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フェネクス(機動戦士ガンダムNT)

ふぇねくす

フェネクスとは、劇場用アニメ『機動戦士ガンダムNT』に登場するユニコーンガンダムの3号機。アニメ化に伴って、『UC-MSV』から一部設定とデザインが改変された。
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『UC-MSV』における設定はこちら

カタログスペック

形式番号RX-0
頭頂高19.7m(ユニコーンモード)、21.7m(デストロイモード)
本体重量23.8t
全備重量52.4t
ジェネレーター出力3,890kW(ユニコーンモード)
スラスター総推力206,770kg(ユニコーンモード)
武装
  • 60mmバルカン砲
  • ビーム・サーベル(ビーム・トンファー)
  • メガ・キャノン
  • アームド・アーマーDE
搭乗者リタ・ベルナル


概要

RX-0シリーズの3号機であり、ユニコーンバンシィの兄弟機。
パイロットは、地球連邦軍の強化人間リタ・ベルナル少尉。

外観としては、軽度のビーム耐性を持った黄金色のエマルジョン塗装を特徴としており、デストロイモードでは本体装甲がスライド拡張すると同時に、アームド・アーマーDEが展開。サイコフレームが青色に発光する。

開発

フル・サイコフレームの素体を入手した地球連邦軍上官の思惑で、ビスト財団の関与を受けず連邦軍が独自に建造した経緯を持ち、1号機2号機のデータを基にして開発された。
(報告書-U.C.0097-より)

運用実績

性能評価トライアルとして、AE社と地球連邦軍が合同で模擬戦闘訓練を実施。フェネクスはNT-Dを発動したが、制御不可能な暴走状態へと突入してしまう。
当該機は試験評価員を乗せたアイリッシュ級「エシャロット」の艦橋へ、シールドファンネル(アームド・アーマーDE)による攻撃を加えたのち、戦闘空域離脱。その後はパイロットであるリタも含め行方不明となった。

地球連邦軍を始め、テストに同席していたAE社も行方を追っており、いくつか目撃情報(恐らく、漫画『機動戦士ガンダム U.C.0096 ラスト・サン』で描かれた、宇宙世紀0096年1月の事件に相当すると思われる)はあるものの、同年に勃発したラプラス事変の期間も含め、鹵獲には至っていない。
(報告書-U.C.0097-より)

フェネクス捕獲を企む各種勢力

宇宙世紀0096年のラプラス事変終盤、あたかも『時を巻き戻した』かのようにMSのジェネレーターを分解するなど、人智を超えた力を発揮したユニコーンガンダム1号機こと「シンギュラリティ・ワン(技術的特異点)」は危険視され、宇宙世紀0097年にはミネバ・ラオ・ザビ地球連邦軍(政府)がサイコフレーム関連技術の封印協定を結んだ。同時に1号機と2号機は共に、地球連邦軍の立ち会いの元解体・封印されたとの噂が流れていた。

残るユニコーンタイプの一機フェネクスの捕獲の為、宇宙世紀0097年、地球連邦軍は秘密部隊「シェザール隊」を組織して作戦「不死鳥狩り」を行う。
しかし、ルオ商会、AE社だけでなく、ジオン共和国までもが介入を始め、地球圏は混迷を深めつつあった。

武装

ビームサーベル(ビームトンファー)

デストロイモードで使用。

アームド・アーマーDE

フェネクスの背中に翼のように二枚一対で配置された複合兵装。ナラティブでは、アーマーの下部に不死鳥の尾羽根のような、姿勢制御用スタビライザーが追加されている。
Iフィールド機能、メガキャノン 発射機能も持つが劇中では使用していない。

内部に張り込まれたサイコフレームによって斥力を作り出し、推進剤を使わず宇宙空間を超高速で飛行する。(観測したダマスカスのレーダー長曰く「ほとんど光の速さ」。また、脚本を元に完全書き下ろした小説では、シェザール隊に「ビームより速いのか!?」と焦りのうめき声をあげさせている。)

内部に張り込められたサイコフレームサイコミュ制御によって、攻防に長けたシールドファンネルとなる。
ナラティブガンダム(A装備)との初戦では、サイコキャプチャー展開のわずかな隙に背部マウントから二基のシールドファンネルを射出し、フェネクス本体がキャプチャーの結界に囚われてすぐ、ファンネルによる打突攻撃をA装備のアームに仕掛けることで、窮地を脱している。

