CV:榊原良子
概要
新生ネオ・ジオンのニュータイプ研究所所長及び戦術士官。階級は大尉。24歳。綴りはNanai Miguel。
金色に近い薄茶色髪のウェーブのかかったセミロング、翠眼が特徴的であるナイスバディ頭脳明晰美女。
元々はニタ研の被験者であったが施設縮小のあおりを受けて研究者側へ変わっている。そのためゲーツ・キャパ、ロザミア・バダムとは知り合い。
『機動戦士Ζガンダム デイアフタートゥモロー ―カイ・シデンのレポートより―』では、ティターンズ崩壊時はキリマンジャロ基地勤務となっており、ローレンと共にカラバの捕虜となり、そのままネオ・ジオン士官となった。
総帥のシャア・アズナブルを慕っており、軍事では参謀、私的な場では恋人として、彼を公私に渡りサポートした。しかし元ティターンズ所属でシャアの逆襲の元凶の1つともなったローレンを否定し切れない等、軍人としての能力は疑わしい面がある。
中には「シャアに取り入ったおかげであの地位に付いた」と影口を叩く者もいたというのはこのため。
軍人としては自分には甘く、部下や他人に対しては厳格な面を見せていた。
その後もローレンに師弟関係をネタにタカりに来られたりする等、彼との関係を完全に断ち切る事が出来ない等、軍人としては不適格な優柔不断な面がある。
クェス・パラヤとは折り合いが悪く、彼女に対し嫉妬も抱いていた。
本人は戦場には出ないが、彼女自身もニュータイプらしき素質がある場面が垣間見え、戦場でサザビーを駆るシャアの行動や感情を強く感知し把握していた。(漫画『若き彗星の肖像』や『デイ・アフター・トゥモロー~カイ・シデンのレポートより~』では10年前のUC.0083にNT研究の被験者となっている)
戦局の終盤ではシャアが死に急ごうとしているように感じたのか、不安の入り混じる思念を送るも、アムロ・レイとの決着に没入するシャアに「男同士の間に入るな」と一蹴されてしまう。そして、地球に落下するアクシズを包むサイコフレームの光の渦の中にあるシャアが、大気圏の摩擦熱で消滅したと思われた瞬間、シャアの命が尽きたと感じたのか号泣する。
その後の彼女の消息は「スウィートウォーターに隠棲している」と言われている。「宇宙世紀0095年時点では既に死亡している」とも言われいるが、富野由悠季監督自身はそのことを否定していて、生存していると発言している。久織ちまき版では、戦後、一般人として過している。
小説版『ベルトーチカ・チルドレン』での名前はメスタ・メスア。同作品を元にしたカセットブック版では劇場版のナナイと同じく榊原氏が声を担当している。
メディアミックス作品
スーパーロボット大戦シリーズ
逆襲のシャアがよく再現されやすいため会話では出番が多いものの、パイロットとしての出番は少ない。マップに登場する場合はネオ・ジオン軍旗艦レウルーラの艦長として登場し、ハマーン・カーンとの特殊戦闘セリフを互いに言うことがある(所詮声優ネタ)。
『V』では既にアクシズ・ショックが起きラプラス戦争が勃発した直後の状態で参戦しているため、シャアがMIAとなった後のネオ・ジオン残党を統率し、ミネバ・ラオ・ザビ(本物)を擁立してラプラスを結成。袖付きと対立している。
U.C.ENGAGE
イベントシナリオ『水の星にくちづけを』から登場。グリプス戦役前からオーガスタでローレンとサイコミュ研究に携わっていた。なんとこのとき17歳。若い。
年齢に合わない貫禄もこのころからで、歳上のニュータイプからも敬語で対応される場面がある。
グリプス戦役終盤にはアクシズ(ネオ・ジオン)に亡命を企て、ネオ・ジオンのニュータイプ研究施設に出戻った。
ペッシェとも交流は持っていたが、ロザミィ(ロザミア・バダム)に関する処遇が原因で関係は劣悪となる。
余談
- ファンの間では冗談交じりで「『ガンダムZZ』の最終回での自爆後に手術を受けて整形したハマーン」だとか、「『Vガンダム』のミューラ・ミゲル(主人公ウッソの母)の先祖」だなどと言われる(後者に関しては富野由悠季監督が直々に否定しており、「ミゲル」の綴りが異なる)。
- なお、シャアの孫自体は本当に存在している(一部ゲームのみ設定であることに注意)。
- 中の人ネタに関してはパチンコ『逆襲のシャア』稼働時にサンライズがyoutubeにアップしたPR動画でも突如ナナイがハマーンに変身してクェスを怒鳴る、「シャア…私の元に戻ってこい…」という一幕があった。
関連タグ
セミロング 才色兼備 一途 隠れ巨乳 翠眼 茶髪 ナイスバディ
ハマーン・カーン:ガンダムシリーズの中の人つながり。過去のゲーム作品の警告音声において「男同士の間に入るな」のセリフの直後に入れ替わりシャアを戦慄させたシーンがある。
イングリット・トラドール:ガンダムシリーズの劇場版作品におけるラスボスを支える女性であり、彼らが迎え入れた女性に嫉妬している点が共通している。しかし、作中での扱いから活躍、個人の性格、組織における立ち回り(ナナイは組織内ではある一定の地位にいるが、感情に振り回されるなど職業軍人としての能力は疑わしく、不信感を持つ者もいたのに対し、イングリットは組織の中では比較的まともな性格をしており、多少の失態はあれども感情を押し殺しながら最期まで責務を全うし、心の内を周囲には隠し通した)など、見事なまでに対照的である。