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ユニコーンガンダム3号機フェネクス

ゆにこーんがんだむさんごうきふぇねくす

ユニコーンガンダム3号機フェネクスとは、ガンダムフロント東京で公開された『機動戦士ガンダムUC One of Seventy Two』に登場するモビルスーツである。後に、漫画『機動戦士ガンダム U.C.0096 ラスト・サン』、小説『不死鳥狩り』それを原案とした映画『機動戦士ガンダムNT』にも登場する。 メインイラストは『機動戦士ガンダムNT』の設定改変でアームド・アーマーDEにスタビライザーが追加された状態。
目次[非表示]

カタログスペック(ユニコーンモード/デストロイモード)

頭頂高19.7m/21.7m
本体重量23.8t
全備重量52.4t
ジェネレーター出力3,890kW/測定不能
スラスター総推力206,770kg/測定不能


概要

宇宙世紀0095年、試験用に先行納入されたフル・サイコフレームの素体を元に、型式番号RX-0ユニコーンガンダム1号機と2号機バンシィの建造データを反映し、地球連邦軍が独自に組み上げたユニコーンガンダム3号機。
名前の由来は、ソロモン72柱の1柱である悪魔フェネクスを意味する。 初出作品である『One of Seventy Two』もソロモン72柱の1柱であることからかけられている。
その名前が示す通り、フェネクスはNT-D発動時には、背面部のアームド・アーマーDEが本体装甲と同時に展開し、さながら両翼を広げた不死鳥のシルエットを形作る。
パイロットは地球連邦軍リタ・ベルナル少尉(『不死鳥狩り』、『機動戦士ガンダムNT』)、地球連邦軍ジョリオン・デイ中尉『機動戦士ガンダム U.C.0096 ラスト・サン』)。

『One of Seventy Two』で、フェネクスはNT-D発動時に暴走と思われる挙動が確認されており、デストロイモード時に通信状況が不明瞭になる現象が発生している。(『HGUC 1/144 ユニコーンガンダム3号機 フェネクス(デストロイモード)Ver.GFT』購入特典小冊子のシナリオ準備稿によればパイロットのバイタルが消失した状況下で稼動、戦闘行動を継続するという行動を見せた)。
本機の武装は1号機の基本装備であるビーム・マグナムを選択しつつも、背部バックパックのマウントラッチ(丁度、1号機がハイパー・バズーカ等をマウントする箇所)に接続された可動アームに、アームド・アーマーDEを装着したシールドが二基装備されている。
これらの仕様変更によって、1、2号機から更に機動力・火力・防御力の統合性能の底上げを行っている。

地球連邦軍独自建造

フェネクスはAE社およびビスト財団からは完全に独立した開発環境で建造されたという、『UC計画』の背景を鑑みると、極めて特殊な背景の下で建造されている。これには地球連邦軍参謀・ラーソン中将の思惑が深く作用しており、軍の再編計画である『UC計画』からAE社とビスト財団を排除する意図を持って建造を指示した事が大きく影響しているとされる。
当機にはAE社や、ビスト財団のマーキング(ユニコーンを象ったもの)が施されていないことからも、その特殊な背景が伺え知れる。(マーサ・ビスト・カーバインいわく「つまらない意地で勝手に作った」機体。)

RX-0の建造、特にシステム周りについては、ビスト財団の秘匿技術が多く、AE社の開発担当者ですら「機体はアナハイムで建造したが、システム関連はビスト財団が請け負った為、殆どがブラックボックスとなっている」と語るほどであった。このため、未完成フレーム状態から、連邦軍スタッフのみで完成まで到達させた(デストロイ・アンチェインドすら起動に成功させている)本機の存在は、ビスト財団がブラックボックス・データを軍には提出したか、あるいは連邦軍が独自にブラックボックス同等のシステムを構築したことを示している。

