「そりゃそうだな。逆立ちしたって、人間は神様になんかなれないからな……」
プロフィール
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身長 | 168cm |
搭乗機 | |
CV |
主役級のアムロとシャア以外では、ギレン・ザビと共に原典からキャストがオリジナルのまま続投されている希少なキャラでもある。
人物像
アムロ・レイらと共にジオンに襲撃されたサイド7からホワイトベースへ避難した少年。プエルトリコ系。
普段から素行の悪い不良少年で、口を開けば皮肉を交える事もあるが、その実腰は低くセイラ・マスからは軟弱者の烙印を押されている。
父親が技術者であり、その関係でカイ自身も大型特殊免許を幾つか取得している旨が劇中でも語られており、それがパイロット任命(後にガンキャノン搭乗にも)理由になった模様。
初期設定の時点ではサイド3からサイド7に逃げてきた記述はあるがアニメ本編で採用されたかどうかは不明。劇中では地球出身のアムロを「エリート族」と揶揄する。
漫画「カイ・シデンのメモリー」ではアニメとは異なり両親は医者(そちらは初期原案を踏まえた設定の模様)というものの、その実「まっとうな仕事ではなかった」と薄々気づいており、ミハルの弟妹を見て「過去の自分をみているようだ」と供述していることから諜報関係者であった可能性が高く、地球圏の各地を転々とした末にサイド7に転入してきたのは「逃げ込むよう」であったようだ。
一年戦争時にサイド7が襲撃された際に避難民としてホワイトベースに乗船し、人員不足からガンキャノンのパイロットを務めた。
当初は戦場で恐怖を覚える事も多く、素行の悪さから初登場からして前述したようにセイラに「軟弱者」と平手打ちされ、その後も治ることなくリュウ・ホセイやブライト・ノアからの鉄拳制裁を受けていたものの、ベルファスト基地で出会ったミハル・ラトキエとの出会い、そして彼女の死によって大きく成長し、ゴッグを撃破するなど戦果を出した。
その後、アムロ・ハヤトらと激戦を戦い抜き、ア・バオア・クー攻略戦では乗機を中破するも無事に生還した。
なおアムロのあまりに華々しい戦果に隠れる印象はあったが、MS撃墜数で言えばハヤトともどもエースパイロットと呼べる実績を挙げている。
戦後、連邦軍を辞めてジャーナリストに転身。
この頃から「いつバチカンに呼び出されるかわからない」と言う理由で白い背広を愛用している。
グリプス戦役勃発時には連邦軍の内情を探るためにジャブロー基地に潜入。その際、同じくジャブローの偵察を行っていたレコア・ロンドと出会い、行動を共にした。
レコアともどもカミーユ・ビダンに救出された後は、自分の立場からエゥーゴとカラバを支援した。
しかし、かつて敵対していたクワトロ・バジーナことシャア・アズナブルに対して、その煮え切らない態度に疑問を持っており、ハヤトを通じて『リーダーの度量があるのに、リーダーになろうとしないシャアは卑怯だ』と告げている。
その後もジャーナリストとして活躍しつつも、ブライト・ノアに協力している。
宇宙世紀0096年において、ブライトが『袖付き』のスベロア・ジンネマンとの共同作戦を極秘裏に進めていた際には、交渉役として活躍。ただし、本人はシャアの隕石落としなどの蛮行から、徹底的な反ジオン派となっており、ジンネマンらに対してはいい感情を抱いていなかった。
一方、アクシズショックでアムロが行方不明になったことは本人も気にしているらしく、ピューリッツァーではかつてホワイトベースに乗っていたキッカがアムロの伝記を作りたいという連絡を受けると、かつてのホワイトベースクルーやカラバ関係者等の連絡先を教えたり、取材パスを手配するなど全面的に協力しており、宇宙世紀0097年では、秘密裏にリディ・マーセナスと接触。「神様の世界なんてものに片足突っ込んじまった奴の友人」という立場の“先輩”として、リディに重要な情報を伝えている。
