可能。


サイコプレート編集

バックパックに連結されている8基のサイコミュ兵器。分離させて射出し、パイロットの脳波でコントロールすることで攻撃や防御に用いることが可能。

待機形態はプレートを重ね合わせて発光部を隠した形態と半月状に連結して発光部を露出させた形態が存在する。

サイコフレームとは近縁種に当たるとされているが、詳細は謎に包まれている。

メカニックの作中の台詞によると、極小のチップ又はセンサーがハニカム状にびっしりと埋め込まれているとのこと。サイコフレームはサイコミュの基礎機能を持つコンピューター・チップを、金属粒子レベルで鋳込んであるもののため、恐らくはサイコミュのチップの密度に差があると思われるが、それがどのように性能差に影響しているかは不明である。

開発にはサイコガンダムMk-IIのレフレクター・ビットの技術を基礎に、攻撃能力を排除した防御兵装として開発、「サイコフレームで構成されるファンネル」とも言える武装として完成した。



バリエーション編集

強化型ムーンガンダム編集

地球に降下したムーンガンダムはサイコバウサザビー初期試験型(重力下仕様)との連戦の末に降伏。機体はネオ・ジオン軍が占拠した南極の旧資源開発基地で改修された。

パイロットであるユッタの才能とサイコプレート主体の戦法から問題になっていなかったが、ムーンガンダムはバルギルにG-ドアーズの頭部とサイコプレートを後付けしたが故に、ムーバブル・フレームやジェネレーターへの負荷が嵩み、過負荷状態となっていた。

基地の設備から全面改修が困難だった為、サザビークラスの高出力ジェネレーターへの交換を軸とした上半身の刷新・強化が行われた。

バックパックのメインバーニアを2基から4基へ、肩部スラスターを片方1基から2基へ増設することで推力や機動性、旋回能力を向上させている。

関連機体編集

バルギル編集

ネオ・ジオンの開発したサザビーのプロトタイプ。パイロットはアゴス・ラガート。

肩部や頭部、リアアーマーなどにサザビーとのつながりを見ることができる。

ジェネレーター出力はギラ・ドーガの1.5倍に相当し、ガンダリウム合金装甲を採用しつつ多数の推進器を配置しすることで軽量化を促しつつ他の実験機よりも高い運動性能を実現した。

しかし、機体に搭載された次世代サイコミュシステムは要求スペックを満たしておらず、偽装貨物船「アタラント3」に配備された機体はシステム周りが通常の物に戻され、いくつかの武装も取り外されている。

バックパックにはサザビーと同様のレイアウトでファンネルも搭載されているが、システムの不安定さとアゴスの感応波の弱さから起動もままならず、シータプラスとの戦闘ではラックごとパージして機雷代わりに使用している。

その後、中破した頭部の代わりにG-ドアーズの頭部を搭載し、サイコミュの解析を行っていたが、紆余曲折を経てムーンガンダムとして生まれ変わることになった。


サイコガンダムMk-IV G-ドアーズ編集

ティターンズの残党部隊が開発したサイコガンダムMk-IVの3号機。型式番号MRX-013-3。


ガンプラ編集

1/144スケールのものがHGUCで登場。関節はポリキャップレス、色分けは形成色だけでほぼ再現されているため、シールも付属しない。

その後、成形色を漫画準拠のものに変更しロング・ライフルを追加した「ロング・ライフル装備」がガンダムベース限定で発売された。



関連タグ編集

機動戦士MOONガンダム

バルギル サイコガンダムMk-IVG-ドアーズ

ユッタ・カーシム

ガーベラ・テトラ シナンジュ:当機とは正反対に、ガンダム系MSがジオン系MSに改修された機体。

ガンダムX:同じく「月」と関わりがあるガンダムで、背部に左右非対称のプレート(こちらはマイクロウェーブを受信するためのリフレクター)を背負っている。

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