概要
アフランシ・シャアとは、小説『ガイア・ギア』に登場するキャラクター(画像右)、同作の主人公である。
小説とそれを原作としたラジオドラマでは設定が違うため、この記事ではそれぞれ分けて記載する。
小説版
シャア・アズナブルの細胞を分割し、再活性化する実験により誕生したクローン。
深奥の意思としてシャア・アズナブルが存在する。
南太平洋の島で平和に暮らしていたが、育ての親のガバ・スーに出生の秘密を聞かされ宇宙へとあがった。しかし、スペース・コロニー「ヘラス」に潜入したアフランシは、シャア・アズナブルの意思で自分が宇宙に出たのならそれは理不尽なことだと考えるようにもなっていた
ズィー・機関と接触してからは、同組織の名称をメタトロン機関へと改名、ガイア・ギアαを駆り、人狩りや弾圧を行うマハと戦う。
地球に降下後、アフランシはガイア・ギアαに搭載されているサイコミュの影響で瑣末な情の世界へ踏み入ってしまい、メタトロンに戻って総帥と呼ばれることを遺棄してしまった。
メタトロン上層部は、アフランシに第二のシャア・アズナブルとして組織を率いてもらい、巨大化した官僚機構の受け皿にしかすぎなくなった連邦政府を揺るがすことを期待した。しかし、アフランシはカリスマ性を持った人物であるシャア・アズナブルをやってみるという部分は皆無だと判断された。
メタトロンは、アフランシの元に増援部隊を送り込んだ。その中に暗殺の任務を課したブノア・ロジャックがいたのだが、ブノアは戦闘で核爆発に巻き込まれ戦死してしまう。
アフランシは、ガイア・ギアαの性能をフルに発揮して、ウル・ウリアンを倒し、ビジャン・マハとの戦争に勝利したのだった。
ラジオドラマ版
CV:横堀悦夫
こちらでは、シャアの記憶を受け継いでいるメモリー・クローンという設定。
最後はビジャン・ダーゴルと相対し、撃ち合いになり、お互いに生死不明で終わるという小説版とは異なる終わり方をした。
関連タグ
フル・フロンタル:「ガンダムUC」において、同じくシャアとしての役割を果たすために作られた、強化人間でどちらかと言うとこちらはシャアの偽者。容姿はシャアに似せてあるが、外科的改造処置によるものである。メタトロンの望む「指導者」とはおそらく彼のような人物であったのだろうか。
リヴ・アンゲリカ:人為的にニュータイプであり次世代の人類を導く存在を生み出す「ユーリー・ミノフスキー計画」により生み出されており、アフランシと似た存在。
ユーリー・ミノフスキー(サイファー):同じく「ユーリー・ミノフスキー計画」で生み出されたが初期の不適合被検体。
クロノクル・アシャー:「機動戦士Vガンダム」におけるシャア的ライバルの方向性キャラだが、周囲に対してそれらしく振る舞えなかったことがアフランシと共通している。姓も「シャア→アシャー」と反転させもじったもの。
スレッタ・マーキュリー:後のガンダム作品の主人公だが実はアフランシと似たような存在。