CV:鈴木清信(初代・TV版Ζ・ΖΖ)、檜山修之(劇場版Z)、中西英樹(THE ORIGIN)
人物
アムロ・レイらと共にジオンに襲撃されたサイド7からホワイトベースへ乗船した民間人。
柔道2段の腕を持つ純粋な日本人(宇宙世紀ではかなり珍しい)。
15歳でアムロと同い年だがその体格はかなり小柄。
一年戦争時にサイド7が襲撃された際に避難民としてホワイトベースに乗船し、人員不足からガンタンク(劇場版「めぐりあい宇宙」ではガンキャノン)のパイロットとして砲撃戦を中心に活躍した。また、一時期はホワイトベースの砲手やブリッジ要員にも担ぎ出されている。
サイド7が攻撃された際は連邦軍軍人の父を持つアムロに対してよく思っていなかった。
前半は複座式のガンタンクに搭乗し、リュウの補助をしていたが、リュウの死後は1人で操縦するようになる。
ザクレロとの戦いでは疲れの見えるアムロに代わって出撃するが、機動性のないガンタンクに搭乗していたこともあってモビルアーマーのスピードについていけず、なすすべもなく敗れる。結局はアムロがザクレロを撃墜するが、このとき看護に来たフラウ・ボゥにアムロに対するコンプレックスを語っている。劇場版ではリュウの戦死直後にアムロと殴り合いになるなどライバルとしての一面が強調されていた。
ソロモン攻略戦で乗機が被弾、自身も負傷して一時戦線を離脱するも、その後復帰。ア・バオア・クー攻略戦では、損傷・着底したホワイトベースを死守するために奮戦し、乗機が大破した後はカイ・シデンと共に白兵戦を行い、最終的に生還した。
余談だが、ソロモン戦での彼の戦線離脱時にはホワイトベースの戦力が11%も低下している。終戦後にフラウと結婚してカツ、レツ、キッカの3人を養子として引き取った。
『機動戦士Ζガンダム』~『機動戦士ガンダムΖΖ』
戦後7年が経過し、年相応に恰幅の良い体格に成長している。
ジャーナリストに転向したカイと違い戦後も連邦軍に残ったが、アムロやブライトと同様に閑職に回され戦争博物館の館長に就任している。しかし、それは表向きであり、裏ではエゥーゴの同盟組織「カラバ」に参加しており、ガルダ級輸送艦「アウドムラ」の艦長として、戦友アムロと共にカミーユやクワトロを支援した。大人の指導者として立派に成長しており、養子のカツに対して厳しく振る舞う一面を見せた。
カイとはこのとき再会しているが、クワトロの正体に関する手紙を託されており、「感想を聞かせてください」と、クワトロにこれからどうするかを尋ねている。
グリプス戦役後の第一次ネオ・ジオン抗争においても引き続きカラバの中心メンバーとして参戦。息子であるカツの戦死を知りながらも、それに対する後悔を表に出す事無く戦いつづける。
しかし、ネオジオンによるダブリンへのコロニー落としが迫る中、ラカン・ダカランのザクⅢを道づれに自爆しようとするが、ジュドー・アーシタに説得されて一時は思いとどまる。しかし、その直後にラカンの攻撃からジュドーを守って乗機であるドダイ改が被弾。「聞こえる…カツ…」と言い残し爆死した。
死後彼の名前はアムロやブライトが素性を隠すための偽名として用いられた。
ブライトと同様富野監督による昭和時代のTVアニメ版ガンダム3作に連続で出演していた数少ない人物でもある。
小説版では
階級は少尉。アムロ、カイと共にニュータイプへ覚醒。ア・バオア・クー攻略戦で大活躍をみせるがシャアが率いるニュータイプ部隊と交戦、彼が駆るリックドムに撃破され、戦死した。
THE・ORIGINでは
原作とあまり変わりはないが、リュウ・ホセイと柔道を行う場面やフラウとの掛け合いなど場面にも優遇される。 搭乗する兵器も多く、物語序盤ではガンタンク ソロモン攻略戦ではボール、ア・バオア・クー攻略戦ではガンキャノンに搭乗して活躍を見せる。
搭乗機
- ガンタンク(TV放送版、THE・ORIGIN)
- ガンキャノン(TV放送版、劇場版Ⅲ『めぐりあい宇宙』、THE・ORIGIN)
- Gファイター(TV放送版)
- コアファイター(TV放送版)
- ボール(THE・ORIGIN)
- アウドムラ(Z)
- ドダイ改(ZZ)
- B‐70