概要
感応波によるサイコミュ制御を行う事が出来ない一般的なパイロットであっても機体操作やオールレンジ攻撃を可能とするサイコミュの派生技術もしくは代替技術。
EXAM
ニュータイプの戦闘能力を擬似的に再現するべく、フラナガン機関で開発された戦闘用オペレーティングシステム。
人間の脳波を電磁波として取得し、それを索敵・回避など様々な行動に反映するが、搭載した機体は特定条件下での暴走の危険性をはらむ。
その正体は、開発者であるクルスト・モーゼスがニュータイプがオールドタイプを駆逐する存在になりうるという妄執に取り憑かれ、マリオン・ウェルチというニュータイプの少女の意識を生け贄にすることで作り上げた「ニュータイプ殲滅システム」であり、NT-Dに先駆けてそのコンセプトを体現しているが、思想としてのニュータイプ殲滅を掲げるNT-Dに対しこちらは人種としてのニュータイプ殲滅を掲げている。
ブルーディスティニー系MSとイフリート改に搭載されたが、いずれの機体も一年戦争時に戦闘で破壊された。
漫画作品にて
戦後、反連邦組織「シン・フェデラル」がクルスト博士の資料を手に入れ、不足したデータを独自に補い完成させた「ネオ・EAXMシステム」を実装したブルーディスティニー・Ωが建造されている。
インコム
擬似的なオールレンジ攻撃を行う、簡易型ビットとも呼べる有線攻撃兵装。
攻撃端末の制御方法は、MSのコンピューターに再現させる、あるいはパイロットの特定脳波を事前にサンプリングし、光コンピューターに登録する事で単純挙動を実行させるなど、いくつかのパターンが報告されているが、いずれにせよMSのコンピューター(光集積回路による量子コンピューター)に制御の大部分を任せている。このためその挙動は、単純な二次元的運動に限定される上、有線の必然として射程にも限界がある。
主にガンダムMk-Ⅴや、その後継機であるドーベン・ウルフに搭載された。
バイオ・コンピュータ
サナリィのフォーミュラ計画にて宇宙世紀0120年代に開発された新世代型コンピュータ。F91を始めとするその系列機に搭載された。
非ニュータイプでもリスク無しで使用可能な次世代サイコミュの雛形として開発されたデバイスだが、元々は障害者補助のために研究されていた福祉用インターフェイスを軍事転用したもの。