概要
キャピタル・アーミィがヘルメスの薔薇の設計図にあるユニコーンガンダム3号機フェネクスのデータを基に復元したモビルスーツ。型式番号はCAMS-RX0。
本機はキャピタル・タワーに漂着した宇宙世紀のサイコフレーム素材を回収したことで再現製造が可能となったとされる。
カラーリングは装甲色がメタルグレー、サイコフレームの発光色は赤と、原型機から変化しているが、機能面は武装も含めた全てが再現されており、デストロイモードへの『変身』はもちろんのこと、サイコ・フィールドの発動すら見せた。
パイロットはマスクがつとめる。
武装
60mmバルカン砲
頭部に2門装備されている機関砲。
ビームマグナム
G-フェネクスの主力武器。高出力・低収束率のEパック型ビームライフル。
詳細はリンク先を参照。
ビームサーベル
パックパックに2本、左右前腕部に1本ずつ装備されている格闘兵器。デストロイモード時にはビームトンファーとして使用することも可能。
シールド
サイコフレームが使用されている実体シールド。Iフィールド発生機を搭載しており、Iフィールド・バリアを展開してビームを防ぐことが可能だが、作中では上手く機能しなかった。
フェネクスと同じくバックパックに増設されたフレームに2枚装備されている。
アームド・アーマーDE
シールド用追加パーツ。
装備されているスラスターを展開・可動させる事で推力の調整を行う機能を有する。また、先端にサブウエポンとしてメガ・キャノンが内蔵されている。スタビライザーは搭載されていない。
『DE』は『Defence - Extention(ディフェンス・エクステンション)』の略。
劇中での活躍
トワサンガにてユニコーンモードでG-アルケインと会敵、交戦を開始するが、マスクが機体と武装の特性を把握できておらず、Iフィールドを展開できなかったり、ビームマグナムの乱射によって即座に弾切れを起こしてしまう。
ならばとサーベル戦に持ち込むが、なおもアイーダ・スルガンに翻弄されて、最後にはシステムの不調で戦闘中に機能停止してしまい、窮地に陥る。
しかし、追い詰められたマスクの怒りや妄念に反応するかのように、G-フェネクスはデストロイモードに『変身』。G-アルケインを瞬時に押し返す。
更には救援に来たG-セルフに対しても、サイコ・フィールドによってビームを弾き飛ばすだけでなく、サーベルを振るうG-セルフを“近づく”事すら許さない圧倒的な力でベルリ・ゼナムを驚愕させる。
しかし最後は、未知の力を発揮したG-セルフと心を鎮め研ぎ澄ませたベルリによるデストロイモードすら上回る反応速度によって剣戟を制され、機能停止に追い込まれたのだった。
ベルリ達はその後即時撤退を優先し、マスクもG-フェネクスの中で気絶していたが生き延び、後に部下に回収されている。
立体物
ガンプラではイベント限定品としてデストロイモードがプレバン限定でユニコーンモードが発売。
またデストロイモードにはガンメタ成形色のものと、シルバーメッキコーティングされたものの2種あり、それぞれ価格差が倍近くある。ユニコーンモードにはシルバーメッキコーティングのものしかない。
何気にHGフェネクスで初めてクリアカラー成形ではないキットであったりする。
ロボット魂でも発売。
こちらもフェネクスのカラーバリエーションで、付属品も全て同一である。
しかし若干ながらの値上げがされており、元のフェネクスから1000円ほど値上げされている。