カタログスペック
頭頂高 | 19.0m |
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本体重量 | 21.3t |
全備重量 | 47.3t |
ジェネレーター出力 | 1,870kW |
装甲材質 | チタン合金セラミック複合材 |
スラスター総推力 | 62,000kg |
機体概要
宇宙世紀0096年頃に、地球連邦軍の最前線部隊へと配備された、「名機」ジェガンのマイナー・アップデート機。型式番号RGM-89D。
宇宙世紀0089年にロールアウトした初期量産モデルから、ジェネレーター出力及びスラスター推力の向上が施されただけでなく、スターク・ジェガンなどへの換装を前提として、オプション用のマウントラッチが機体各部に追加されている。A2型同様、初期設計から10年も経過していない時点でのマイナー・アップデート機であるため、(後年代モデルと比較すると)大幅な性能向上は無いが、肩の形状など細かい箇所にまで仕様変更が行われている。
このD型の中でも特にネェル・アーガマに配備された機体の一部は、スタークジェガンのパーツの内、胸部・脚部・バックパックを装着し、両マニピュレーターにビームライフルを携行した特殊任務仕様(高機動型ジェガンとも呼ばれる)として運用された。
ネェル・アーガマ所属のMS隊における本機のコールサインは「ジュリエット」。即ち、同艦配備のリゼルのコール=「ロメオ」と対になっている。
バリエーション
ジェガン(レイヴン仕様)
漫画『機動戦士ガンダムUC0094アクロス・ザ・スカイ』に登場。
アグレッサー部隊であるレイヴン隊隊長ピコ・アルティドールの専用機であり、レイヴン(ワタリガラス)の名が示す通り全身が漆黒に塗装されている他、彼女に合わせたチューンが行われている。
また両腕に兵員を搭乗させたロトを直接懸架する事で強襲作戦における白兵戦部隊の「足」としても用いられるが、小型とは言えモビルスーツを無理矢理装備している為やはり扱いが難しく、デビルズ・ネスト強襲の際にピコの代わりに隊員のユズルが操縦したもののロトに搭乗している人員の負担を考慮した着陸をした際に肩関節を損傷している。
デビルズ・ネスト戦後、レイヴン隊とフレスベルグ隊がロック・ホーカーを追って宇宙に上がった際にレイヴン隊カラーのスターク・ジェガンをユズルが使用しているが、ピコの専用機だったかは不明。
ジェガン(エコーズ仕様)
『機動戦士ガンダムUC』に登場。
エコーズ所属のD型。特殊任務時におけるMSとの直接戦闘を想定した機体で、パイロットのサバイバビリティを高めるためにセンサーを有するバイザーと胸部装甲が追加されている他、機体色はロトと同じ焦茶色で統一されている。ただし、バイザーを搭載する関係上バルカンポッドは除外されている。
主兵装はジェガン用の基本装備の他、連邦軍の汎用装備であるバズーカも使用する(OVAではジムⅡも使用した)。
また、エコーズ920部隊の副司令コンロイ・ハーゲンセン少佐は頭部狙撃用バイザーユニットと右腕部ボックスタイプビームサーベルを増設し、ハンドガン及びダガーナイフを追加装備した専用機を使用する。メガ・バズーカ・ランチャーによる狙撃も行った。
ジェガン(シャイアン基地所属機)
『機動戦士ガンダムUC』に登場。
宇宙世紀0096年代に北米シャイアン基地に配備されていた機体。
機体全体にスプリッターパターンを採用した都市迷彩を施しており、ハイザック・マラサイが使用したタイプと同型のビームライフルを装備する。
ジェガン(先行配備型)
PlayStation3用アクションゲーム『機動戦士ガンダムUC』に登場。
宇宙世紀0094年において、シナンジュ・スタイン運搬任務に就くクラップ級に配備されていた、ジェガンD型の先行配備型。
地球連邦軍を象徴する量産機ジムと同様の赤・白のカラーリングが施されているが、パイロットからは目立ちすぎるとの理由で不評を買った。
クラップ級巡洋艦「ウンカイ」「ラー・デルス」の護衛を請け負っていたが、いずれの機体もフル・フロンタルが乗るシナンジュ・スタインにより撃破された模様。
ジェガン(護衛隊仕様)
型式番号RGM-89D-ESC。エスコート・タイプ。
運用上、以下の点が求められた。
- 自機を盾にしてでも護衛対象を(流れ弾等から)守る。
- 敵機のジェネレーターを爆発させることなく撃退しなければならない(必ずしも敵機を撃墜する必要は無い)。
よって以下のような変更がなされている。
- 重量増を承知で装甲の厚い新造頭部に換装、更に胸部甲装甲を増設。
- 主武装を低威力の90mmショートマシンガンへと変更。
宇宙世紀0097年では、マーサ・ビスト・カーバイン重要参考人の護送に配備された。
スタークジェガン
宇宙世紀0096年頃に運用された、ジェガンD型の特務仕様。
『CCA-MSV』に初稿が掲載され、その後『機動戦士ガンダムUC』に、設定を再編され登場した。その経緯のためか後述の通り、プロトタイプが存在する。
詳細はスタークジェガンを参照。
プロト・スタークジェガン
『CCA-MSV』に初稿が掲載されたスターク・ジェガン。その後『機動戦士ガンダムUC』に、設定を再編された際にスタークジェガンのプロトタイプへ変更された。
詳細はプロト・スタークジェガンを参照。
EWACジェガン
『機動戦士ガンダムUC』に登場。ジェガンD型の偵察仕様。
詳細はEWACジェガンを参照。
ガンプラ
D型に関しては1/144でHGUC、1/100でMGでプレミアムバンダイ限定で販売されており、ジェガンシリーズをプレミアムバンダイで販売する尖兵的存在。
HGUCではレイヴン仕様、シャイアン基地仕様、エコーズ仕様、護衛隊仕様など、各種販売されている。