概要
ティターンズ所属のモビルスーツパイロットで、階級は少尉。ジャブロー内のニュータイプ研究所で訓練を受けていたとの設定があるが、どれほどの能力を秘めていたかは定かではない。
TV版第12話で、核爆発が迫るジャブロー基地から脱出しようとする輸送機にすがりつくジェリドに機上から手を伸ばして助け、以後彼のパートナーとして行動をともにする。
ジェリドとコンビを組んで何度かカミーユと戦い時には窮地に追い込むこともあったが、TV版第30話でガディが命じた奇襲作戦でZガンダムの攻撃からジェリドを庇って戦死した。
死後もなお嘆き悲しむジェリドを思念体となって勇気づけ、操縦桿を取らせた。
一時期上官であったシロッコに誘惑されるがこれを拒み、ジェリドとの愛情を全うしている。
年齢設定は、TV版では21歳。劇場版パンフレットには17歳とある。
TV版では、17歳という設定のカミーユを「子供」と呼ぶシーンがある。
パイロットとして
モビルスーツのパイロットとしてその腕前を劇中で最初に見せたのは新型モビルスーツガブスレイのテストを兼ねたシロッコとの模擬戦の場面で、メッサーラを駆るシロッコのバックを取るなどしてその技量をシロッコに褒められている。操縦技術は劇中の描写を見る限りはジェリドよりも上と思われる。戦闘では(特にカミーユに対しては)突っ走り気味であるジェリドのフォロー役に徹し、第21話では絶妙なコンビネーションでカミーユのMk-IIを撃墜寸前まで追い込んだ。補佐役として決して目立たなかったが要所でジェリドの窮地を救い、時にカミーユの駆るΖガンダムを単騎で圧倒するなど堅実な活躍を見せ、ジェリドもマウアーと組んでいた頃がパイロットとして一番充実していた時期(公私ともに)と言えるかもしれない。
性格
理知的で冷静沈着な性格で、登場当初はジェリドとシロッコを値踏みしているような描写もあり、計算高い一面も覗かせていた。しかし、自分に言いよる際にジェリドを小僧呼ばわりしたシロッコに「なんて男!」と心中で嫌悪感を示し、以降はジェリドのパートナー役に徹するようになる。ジェリドと行動を共にするようになってからは、計算高い部分は薄れ情熱的な一面を覗かせるようになり、強い野心とカミーユに対するライバル心を持てあましているジェリドを献身的に支えていく。その結果ジェリドにとって公私両面においてかけがえのないパートナーとなり、マウアーにとってもジェリドを守ることが彼女の全てとなっていく。カミーユの攻撃からジェリドをかばった時も、どこか達観したような表情で「守って見せるって、言ったろ・・・」と呟き散って行った。
服装
彼女のティターンズの制服は他のキャラクターと少しデザインが異なり白タイツを着用している。
また、黒いブーツもはいている。
搭乗機体
主な搭乗機はRMS-106 ハイザック、RX-110 ガブスレイ(スーパーロボット大戦シリーズではバイアラン、バウンド・ドック、ドーベン・ウルフにも搭乗)