概要
ホバークラフトだが、相当の高空まで運用できるほか、MS離脱後もメガ粒子砲を用いて戦闘機のように運用される。
『ΖΖ』での描写から、胴体前部にコクピットを持った有人機であるのが判明している(MSからの操作で無人操縦も可能)。
モビルスーツを2機まで搭載可能で対地対空兼用のメガ粒子砲を装備している。
グリプス戦役では主にティターンズやそれに協力する連邦軍部隊が運用したが、ティターンズ崩壊後はネオ・ジオンやアフリカ独立戦線・青の部隊などの反連邦勢力にも流出した。
この頃まではアクト・ザクやハイザックなど18m級のMSが最前線を張っていたためMSを2機積載して飛行することが多かったが、MSが大型化が進んだU.C.0096年時点では1機のみ積載しての飛行がメジャーとなっており、ジオン残党軍のマラサイも単機で運用していた。
バリエーション
89式ベースジャバー
宇宙世紀0089年にロールアウトされた地球連邦軍の宇宙用SFS。
武装はオミットされており、MSの行動半径を3倍に伸ばすブースターで、完全にMS輸送に特化している。機体上下に各1機のMSを搭載可能。基本的はMS側から操作されるが、コックピットを備えており有人宇宙艇としても使用できる。
なお、『逆襲のシャア』が初登場作品だが、機体名は「ベースジャバー」と通常と同じだった。後の『機動戦士ガンダムUC』で「89式ベースジャバー」という名称がついた。
また『機動戦士ガンダムF90FF』を見る限りでは宇宙世紀0122年の第2次オールズモビル戦役の時にも使われている模様。
94式ベースジャバー
『機動戦士ガンダムUC』で初登場したベースジャバー。構造が簡略化されている。
コクピット部を挟むようにブースター付きプロペラントタンクを左右に繋げた双胴型の形状で、大型ブースター部分はジョイントで切り離し可能なモジュールとなっている。
このブースター付きプロペラントタンクはフルアーマーユニコーンガンダムやナラティブガンダムA装備等にも転用されている。
こちらも『F90FF』では宇宙世紀0115年でものサイド2アメリア・コロニー駐留軍で使われている模様。
ガンプラ
HGUCで発売。UC版が一般販売、Ζ版とUC版ジオン残党軍カラーがプレミアムバンダイ限定。89式と94式も発売されており、前者は一般販売、後者はプレミアムバンダイ限定。
RE/100では89式が発売。こちらは逆シャア版、UC版共にプレミアムバンダイ限定。
MGではフルアーマーユニコーンガンダムに94式ベースジャバーが付属。ブースター付きプロペラントタンクは共用かつ1組しか付属しないなので選択式となっている。
いずれも同スケールのMSを乗せてディスプレイする事が可能だが、RE/100のものはアクションベースが3つも必要になる。