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ガイア・ギアα

がいあぎああるぱ

ガイア・ギアαは、富野由悠季による小説・ラジオドラマ作品「ガイア・ギア」に登場する架空の機動兵器。
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概要編集

メタトロンの開発した試作型マンマシーン(MM)。アフランシ・シャアの専用機として設計・開発された超高性能機。

ニュータイプであるアフランシの搭乗を前提にしており、当初よりニュータイプ専用機として設計されている。

機体名の「ガイア」は「地球という大地」を、「ギア」は「宇宙あるいは地球の生命をつなぐもの」という命名者の理想がこめられている。


マンマシーン形態からフライング・フォームへの変形機構を有し、大気圏内での高速飛行、単独での大気圏突入及び離脱は元よりエンジン性能とミノフスキーフライトの機能をフルに発揮すれば衛星軌道への進出さえも可能としている。


可変機構の性質上各部を可動フレームで繋ぐユニット構造を成しており、それによって状況に応じてパーツの換装ができ、機体の整備性を高めるなどの利点につながっている。

また、サイコミュシステム、ミノフスキーフライト、ミノフスキーバリアを装備しており、機体自体の莫大な運用容量と、火器管制システムを司るFCSコンピューター・ユニットの組み合わせにより、幅広い状況に対応する。

サイコミュやミノフスキー関連の技術はゾーリン・ソールを解析した際に得たもの、とのこと。


コックピットはキャノピー状となっており、ガラス状のモニターによって囲われた全天周モニター構造を成しているが、外部からは内部の状況を窺えない。また、ミノフスキー粒子によってコックピットを浮かせ、衝撃を緩和させるリニアシートの発展系とも言えるシステムを有する(この機能自体は約50年前の時点で実現してはいる)。ただしコスト度外視な技術であり、時代的にもMS(MM)関連の開発や生産が未だに不安定といえたため後世代のMSには部分的にしか受け継がれていない。


また顔の形状はガンダムタイプに似ているがガンダムを意識した機体なのかは不明。恐らく長い戦乱の中でガンダムと言う名前が忘れられた可能性も否定できない。


ロールアウト当初はガイア・ギアβなどの発展・後継機が検討されたが、開発途中に終戦を迎え、さらにメタトロンも地球連邦に吸収される形で解体されたためこの計画は設計段階で破棄された。そのため、このアルパが唯一の「ガイア・ギア」シリーズの機体であるが、その機体コンセプトはのちに開発されるGセイバーへと受け継がれることとなる(ついでにガンダムに似た顔までも受け継がれている)。



機体データ編集

型式番号α000-0001
全高22.7m
本体重量31.8t
全備重量 50.2t
出力14,460kw
推力128,000kg
パイロットアフランシ・シャア

武装編集

  • 20mmガトリング砲:頭部に2門、変形時の機首に4門内蔵。
  • ビームサーベル:機体各部に装備される。ビームバリアの発信源も兼ねる。
  • ビームガン:両腰部に装備されるビーム砲。フライングフォームでは機首下部に位置し主砲となる。
  • ビームライフル:カートリッジ式のビーム・ライフル。フライングフォームでは背部に搭載する。
  • グレネードランチャー:ウイングバインダーに装備されている武装。徹甲弾や榴弾などを発射可能
  • ハイパーバズーカ:大口径のバズーカ砲。
  • チャフ・ディスペンサー:ウイングバインダーに装備できるオプションの一つ。
  • ファンネルコンテナ:1基につき6基のファンネルを搭載可能。
  • ハイパーメガランチャー:カートリッジ式の長砲身ビーム砲。
  • 空対地ミサイル:ウイングバインダーに装備できるオプションの一つ。
  • サンド・バレル:散弾を発射する。主に錯乱に使用。
  • クラスター爆弾:ウイングバインダーに装備するオプション。
  • モーターボード:長距離移動用オプションとして両足に装着する。

ガイヤス編集

「ガイアス」とも呼ばれる。マハの新鋭機との戦力差を埋めるために導入されたガイア・ギアの簡易量産機であり、コストのかかる可変システムやサイコミュをはじめとする火器管制システムを省略した攻撃型の機体。ただし換装システム自体は残されているため、ガイアギアαの装備を搭載可能だが火器管制関連の関係上、装備上限が設定されている。



関連項目編集

ガイア・ギア

シャア・アズナブル:小説版における命名者。


レイブン:20年後のMS。ガイア・ギアのコンセプトを継承している機体である模様。

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