CV:菅生隆之
概要
ビスト家の2代目当主。サイアム・ビストの孫。60歳。
学生時代に家を飛び出し、地球連邦軍の戦闘機パイロットとなった事もある。ビスト一族の中において異色な経歴と鋭敏な頭脳をサイアムに見込まれ、後を継いで二代目当主になった。
工業コロニー「インダストリアル7」にあるアナハイム工業専門学校の理事長でもある。
バナージ・リンクスの実父であり、彼が高いニュータイプの素質を秘めていると知り彼を自分の後継者として育てるべく訓練を行って来た。しかし、愛人でバナージの母であるアンナが息子がビスト財団の呪縛に囚われる事を良しとしなかった事から二人とは別れ、以降所在こそ掴んではいたものの二人を政争に巻き込ませまいとする配慮と彼女に対する最大限の誠意として自ら会うことを禁じ、またバナージも彼との記憶を無意識の内に封じていた。
また、アルベルト・ビストの父親でもあり、カーディアスの存在は彼のコンプレックスの元となっていた。
祖父である前当主サイアムの意思を汲んで、「ラプラスの箱」をネオ・ジオン残党袖付きに引き渡そうとするが、妹マーサの介入によって失敗。その後のインダストリアル7の混乱の中でマーサの差し金として送り込まれたアルベルト・ビストに銃撃され重傷を負う。
傷を負いながらも箱の担い手であるユニコーンガンダムを破壊するべくユニコーンの収容されている格納庫へと向かうが、その際に偶然再会した息子のバナージへユニコーンガンダムを託し、自身は爆炎に呑まれて死亡した。