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フルアーマーユニコーンガンダム

ふるあーまーゆにこーんがんだむ

OVA「機動戦士ガンダムUC」に登場するモビルスーツ。ユニコーンガンダムに多種多様な火器を装備した最終決戦仕様である。
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カタログスペック(ユニコーンモード/デストロイモード)

頭頂高19.7m/21.7m
本体重量45.1t
全備重量76.9t
ジェネレーター出力3,480kW/測定不能
装甲材質ガンダリウム合金
スラスター推力189,700kg/測定不能


概要

バナージ・リンクスの友人、タクヤ・イレイの提出したアイデアを基に、アナハイム・エレクトロニクス社のアーロン・テルジェフが調整を行ったユニコーンガンダムの戦地改修最終決戦仕様

ユニコーンに搭載されたLa+プログラムが示す最終座標に急行しなければならない為に、新たな装備や増加装甲、増設ジェネレーターを開発する事はおろか、資材調達の時間すら無かったため、ネェル・アーガマ艦内にあったストック品――なかでもEカートリッジ式ビーム兵器と実弾兵器の、ジェネレーターに負荷をかけない武装のみを選別してフル活用した急造装備である。これにより、ゲーマルク(計26門、ファンネル30基を除く)のような超重攻撃機には流石に見劣りするものの、多大な重量の増加と引き換えに計17門という大火力を手に入れた。

両腕と背部の計3箇所に専用シールドを増設し、そこにクシャトリヤ用のビームガトリングガンを2基ワンセットで接続することで計6門装備。加えて現場制作のフレームを介して背負わせたハイパーバズーカ2基を更にプラットフォームとして、三連装ミサイルランチャーとグレネードランチャーをそれぞれ2基、さらに各所にハンドグレネード(3発で1セットとして2セットをそれぞれ4箇所に装備して計24発)を増設した。その姿はさながら「刀や槍の束を背負って見栄を切る古代の戦士」のようでもある。
さらに増加した機体重量を取り回すため、94式ベースジャバーから流用したプロペラントタンク兼用ブースターロケットを増設している(戦闘の際にはプロペラントタンクに積載している推進剤に、ライフルによって着火する事で武器に転用して見せた)。

ただし、全身に配備した武装に対して、推力は限定箇所に限られる(ベクトルの向きが限られる)上、パワー・ウェイト・レシオが激減しているという明確な弱点を背負う事となった。ノーマル時のユニコーンは3.4倍と同世代の20m級では抜きんでた数値を有していたが、フルアーマー形態では2.5倍という量産機並みのレベルに下がっており、武装の干渉によって(特に腕部の)可動範囲が狭まっている物理的制約も合わせて考慮すると、特に接近戦に不安を抱えた形態と言わざるを得ない。

デストロイモードへの『変身』を阻害しないように武装の配置を考慮しているため、会敵後は即座にデストロイモードに変身してサイコフレームによる偶発的な出力・推力増強に賭けるか、各武装を斉射する厚い弾幕によって敵の接近を阻みつつ、使い切った武装を順次パージする事で本来のパワー・ウェイト・レシオを取り戻していく戦術が求められる(劇中は後者を採った)。

なお、あまりの重武装で艦のカタパルトが使用できないほどに全高が延長されたため、艦外でブースターロケットを接続、有線状態で加速して切り離して発進という方法を採っている。

劇中ではこれらの武装の他、損傷して帰投したリゼルのビームライフルを借用し、無補給で戦闘を継続した。

武装

第一次ネオ・ジオン抗争期に活躍した第四世代MS同等の多数の武装を装備しており、各武装の制御においてもまた第四世代MS同様に、サイコミュと連動して行われる。加えてユニコーンガンダムの場合は、インテンション・オートマチック・システムによって、パイロットによる目標の探知と呼応し、ある程度はオートで照準を行ってくれるため、操縦の負担を軽減する仕様となっている。
が、ラカン・ダカランの「馬鹿がっ、オートマチックなんぞに!」というセリフに表されるように、MS機動戦において熟練パイロットに対しての命中率には過度の期待は禁物であり、事実、対バンシィ・ノルン戦ではリモート武装の殆どは回避されてしまっている。リモート操作武装とバズーカを使い切った後の、ネェル・アーガマ防衛戦では、両腕のガトリングガンと頭部バルカン砲で多くの戦果を挙げたため、やはり腕部装備武装との命中率には差があるようである。

一部媒体では、「ユニコーンガンダムに搭載された量子コンピュータと同等とされるフル・サイコフレーム機の演算能力によって実現した運用方法」とされるが、MSには一年戦争期から光コンピュータ(光集積回路を用いた高性能量子コンピュータ)が使用されている事をファーストガンダムにおいてアムロが語っているため、単純にユニコーンには「高性能の光コンピュータ」が搭載されていると考えるべきである。また、『セミオートマチックも含めた重装型MSの操縦補助』という点では、Sガンダムに搭載されていたALICEに近いとも言える。

