概要
サイコシャードとは、サイコフレームの中に鋳込まれていたナノサイズの集積回路(金属粒子並みのコンピュータ・チップ)が散布され、サイコフレームが作り出す力場の中で結晶化して生成された疑似的なサイコフレームである。
その機能は通常のサイコフレームに準じるとされる。
機能
上述の通りサイコフレームに準ずる、つまり単機のサイコフレーム搭載総量を劇的に増加させる。
通常、サイコ・フィールドを発生させるには、二人以上のニュータイプ(または強化人間)が同調し、サイコフレームを共鳴させなければならないとされるが、サイコシャードを発生させた機体を用いれば、単独のニュータイプであっても擬似的なサイコ・フィールドを、しかも任意に発生させることが可能となる。擬似的とは言え、小惑星すら動かしたその力は凄まじく、ネオ・ジオングの『兵装』は「使用者の意思を具現化する精神の力場」とも形容された。
具体的には、フィールド内で敵機体の武器に干渉して自壊を起こし、またフィールドに触れた機体のエンジンをあたかも時間が巻き戻ったかのように組み立て前の状態に分解するといった現象を引き起こしている(後者はサイコシャード未装備機であるフェネクスも引き起こしている)。
Ⅱネオ・ジオング運用時は、貯蔵タンク一基分のヘリウム3を直接核融合反応させ大爆発を引き起こすなど、さながら魔法染みた現象さえも引き起こした。
以上のように様々な“機能”を発現するが破壊できない訳ではなく、ネオ・ジオングのサイコシャードはユニコーンの"暖かな光"によって崩壊・灰塵し、Ⅱネオ・ジオングのサイコシャードはリタとミシェルの意志に呼応したサイコフレームオーバーロード状態のフェネクスのビームトンファーに破壊された。
これにより、この世の物ならざる知識で作り出されたサイコシャードは消失されたモノと推測される。
サイコシャードを発現・搭載した機体
ゲーム作品において
スーパーロボット大戦
敵のボス級ユニットであるネオ・ジオングの最強武装として登場する。威力・射程は言うまでも無く、「バリア貫通」・「サイズ差補正無視」等の追加効果も充実。演出は敵機(自軍)ユニットの武装が自爆する、OVAを再現したものとなっている。
最高レアリティであるSSRの「ユニコーンガンダム結晶体ver.」と、「ネオ・ジオング」のユニットアビリティとして実装。「全属性のダメージを一定割合軽減する特殊装甲」として、特にネオ・ジオングの高いHPを更に活かしてくれる(ダメージ軽減率など、ネオ・ジオングのアビリティの方が純粋に上位互換でもある)。特殊装甲はバリア系と異なり貫通されないのも強み。
Gジェネレーション
- ジェネシス
「ユニコーンガンダム【光の結晶体】」、「ネオ・ジオング」が、ユニットアビリティとして所有している。その効果は「周囲9マス範囲内の敵ユニットが射撃武装を使用できなくなる」というトンデモないもの。