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ネオ・ジオング

ねおじおんぐ

機動戦士ガンダムユニコーンに登場するMA(モビルアーマー)。原作小説には登場せず、OVA版に登場する所謂アニメオリジナルメカである。
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概要

シナンジュをコアユニットとした拠点攻略用巨大モビルアーマー
パイロットはシナンジュに引き続きフル・フロンタルが務める。
その名称とコンセプトは、シャア・アズナブル一年戦争で最後に搭乗したモビルスーツジオング」に由来する。
シナンジュを中心として全長100mを超える外殻「ハルユニット」を組み合わせた構成を成しており、その巨大さから装備を全て組み立てた状態ではレウルーラなどの母艦には収容出来ない為、その際には艦底にワイヤーで吊るされる形で運搬・整備される。

ハルユニット自体は袖付きの設計であり、建造には袖付きに所属する機付長(整備責任者)レベルの整備士が動員されているが、連邦系技術を多分に含むシナンジュを基点としてこれだけ大規模な装備を用意する事は、懐事情に厳しい袖付き側にとって容易でない事は想像に難くなく、一説にはアナハイム・エレクトロニクスが「UC計画」遂行における障害となったユニコーンガンダムに対するカウンターとして一部技術提供や生産を行い、袖付き側に供与したとされている。

その機体構成に関しては「シナンジュとオプションパーツの合体した機体」ではなく「シナンジュをモビルアーマーに搭載した機体」と表現した方が相応しく、アナハイム・エレクトロニクスが開発したGP-03Sガンダム プラン303ティターンズガンダムTR-6[インレ]ジオン版と言っても過言ではない。
加えて、それら重武装型ガンダムとは違い、サイコフレーム技術を基点としたサイコミュ兵装を多数備えており、パイロットであるフル・フロンタルの能力すらも鑑みた本機は、機体とパイロット、そしてそれぞれが有する能力が融合する事によって、想像を絶する圧倒的な力を持つ怪物へと変貌を遂げる事になる。
また、メガ粒子砲と複数の腕を装備した肩部はノイエ・ジール、長大なシュトゥルム・ブースターを装着した下半身はα・アジールから繋がる意匠を持つなど、連邦・ジオン双方の大型モビルアーマーの特徴を併せ持つ機体となっている。

ちなみに、ランディングギアを使えば『一応』地上戦も出来る模様。

武装

有線式大型ファンネル・ビット

腕部に搭載されたオールレンジ攻撃兵器。ジオングと同じく指がメガ粒子砲となっており、それぞれをインコムの様に射出する事が出来る。
砲身には三本爪のワイヤー・アンカーが備わっており、攻撃対象に小型の掘削機が付いたワイヤーを潜り込ませて乗っ取る「ジャック」機能を持つ。取り付いた後ならばワイヤーを切り離してもジャックした機体をコントロールできる。
また、サイコ・シャードとの連動する事によってパイロットが搭乗していなくとも自動的に近づく敵を攻撃し、コロニービルダー「メガラニカ」のシステムの一部を掌握する事を可能とするなど、既存のオールレンジ兵器とは異質な存在へと昇華している。

アーム・ユニット

両腕・及びバックパックに搭載された大型アーム。
先端部にはファンネル・ビットを装備し、これをマニュピレータとする事で敵を捕縛する事ができる。
アームは肩部レールに接続されており、フレキシブルに可動する。
背部に四基搭載されているアーム・ユニットはそのまま背面に展開する事で機体の死角を無くすだけでなく、他の腕が破壊された際には欠損箇所と素早く入れ替わる事で損傷による攻撃力の低下を抑える事ができる。
アーム・ユニット自体が大型ファンネル・ビットのコンテナとしても機能し、内部に予備のファンネル・ビットを格納する事で機体の継戦能力を高めている。

肩部大型メガ粒子砲

肩部の前面4基搭載、背面に2基の計6基搭載されており、機体上方・前面・後面を広くカバーする。
収束率を変更することで収束・拡散発射の任意変更が可能。

大口径ハイメガ粒子砲

腹部に搭載されているビーム砲。
威力こそ高いが、肩部のメガ粒子砲と比較して射角は狭い。

隠し腕

ジ・Oナイチンゲール同様にフロントアーマー部分に内蔵されているサブアーム。
本来の用途はランディングギアであるが、余りにも巨大な為に敵が接近した際にはこれを捕らえる為に使用される。

腰部Iフィールドジェネレーター

腰部に2基搭載されている耐ビームバリア。出力は極めて高くユニコーンガンダムバンシィが放つビームマグナムを無効化するが、飽和攻撃時には脚部に装着されたシュトゥルム・ブースターまでカバー出来ないという欠点を持つ。

