サラ・ザビアロフ

さらざびあろふ

サラ・ザビアロフとは、「機動戦士Ζガンダム」の登場人物。

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概要

ティターンズのMSパイロット。階級は曹長。ニュータイプの資質がある。
パプテマス・シロッコの命令で、ジェリド・メサの部下になるが、後にシロッコ直属の部下となる。アーガマにスパイとして潜入した時にカツ・コバヤシと出会い、彼から好意を寄せられる。シロッコのためならば死んでもいいと思うほど彼を尊敬・信頼し、恋愛感情にも似た思いを抱いていた。シロッコに魅かれてティターンズへと寝返ったレコア・ロンドには激しい対抗意識を持つ。最期は、シロッコがハマーン・カーンのキュベレイと交戦し、一対一で対峙していた際、突然シロッコを狙って乱入してきたカツの攻撃から彼を庇って戦死。カツ＆シロッコにとってのララァ・スン的存在となった。

人物像

シロッコの心酔者であり基本的にはシロッコの懐刀として戦うが、彼女自身はそこまで邪悪な人間ではなく、年相応の優しい少女である。スパイを疑い彼女を尋問したカミーユや、脱出するために利用したカツからも再三説得されるなど、その人柄はエゥーゴの面々からも憎からず思われていた。

しかし、純粋すぎる本質からか、シロッコによって言葉巧みに操られる形となり、彼の命令で敵であるアーガマへの密告や、フォン・ブラウンでの爆破テロといった汚れ役に等しい任務を、言われるがままに実行してしまう事になった。
彼女の不幸はティターンズに入隊したこと、そして何よりも、自分以外の他者を利用する為のものとしか認識できないシロッコに出会ってしまったことなのかもしれない。
なお、小説版では若くしてファーストフード店の店長を任された経歴の持ち主とされているが、彼女の背景は劇中語られていない。