装甲塗装

フェネクスは関節部や踵などの部位を除いて全身を黄金色のエマルジョン塗料が施されている為、(この塗装は、百式にも使われている。)装甲が鏡のように宇宙の星々を映すほど磨き抜かれた色をしており宇宙戦では高いステルス効果を発揮する。この装甲塗装は耐ビーム・コーティングのためのものだが、そちらの方は気休め程度の性能しかない。

武装

ビームマグナム

ユニコーンガンダム3号機フェネクス


ユニコーンガンダム系列専用の高出力・低収束率ビームライフル
一射につき専用のEパックを一つ消費して、高出力のビームを発射する。
『one of seven two』時、『ラスト・サン』の最終決戦では装備していたが、『不死鳥刈り』並びに『機動戦士ガンダムNT』時には装備していない。

ビームサーベル

背部ランドセルに2本、両の前腕に1本ずつ計4本装備されている格闘兵器。
腕部に装備されている物は、デストロイモード時にカバーを展開してビームトンファーとして使用することも可能。

アームド・アーマーDE

DEは「Defence - Extention(ディフェンス・エクステンション)」の略称。
本機の背部に2枚1対の翼のように装備されている、攻防の両性能を強化する増加サイコフレーム兵装。1、2号機のバックパックは単なる「ラッチ」(懸架するだけのもの)であったが、この増設フレームはコクピットからのシールド(アームド・アーマーDE)の操作とエネルギー供給を行う事のできる、ハードポイントに近い、外観以上に高度なパーツである。

シールドとしての機能を有しており、『ラスト・サン』では球場のIフィールドを発生させて、ガンダムGファーストから発射されたビーム・ライフルを湾曲させている。

ファンネルとしての機能もあり、『ラスト・サン』では子供達の乗ったスペース・ランチに向け発射された。

射撃時は、シールドごと両腕のアタッチメントに接続し直す事で、先端部に配されたメガキャノン発射モードへ移行する。

『不死鳥狩り』で、行方不明となっていたフェネクスは、アームド・アーマーDEに張り込まれたサイコフレームから斥力を発生させ推進剤を使わずに移動していた。

機動戦士ガンダムNT』では、アームド・アーマーDEの下部に鳥の飾り羽のような姿勢制御用スタビライザーが追加されている。

アームド・アーマーXC

『ラスト・サン』第22話にて、新生フレスベルク隊に回収されていたフェネクスに装備された増設ジェネレーター兼サイコミュ・ユニット。
NT-D発動に限定されたバンシィ・ノルンの物とは異なり、最新の「n_i_t_r_o」(ナイトロ/nEWTYPE iNIECTION tRACE rEFOMED oLDTYPE)が搭載されている。
搭乗者がオールドタイプでもフェネクスをデストロイモードへと変身させる事を可能とするが、ナイトロの影響で搭乗者は好戦的となる。
『ラスト・サン』最終話で、ルガー・ルウの駆るリバウによって破壊された。

活躍

『機動戦士ガンダムUC One of Seventy Two』

宇宙世紀0095年12月3日、先行ロールアウトしていたAE社の2号機「バンシィ」との合同評価試験を行う。バンシィとの模擬戦中にネオ・ジオン残党「袖付き」のリバウが乱入してきたが、試験を続行したまま交戦。しかし、ラーソン中将によってNT-Dのリミッターが解除されたフェネクスは暴走。バンシィの脚部を溶断、胸部を大破させ、ラーソン中将以下試験評価員を乗せた母艦《エシャロット》のブリッジを破壊後、消息不明となった。
この事件は『不死鳥狩り』時には、エシャロット事件と呼称されている。