彼のジャーナリストととしての実績は高く、宇宙世紀0090年代は元ホワイトベース隊と言うのもあってかブライトやセイラに次ぐ要注意人物として連邦軍からマークされており、0100年代以後では著名のジャーナリストとして著書を多数残し名を馳せているようだ。
小説版『機動戦士ガンダム』では
民間人ではなく、最初から軍人(パイロット候補生で階級は曹長)として登場。 物語終盤では中尉にランクアップしアムロやハヤトと共にニュータイプに覚醒し活躍する。ハヤト、アムロが戦死してしまう最終局面の中で最後まで生き残りキシリアやシャア、ペガサスクルー達と共にズム・シティに乗り込み、ギレンの逃亡を感知する。キシリアが彼を抹殺するも、即座にシャアの手によって抹殺されるというザビ家の滅亡を見届けると『なぁ、アムロ・・・本当に、コレでいいのか?』と疑問を投げかける場面がある
THE・ORIGINでは
原作とほぼ変わらず、ガンキャノンのパイロットを務める。
地上編になるとガンキャノンの頭部をザクⅡの胴体に接続し急ごしらえのMS「キャノンザク」を駆って出撃し、活躍を見せる。
リュウ・ホセイが戦死した時にアムロとハヤトの殴り合いを見ていた子供達が泣いているのを見て『ほれ、チビ達も泣き始めちゃったじゃないか。』と二人を諌める。
テキサスコロニーでは、MS戦隊の一人として参加するがブラウ・ブロの攻撃を受けてしまったため、愛機が行動不能になったためジョブ・ジョンの手により救出される。その際スレッガー・ロウ達が駆るガンタンクのガンナーとして参加する。
ソロモン攻略戦では、負傷した身でボールで出撃しようとするハヤトに『あんまり熱くなるなよ、早死にしちまうぜ』と落ち着かせたりする場面がある。
ア・バオア・クー攻略戦では、ホワイトベースに配備されたジムに対し『大体、ジムなんてのは中身がスカスカの量産品。何を着せたところで・・・』と愚痴をこぼす(が、これは配備された『増加装甲型の乗り手がジョブ・ジョンだろう』ということの後の『彼は外さない誰かとは違って』という言葉に対する怒りを込めて)
しかし、ハヤトがガンキャノンの操作訓練をしている時に聴いた言葉に喜ぶ姿やガンキャノンに深い愛着を持っている姿が見られる。
作戦時にホワイトベースがア・バオア・クーに不時着すると、ハヤトと共に死守する。
その時に『俺達が護るべきものがあったぜ。 サイド7からこっちよぉ・・あれは、ずっと俺達の家だったじゃあねぇか!』と言うと向かってくるジオンのMS部隊を迎撃していく。 アムロとセイラが行方不明のためブライトから『捜索・援護・救出』の任務を受ける。 要塞各所で爆発している中で、ハヤトが脱出を提案するが『まだアムロもセイラさんも発見してないんだぞ!』と最後まで任務を遂行しようとする強い精神力を披露、ニュータイプには覚醒せず、最後まで通常人として戦場を駆け抜ける。
無事にセイラを救出後、ア・バオア・クーをハヤトと共に脱出しランチと合流しミッションを達成した。
GUNDAM0079TheWarForEARTH
最初から軍人でリュウの同僚として登場。剥げてるわけではなくオールバックのポニテ。
軍務に対する嫌悪感や臆病や嫌味っぽさは特にみられない・・・散々ゲームオーバーになった後にセーブ地点を突破した後の「どうやったらあんな操縦が出来るの」(本人はまじめに感嘆してる)を気にしなければ、であるが。
GジェネDS
宇宙世紀ルートではクワトロに疑惑を抱きつつもセイラとともに合流する・・・という程度だが、ア・バオア・クーステージでシャア以外にアムロを撃破させるとIF展開に突入。
その後アムロの能力を引き継ぐかのように彼が覚醒(NTレベルは最高の5)し、アムロの代わりにνガンダムを愛機にする。そして主要ユニットのほとんどが原作のライバルキャラというライバルルートでも最後まで自軍として使用可能となる。