肩部ウェポンコンテナ

GP03のアームドベース・オーキスのそれと同様にパッケージングされた各種武装を収容するコンテナ・スペース。
シナンジュはGP03と違いフォールディングアームを持たない為、手持ち武器の収納スペースはシナンジュの手が届く部分に配されており、バズーカ等はここに収納される。

ビーム・サーベル

シナンジュの腕部に装備されているビーム・サーベル。
主に接近して来た敵機などへのフェイルセーフティとして使用される。

サイコシャード発生器

両肩、リアアーマーの合計4ヵ所に8基搭載されているサイコフレーム兵器。
限界を超えた共振と膨張を起こしたサイコフレームから発生するサイコ・フィールド放射結晶体『サイコシャード』が光輪のような形に展開し、ネオ・ジオング単体でサイコ・フィールドに限りなく近い現象を意図的に再現する事が可能となる。
サイコ・フィールド展開時には、どこまで実現可能で、正確な有効範囲は不明だが、操縦者(フロンタル)が望むイメージを具現化できてしまう、敵対する者にとっては恐るべき空間を形成する。
サイコシャードは「袖付き」によって発見された技術ではなく、一説にはフル・サイコフレーム機の試験中に発生した偶然の産物であり、そのデータが流出したとも言われている。

感応波によるハッキング機能も有しており、劇中では前述のジャック機能と併用して、敵拠点要塞の管制システムの掌握に用いられたほか、ユニコーンガンダム及びバンシィ・ノルンとの最終決戦においては、敵機体の武装に干渉し自壊に追い込んでいる。
なお、武装破壊の理由については、フロンタル自身がバナージの懐柔を諦めておらず、武装を破壊する事で戦意喪失を狙ったとの事。

余談

小説版における最終決戦では、巨大なオーラに身を包んで2機のユニコーンガンダムを追い詰めたが、OVA版では表現しにくかったのかオーラを巨大な機体にできないかということで原作者の福井晴敏氏が考案した。当初はスーツとスカートを装着したようなイメージだったが、最後の敵として絶対的な存在にしたかったのとジオンの歴代MAを考えるとこれくらいの大きさが必要だというカトキハジメと監督の古橋一浩氏の2人の案が重なって100mを超えるデザインになった(結果的にユニコーンとバンシィが苦戦する構図が簡単にできたことと、最終エピソードを象徴する機体になったと後にカトキハジメが語っている)。
また、「ネオ・ジオング」という名称はα・アジールの企画段階での名称でもある。
ちなみに、劇中ではネオ・ジオングのサイコシャードとユニコーンのサイコフレームの共鳴によってフロンタルとバナージが「刻の流れ」(宇宙の記憶)を精神的フラッシュバックのような形象として垣間見ているが、準備稿段階では古橋監督は本当にタイムスリップさせるつもりだったらしい(流石にそれはやり過ぎということで、福井氏に止められたとのこと)。

福井氏の小説『機動戦士ガンダムUC 不死鳥狩り』において、「小説版にもハルユニットが存在していたが、フル・フロンタルの元に渡らなかった」という設定で、ヤクト・ドーガをコアとしたネオ・ジオングが登場している。
フェネクスにその意思を宿したリタ・ベルナルはネオ・ジオングについて、これがその真の主の手に渡り真価を発揮すれば、“刻”を可視化するなど、やがては時空をも操り世界の理すら破壊しかねない危険性を秘めた「今の人の世界に存在してはならないもの」であるとまで断じている。
実際、バナージを懐柔しようとしていたOVA版とは違い、自分の中の『シャアの怨念』に呑み込まれて虚無と狂気にひた走りつつあった原作版のフロンタルの手にハルユニットが渡っていれば、バナージ達は容易に殲滅されていただろうことは十分に考えられる。

立体物としてはHGUCBB戦士アサルトキングダムの三種類が挙げられ
HGUCはシナンジュにハルユニットをプラスした内容となっているが、ハルユニットの全長は1/144スケールでありながら80cmオーバーという巨大なものとなっており、HGUCGP-03 デンドロビウムと同様に展示スペースを選ぶ内容となっている。
BB戦士はHGUCほどのボリュームは無いが1/100スケールのガンプラと同等のスケールを持ち、また組み立ての手軽さから
シナンジュ以外のキット・フィギュア等をハルユニットに乗せて楽しむという遊び方が提示されている。→詳しくはハルユニットの項目を参照。
バンシィのアームド・アーマーVNの爪が横方向に展開する機構と同様に立体化時点では隠し腕として使うことを想定していなかったのか、ランディングギアの展開は差し替え含め再現されていない。
アサルトキングダムは食玩でありながら、価格は一万円という高額商品で
サイズも40cmというHGUCに次ぐ大きさとなっている。

関連項目

機動戦士ガンダムUC
シナンジュ ジオング
フル・フロンタル

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