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サイコフレーム

さいこふれーむ

サイコフレームとは、『機動戦士ガンダム逆襲のシャア』以降の宇宙世紀年代に登場する、架空の構造資材である。
目次 [非表示]

概要

宇宙世紀0093年からアナハイム・エレクトロニクス社で製造されている、サイコミュの基礎機能を持つ金属粒子サイズのコンピュータ・チップを金属フレームに無数に鋳込んだ、モビルスーツ用構造材である。

開発経緯

劇場用アニメ『機動戦士ガンダム 逆襲のシャア』では、ライバルであるアムロ・レイと互角の条件で戦って勝つ事に拘ったシャア自身の手によって、アムロ専用新型MS開発を手掛ける同社フォン・ブラウン工場へ意図的にリークされることで、同社の多部門に精製法が広まることとなった。

漫画『機動戦士ガンダム 逆襲のシャア BEYOND THE TIME』によれば、新生ネオ・ジオンの戦術士官ナナイ・ミゲルが開発者で、新生ネオ・ジオン総帥であるシャア・アズナブルが搭乗するに相応しいサイコ・マシンを建造するために本素材を開発した。


小説『機動戦士ガンダムUC』の戦後の戦争によれば、ネオ・ジオンはサイコ・フレームを建造することができず、アナハイム社に委託することが決まり、ネオ・ジオンと繋がりの深いグラナダ工場に製造法が伝わり当工場のみが製造技術を有していた。

 なお、この時期(U.C.0096前後)になってからサイコフレームの発光現象が確認されるようになっている。

 この発光現象の詳細は明らかになっていないものの、搭乗者によって変化するものではないようで、パーソナルカラーの如く機体ごとに決まった発光色として定着している。

 しかし、搭乗したパイロットがニュータイプとして高い次元にある場合はその限りではなく、共通して緑(もしくはそれを主色とした虹色)を発現し、数々の超常現象を起こすようにまでなる。

 また、アニメ版『機動戦士ガンダムUC』ではモザイク状のパーティクルが浮かび上がる演出を追加することでサイコフレームの発光がより強調されており、パイロットの心理描写に対応して色や数の変更するなど、細かい部分で違いが見受けられる。


サイコミュとしての機能

鋳込まれたチップ単体では実効的な効果を持たないが、コアとなる高出力のメイン・プロセッサを配置することで、非常に高効率かつ高密度なサイコミュ・システムとして機能する。よってサイコフレームをMSに採用した場合、マシンの構造材自体にサイコミュ機器(電子機器)の機能を持たせる事になるため、専用の積載スペースを配する必要が無く、単純なプロセッサ搭載量も増加する事から、従来のサイコミュより受信許容量や速度が大きく向上し、更には機器の安定性も高まる。従来の材質と比較して軽く強度もあるらしい。

更にコクピット周辺(インターフェース)のみならず、フレームの関節部に分散配置することにより、機体の追従性を飛躍的に向上させるという副次的な機能も確認されている。


封印、そして……

ところが、サイコフレームには人の意思を物理的な力に変えて膨大なエネルギーを生み出すサイコ・フィールドの発生という設計者も想定していなかった特性をも有しており、これによってアクシズ落としは防がれたが、連邦軍では未知の特性を理由に表向きな研究開発が中止された。


しかし、その後も秘密裏に研究開発は行われており、『UC計画』においてシナンジュ・スタインユニコーンガンダムが、『袖付き』によってクシャトリヤシャンブロなどが建造される事になった。

これらの機体がエシャロット事件ラプラス事変にて度々人知を超えた力を発現、もしくは暴走する危険性を示した事で、サイコフレームは最終的に封印される事となった。

それでも、ナラティブガンダム等の機体が“封印協定違反”となることを承知で、運用された記録が残っている。


十数年後、木星船団で独自開発されたものがサナリィに譲渡、後にあるMSに搭載された。これにはある議員が関与されていたらしいが、情報を得た記者が事故死したため、詳細は不明とされる。

また、真偽不明ではあるが、行方不明となったあるMSにサイコフレームを搭載している疑惑がある。


なお『金属素材にマイクロチップを鋳込む』技術そのものは、サナリィミッションパックの一つであるNタイプF91にて採用したMCA構造へと発展している。ただしNタイプのMCA構造はバイオセンサーやサイコミュチップも搭載している事から事実上サイコフレームと同等のものとなっている。


遥か未来

宇宙世紀が終焉した後の時代である『リギルド・センチュリー』では、キャピタル・アーミィが「ヘルメスの薔薇の設計図」に記載されていたユニコーンガンダム3号機フェネクスのデータを基とキャピタル・タワーに漂着した宇宙世紀のサイコフレーム素材を回収したことで再現製造が可能となり、G-フェネクスとして復活させている。


搭載機

封印協定後運用



搭載機とされることがある機体


余談

小説版『UC』(KADOKAWA発刊)ではアーロン・テルジェフが、サイコフレームは宇宙世紀においては突然変異的に生まれてしまったオーパーツのような技術であり、本来ならば1万年先の未来の文明レベルで初めて釣り合いが取れるものであると発言している。これはあくまで「パイロットの思念を物理的な力に変換することを目的とした機械を科学的な理論構築を行った上で作った場合」の話であり、この時代におけるサイコミュデバイスとしての話ではないが、宇宙世紀0097年時点では、封印されたユニコーンガンダムバンシィ・ノルンの二機が、「シンギュラリティ(技術的特異点)・ワン」と呼称されている。



関連項目

機動戦士ガンダム逆襲のシャア 機動戦士ガンダムUC

機動戦士ガンダムTwilightAXIS 機動戦士ガンダムNT

Gのレコンギスタ


ニュータイプ サイコ・フィールド アクシズ落とし

ユニコーンガンダム

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