概要
『機動戦士ガンダムUC』に登場。ジェガンD型の偵察仕様。
頭部にかつてのEWACネロのような肩部と一体化するほど巨大な箱状の索敵ユニットが増設されており、右前腕部にはカメラ・ユニット、左前腕部にはセンサー・ユニットが追加装備されている。
また、索敵ユニットの装備にあたって不都合な点があったのか、頭部はジェガンではなく近い時期にロールアウトしたリゼルのものがベースになっている。
強行偵察型ザクから始まる偵察機の系譜に位置し、部隊の「目」としての役割を担う。
ラプラス事変でネェル・アーガマに所属していた機体は、終盤の攻防戦において、ネオ・ジオン残党(『袖付き』)の最後の戦力である艦艇三隻の位置座標データを母艦へ送信し、艦砲射撃の支援を行うなど、重要な役どころを担った。
情報処理やデータ解析、偵察能力に重きを置く機体であることから、戦闘はほぼ想定されておらず、武装は最低限の自衛としてのハンド・グレネードとビームサーベルのみである。
漫画『機動戦士ガンダムF90FF』にて、サナリィのフォーミュラ計画を影からデータ収集するシルエットフォーミュラ先遣隊「ウジャトアイズ」の記録係として数機が配備されている。活動に不審を抱いたウジャトアイズの隊員が逃亡した際には、追撃として指揮官であるリベラ・アマルガム大尉が搭乗、ハイパー・メガ・ランチャーを抱えて出撃している(Ζガンダムの物と同型)。かつて第二次ネオ・ジオン抗争時に初期型ジェガンを任されたパイロット(当時のジェガンは配備して間もない最新鋭のMS)としての経験値の差か、ウジャトアイズ隊の隊長ヴェロニカ・ヴァーノンの先読みを自身の勘で対応、逃亡した彼らを追い詰めてみせた。しかし、次々と乱入してくる者たちの登場で攻撃を中断、数的に不利な事と敵対勢力を炙り出せたことで収穫はあったと判断、撤退している。
ガンダムビルドダイバーズではガンプラが登場している。
ガンプラ
1/144スケールのものがHGUCで登場。プレミアムバンダイ限定で販売されている。