『機動戦士ガンダム U.C.0096 ラスト・サン』

宇宙世紀0096年1月1日、サイド7における、地球連邦地上軍多用途輸送艦「アンヴァル」およびアイリッシュ級「オアシス」と、ジオン軍公国軍残党のムサイ級軽巡洋艦「メイルメル」の戦闘中、突如として出現。オアシスから出撃したジムⅢを1機撃墜、1機頭部を損壊させた。
その後、両陣営のMSには目もくれず、式典に招待されていたバニロードジュニアスクールの生徒達が乗るスペース・ランチへ向けてメガキャノンを発射、多数の民間人を殺害するという暴挙に及んだ(この行動は生徒達の中にニュータイプ及びその兆しのある者がいて、フェネクスのNT-Dが過剰に反応した為だと連邦宇宙軍大佐ロック・ホーカーは分析している)。
その後、連邦宇宙軍大佐ロック・ホーカー旗下の新生フレスベルグ隊がこれを回収。バックパックにアームド・アーマーXCを増設され、彼の思惑の下に置かれたが、戦闘でリバウにアームド・アーマーXCを破壊された事で戒めから解放される。コクピットからジョリオンが救出されると、フェネクスは再び行方をくらませた。

機動戦士ガンダムUC』-不死鳥狩り

『不死鳥狩り』は、小説『機動戦士ガンダムUC』から続く世界観である。
宇宙世紀0096年、エシャロット事件から半年、『機動戦士ガンダムUC』でネオ・ジオンがダカールでテロを起こしてから10日後を舞台とする。
フェネクスは連邦軍の特殊部隊「猟人(シェザール)隊」から、フェネクス捜索任務「不死鳥狩り」の目標として追われる事になる。
パイロットのリタ・ベルナルはこの時既に肉体が消滅しており、全体の一部となった彼女の精神だけがフェネクスに宿り動いている状態だった。インダストリアル7へ向かうムサカ級軽巡洋艦は、ネオ・ジオングを構成するハルユニットを積載しており、もしこれがフル・フロンタルの下に届けられ真価を発揮すれば、世界の理を破壊しかねない危険性を秘めていた。それを阻止する為、リタはハル・ユニットを破壊しようと声を発し続けていた。この声に応えた地球連邦軍ヨナ・バシュタ中尉はフェネクスに乗り込むとリタと協力して、ネオ・ジオングのサイコシャードから100メートルを超える1対の無機物で作られた有機的な翼を顕現させ、ヤクト・ドーガをコアにした不完全なネオ・ジオングを破壊することに成功。リタがヨナと別れを告げると、フェネクスは彼女の魂を乗せたまま銀河の中心へと旅立った。

機動戦士ガンダムNT』では

『機動戦士ガンダムNT』は、前述の『不死鳥狩り』を下敷きとして作られた作品であり、アニメ『『機動戦士ガンダムUC』』から続く世界観を有している。パイロットのリタの扱いや、フェネクスのデザインなどは『不死鳥狩り』とは異なる。「報告書-U.C.0097-」によれば『One of Seventy Two』で起こったエシャロット事件後もいくつか目撃情報はあった模様。

宇宙世紀0097年、ラプラス事変において衆目に晒されたユニコーンガンダム1号機と2号機が封印され、人々の意識から遠ざかり忘れ去られようとしていた頃。2年前に消息不明となっていたRX-0ユニコーンガンダム3号機が、地球圏に再びその姿を見せ始めた。3号機を捕獲しようと、地球連邦軍、ジオン共和国、ルオ商会がそれぞれ動来出した。

備考

機動戦士ガンダム鉄血のオルフェンズ

『鉄血のオルフェンズ』に登場するガンダム・フレーム計72機は、それぞれ前述のソロモン72柱の名を冠しているとされる。そのため、フェネクスの名を関するガンダム・フレームも厄祭戦当時には存在していたと考えられるが、外伝作品も含めて未登場であり、作中年代まで現存しているかどうかも現時点では不明である。

関連項目

機動戦士ガンダムUC マーサ・ビスト・カーバイン 

アクロス・ザ・スカイ ロック・ホーカー

Gのレコンギスタ G-フェネクス

機動戦士ガンダムNT リタ・ベルナル ナラティブガンダム 

同型機

ユニコーンガンダム バンシィ

名称関連

ソロモン72柱 フェネクス フェニックス

その他

フェニックスガンダム アルヴァアロン マークレゾン

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