サイコ・フィールド

フェネクスが腕部を振るうと発動する、虹色の波動。
接触したマシーンを、あたかも『時が巻き戻った』かのように分解する効果を見せる。
かつて“ユニコーンガンダム【光の結晶体】”がゼネラル・レビル隊に放ったものと同質の波動だと推測される。
サイド6の学園都市コロニー「メーティス」では、周囲に民間人がいた為、発動を渋っており、人間に波動が接触するとどうなるかは不明。
劇中では、ナラティブガンダム(A装備)が右腕のサイコキャプチャー・フィールド(サイコ・フィールド)で防御したように既存のサイコミュ兵装で防御可能である。

劇中での活躍

宇宙世紀0097年……エシャロット事件から約1年半が経過した頃、サイド4近傍の暗礁宙域で、地球連邦軍のシェザール隊によりフェネクスの捕獲作戦が行われていたが、フェネクスは青い燐光を撒き散らしながら途轍もないスピードで部隊を翻弄していた。

その戦場へと、ルオ商会によりナラティブガンダム(A装備)が投入され、フェネクスはこれと交戦状態に入る。MA並の推力と各種武装を使ったナラティブの攻撃に食い下がられるフェネクスは、特殊兵装「サイコ・キャプチャー」で捕縛されかけるがこれをアームド・アーマーDEで対処、サイコ・フィールドの波動で、右サイコ・キャプチャーを分解するのだった。
ナラティブのパイロットのヨナから、通信ワイヤーを使った接触通信で呼びかけを試みられるが、応答はなく、そのままナラティブガンダムを振り切ると戦闘空域から離脱した。

ガンプラ

「ナラティブver.」販売

上述した2018年の機動戦士ガンダムNT制作発表後、スタビライザー周りのパーツが新規造形された上で、HGUCブランド(1/144スケール)でゴールドパール成型の通常版と、金メッキ仕様の特別版が、一般販売を開始した。これらに加えて、ガンダムベース東京限定販売品でクリア成型仕様が販売されている。
マスターグレードブランド(1/100スケール)では、プレミアムバンダイ限定で販売となっている。

アームド・アーマーDE

バンシィと異なり、最初から装備されているため判別しにくいが、フェネクスのDEもシールドに覆い被せる方式で追加装備している。
因みに立体物では、マスターグレードの場合はDEの脱着がそのまま再現されているが、HGUCなどでは、価格を下げる事を目的に、シールドとDEを一体化させたパーツを採用しているため、取り外すことが出来ない仕様となっている。
バンシィ・ノルンガンプラも、同様の方式。)

設定の変遷

ユニコーンガンダム3号機フェネクスは、2013年にお台場のガンダムフロント東京で公開された3Dデジタルアニメ『機動戦士ガンダムUC One of Seventy Two』を初出としている。本作に合わせてガンプラマスターグレード)での立体化も果たしている(このため、このMGのパッケージイラストには、『One of Seventy Two』版バンシィも描かれている)。
そしてその後も、UC-MSVとしていくつかの『ガンダムA』刊行作品に登場していった。

2014年に『機動戦士ガンダムUC』(OVA版)が完結すると、アニメと展開が異なる『機動戦士ガンダムUC』(小説版)におけるハルユニットの顛末を描いた『機動戦士ガンダムUC 不死鳥狩り』において、“ユニコーンガンダム【光の結晶体】”の代替役として大きく取り上げられ、本小説に合わせてHGUCなどでの商品展開も再度進んだのだった。

2018年4月に劇場公開アニメ作品として、前述の『不死鳥狩り』をモチーフとした『機動戦士ガンダムNT』が発表され、あわせてフェネクスも、アニメ設定と辻褄が合うよう、設定と機体デザインに若干の変更が加えられ、設定がまとめられた。
このため『NT』発表後は、HGUCMGといった、既に商品展開が行われていたガンプラでは「ナラティブVer.」として『NT』版のデザインで改めて販売され、サンライズ公式イベントやホビージャパンなどの模型誌における「開発系統図」といった資料では「ナラティブVer.」が用いられるようになった。
アーケードゲーム『ガンダムトライエイジ』やソーシャルゲーム『スーパーガンダムロワイヤル』ではバンシィ同様に特に注釈無く「ナラティブVer.」が「ユニコーンガンダム3号機フェネクス」として用いられている。

関連項目

機動戦士ガンダムNT
リタ・ベルナル ヨナ・バシュタ ミシェル・ルオ
サイコフレーム サイコ・フィールド
全体(宇宙世紀)

兄弟機

ユニコーンガンダム バンシィ

名称関連

ソロモン72柱 フェニックス フェネクス

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