「感情面の不完全さが強化人間の欠点です。」
CV:屋良有作
概要
眼鏡をかけた地球連邦軍科学者で、中尉の階級を持つ。
グリプス戦役開戦時にはオーガスタ研究所からティターンズに出向し、ロザミア・バダムやゲーツ・キャパのコントロールを担当していた。
バスク・オム大佐が編成したニュータイプ部隊にロザミアとゲーツが選ばれると彼らの管理のためにドゴス・ギアに乗艦する。
研究家ながらも実戦データ収集のためにゲーツのバウンド・ドックに同席して出撃もしている。その後、レコア・ロンドの乗るパラス・アテネにより、乗艦していたドゴス・ギアに攻撃され、爆発に巻き込まれ消息不明となる。
劇場版には登場しない。
小説『機動戦士ガンダム外伝 THE BLUE DESTINY』によると、一年戦争時はジオン公国のフラナガン機関に所属する科学者であったが、クルスト・モーゼスと共に地球連邦に亡命しEXAM研究所にてブルーディスティニーの開発に係わっているとされている。
『GUNDAMWARS II MISSION ΖΖ』では漂流していたティターンズ戦艦からアクシズによって救出され、ガンダムMk-Vの設計をアクシズに譲渡し、連邦のサイコミュ技術をアクシズに導入する協力をしたと解説されている。同書では、オーガスタではなくムラサメ研究所所属になっている。
『ガンダム・センチネル』では『MISSION ΖΖ』の設定をほぼ受け継ぎ、救助という記述こそないが、ガンダムMk-Vの1機をアクシズに引き渡したとしている。『機動戦士ガンダムUC』のメカニカル設定においては、ドーベン・ウルフの母体であるガンダムMk-Vに搭載された準サイコミュ自体の開発にも携わっていたとされ、それにはローレンが過去に研究していた特殊OSの技術も役立っているとされる。
『U.C.ENGAGE』ではペッシェ・モンターニュ関連シナリオに登場。
一年戦争の時期のシナリオでは名前が出るだけであったが、グリプス戦役前の時系列のシナリオで共に本人が登場。オーガスタ研究所時代には脱走するロザミィを捜したり、ナナイ・ミゲルと共にインコムの研究のための模擬戦に立ち会ったりしていた。
ドゴス・ギア乗艦時に襲撃を受けた際には、アクシズへと亡命するため、艦内で宇宙服を着た状態で脱出を図る様子が描かれた。
その後はネオ・ジオンのニュータイプ研究所でプルシリーズの訓練やリンク・サイコミュの研究を行っていた。この頃にはロザミィの再強化と末路について後悔している様子が見られる。
セリーヌ・ロムと再会した際には「出戻り」と自嘲していた。