概要
旧ジオン公国軍の運用したグワジン級とその後継艦の流れを汲む高性能艦であり、特にモビルスーツ搭載能力と火力に優れる。
分類はレウルーラ級、もしくはグワジン改級。
モビルスーツ用カタパルトを艦中央部に上下一基ずつ有しており、またシャアの座乗艦として彼用の個室やリビングルームが備えられている。
正式な竣工年月日は不明だが、宇宙世紀0090年に於ける反地球連邦組織NSPのテロリスト部隊「カラード」の蜂起に於いても、新生ネオ・ジオンの旗艦とは別個体の艦を確認できる為、少なくともこれ以前には竣工していたものと思われる。
艦体全長に関しては250m(一部の資料では350mと表記されている)と、ネェル・アーガマやラー・カイラムなど同時期に運用された艦艇と比較して小型の部類に入るが、火力に関しては第二次ネオ・ジオン抗争当時の艦艇の中では最大級であった。
宇宙世紀0093年の第二次ネオ・ジオン抗争において、シャア総帥の指揮の下、地球寒冷化作戦に従事するが、アクシズ落としがアムロ・レイの乗るνガンダムによって阻止された事によって、ナナイ・ミゲルらと共に戦線を離脱している。なお、同作戦前にはダントン・ハイレッグ、アルレット・アルマージュも乗艦していたが、彼らは事前に退鑑している。
その後ネオ・ジオン残党『袖付き』へと降り、艦長をヒル・ドーソン大佐が引き継いだ上で修復を受け、同組織の旗艦となった。
宇宙世紀0096年のラプラス事変では首魁であるフル・フロンタル大佐と、その乗機シナンジュと共に戦場に現れ、更にハルユニットの運搬、及びネオ・ジオングへの換装も行っている。
同年5月4日の『ラプラスの箱』を巡るメガラニカ周辺宙域の戦いには、後詰めとして直接戦闘には関わらず控えていたが、同日には護衛に残っていた1隻のムサカ級と共に、コロニーレーザー「グリプス2」から発された光の奔流に消えた。
その他(非公式作品)
漫画『機動戦士ガンダムUC バンデシネ』では二隻のレウルーラが登場した。
松浦まさふみ氏が描くコミック作品『機動戦士ガンダム IN UC.0099-ムーンクライシス-』にも登場。