なお、量子コンピュータ系を大きく凌駕するバイオ・コンピュータは、宇宙世紀0120年代において初実装されている。

頭部バルカン砲

ビームサーベル

ビームマグナム

ノーマル形態から引き続き使用。ビームマグナムは右マニピュレーターに所持する(プラモデルなどでは、両手に装備している場合もあるが、接近戦が不可能になるため劇中では一丁のみを所持した)。

なお、下記のシールドを両前腕に装備しているため、ビームトンファーは使用不可能である。

ハイパーバズーカ

メンテナンススタッフが急増した接続フレームを介して、2門を背負う形で接続している。
νガンダムがバックパックに背負ったまま射撃した事例と異なり、接続フレームには射撃のためのデータ送信を行う機能は無いようで、アニメ・ゲームの全映像作品において、背中から取り外した後、マニピュレーターで所持してから使用している
(砲門数的にも前述の「17門」にはカウントされていない。)

劇中では両手に持って射撃している途中にバンシィ・ノルンに接近され、サーベルで両断されてしまった。

ビームガトリングガン接続シールド

シールドの裏面にビームガトリングガンを2挺取り付けた、攻防一体のシールド。

両前腕部にはユニコーンガンダムのエネルギーコネクタが内蔵されているため、射撃およびデストロイモード『変身』時のサイコフレームとIフィールド・ビームバリア展開が可能。ただし、ユニコーンガンダムのシールドの項で語られているように、そもそもユニコーンガンダムのジェネレーター出力ではシールド1枚分のIフィールド・バリアを常時展開する余裕すらないため、使用タイミングを熟慮する必要がある。

背部のものは、単なるラッチに“引っかけてある”ため、二次装甲および予備武装として背負っているだけである。
このため劇中、デストロイモードに『変身』した際には、両腕シールドのサイコフレームは赤く輝いたが、背面のシールドはサイコフレーム・Iフィールド発生機の展開すらしなかった
(砲門数的にも、背部の2門は前述の「17門」にはカウントされていない。)

1枚(1セット)はバンシィ・ノルンとの戦闘において、バルカン砲の直撃を受け、ガトリングのEカートリッジの誘爆もあって爆散、失われている。(ネェル・アーガマ帰還後の補給によって、再び3枚に補充されている。)

3連装対艦ミサイルランチャー・ユニット

ハイパーバズーカ外側側面に取り付けた、スタークジェガン肩部用ユニット。左右で計2基を装備する。リモート操作可能。

グレネードランチャー

ハイパーバズーカのアンダーバレルにセットされた、ジェスタ用規格武装。トリガーはバズーカと連動しているようで、弾頭が同時発射されているのが確認できる。
(砲門数的にも前述の「17門」にはカウントされていない。)

バズーカ同様、使い切る前にバンシィ・ノルンのサーベルで撃破されてしまった。

3連装ハンドグレネード・ユニット

左右のふくらはぎ外側に2基ずつ、左右のハイパーバズーカ内側側面に2基ずつの計8基を装備。ジェガンが腰部に装備しているグレネード弾。リモート操作可能。

ブースターロケット

94式ベースジャバー(サブフライトシステム)の流用品。大型のプロペラントタンクに多量の推進剤=爆発物を積載しているため、ぶつけて着火する事で武装として転用した。
言うまでもないが、もしもユニコーンガンダムが装備している間に、バルカン砲の1撃でも着弾していれば、ユニコーンガンダム自身がダメージを負っていた。
α・アジールのように、戦地に到達すればプロペラントタンクを切り離すのが通常である。)

劇中未使用武装

ハイパービームジャベリン

プランでは存在していたが、クシャトリヤ・リペアードの修復資材として流用されたため、ユニコーンガンダムは使用しなかった。
柄の部分などにサイコフレームが内蔵されており、スライドすることで展開される。
大出力のビーム刃を発生可能だが、大型のため取り回しが悪く、バンシィ・ノルンの腕で簡単にいなされた後に叩き折られてしまった。

なお、未使用時は柄を二つ折りにすることでシールドへのマウントが可能。加えてビーム刃発生器は取り外しができ、柄尻部分やビームマグナムへマウントし、バヨネット(銃剣)のように使用することも可能となっている。

アームド・アーマーDE

漫画版(『バンデシネ』)において、各シールドに追加装備した。
攻防機動を増強する、増加サイコフレーム装備。詳細はバンシィ・ノルンを参照。

余談

名称

防御面においてはシールド以外の追加装甲はなく、「フルアーマー」と呼ぶのは正確には不適切であるが、タクヤがこの強化案を提出した際に「フルアーマー」と呼んだことからその名で呼ばれることとなる。(ゲーム版では夢の中でもフルアーマーユニコーンと呼んでおり、最初から追加装甲は考えていなかったのかもしれない。)

OVA完結後、バンダイからHGUCとして発売された際には、「フルアーマメント(=武装)」を指しているという補足が記載された。

ハイパービームジャベリン

ハイパービームジャベリンのデザインモチーフはクローバーのガンダムDX合体セットに付属した槍である。

立体物

MGプラモデルでは緑色のサイコフレームの状態で模型化したが、アニメではフルアーマー状態であったのは赤い発光時のみで、緑色へと変化した際にはほとんどの武装を使い切ってシールドガドリングのみであった。(後に赤フレームへの変更版がプレミアムバンダイで発売、Re:0096では緑フレーム状態のフルアーマーがOPにて登場している。)

外部作品への出演

ゲームなどではユニコーンガンダムとは別(換装扱いだったり別の機体)として扱われることも多い。
また、劇中ではほとんど実弾装備を使い切ったあとは、3基のシールド・ガトリングをサイコミュの力でファンネルのように(作品によっては明確にファンネルと表記されることも)扱い、本体はビームマグナムを携えネオ・ジオングと戦闘を行った。
ゲームなどではよくこの軽装形態と、上記のフル装備形態の2形態が使えることが多い。

ガンダムVSシリーズ

マキシブーストでは追加参戦(通常ユニコーンと同じくコストは3000)。
戦闘開始・再出撃直後は大量の武装を背負った姿をしているが、

  • 鈍重だが弾幕量に優れる射撃武装ほぼ一辺倒な基本形態
   ↓
  • プロペラントタンクをパージして、ビームガトリングガンとレバー入力で挙動が変化するバズーカを主軸に中距離の射撃戦を得意とするゲームオリジナルのIf的な形態
   ↓
  • 触れた相手が数秒スタンするサイコ・フィールドを放ちながら更なるバージを行い、動きながら使用できる射撃武装こそ乏しいがその代わり特殊格闘でシールド・ファンネルが、そしてファンネル射出中に追加入力でバレルロールしながらの高速の間合い詰め、さらには格闘特格派生でソフトチェストタッチで相手を爆発させるサイコフレームが緑色に発光する最終形態。

……と、コマンド入力でパーツを段階的にパージしていき、最終的にはゲーム中トップクラスのスピードを誇る格闘寄りの機体へと姿を変える。
なお、一度外した武装は再出撃まで再び付け直すことはできない。

特に目を引くのが最終形態。その高速の間合い詰めからの格闘コンボは深手を負った機体や低コスト帯機体からすれば脅威。
一応、格闘主体形態なので連携からの丁寧な射撃戦に持ち込まれると踏み込みにくいのだが、弾幕に優れた第1形態、迎撃力のある第2形態を挟む為、他の格闘機と違い読みにくいのもこの機体のウリの一つ。ただし逆に、各形態の性能は3000コスト帯の専門機(例:接近戦におけるマスターガンダム)には劣るため過信はせずに、プレイヤー毎、あるいは敵チーム毎のパージ戦術を練る必要がある。

覚醒技は「虹の彼方へ」と最終話のタイトルを冠した、バンシィ・ノルンとのコンビネーションアタックを繰り出す。両機体とも美しく光ってカッコよく動くため、ファンならずとも必見の大技である。

ガンダムUC(PS3)

PS3のガンダムUCのDLCとして参戦。
タクヤによるガノタ全開の本機の熱い解説を聴くことが出来る。
性能は控え目に言ってぶっ壊れ。
ミサイルやグレネードをバラ蒔いたり、マグナムやガトリング(ボタンを押してる撃ち打ち続ける)など、
あらゆる武装をデンドロビウムばりに連発出来るため、射撃や弾数補正を掛けてやれば、MSはおろか艦艇も一瞬で沈む一人戦略兵器と化す。

ミサイルは複数ロックなので敵機を纏めて破砕したりなど、特定の条件付きのミッションでさえも難なく突破出来る。
格闘にサーベルは無いが、一斉射撃で派手にフルバーストも可能、殆どの武装は通常の残骸補給で回復可能であるため、継戦能力も高い。

スーパーロボット大戦

第3次Z天獄篇」で初登場。
小説版及びOVAでは赤発光状態でしか登場していないが、天獄編では玩具等でお馴染みの緑発光状態での登場となる。
単分離コマンドでパーツをパージ可能。
攻撃力はパージ後の方が高いもののこちらには作品によっては一斉射撃がMAP兵器版も存在し、殲滅力という点では上。

関連項目

機動戦士ガンダムUC
最終決戦仕様 フルアーマー
フルアーマーガンダム
ユニコーンガンダム バナージ・リンクス タクヤ・イレイ
ジェガン ジェスタ リゼル スターク・ジェガン

バンシィ・ノルン クシャトリヤ・リペアード

ガンダム試作3号機

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