概要
同組織所属の開発チーム「セイバーチーム」によって開発された、ガンダムタイプモビルスーツの総称である。
旧式モビルスーツ「フリーダム」をベースとした「Fセイバー」をベースに開発されており、Gセイバーはセイバーチームによって開発された7番目の機体である。
旧地球連邦時代から開発が進められていたが、制式採用を目的としていないコンセプトモデルとしての意味合いが強い。
その為、軍用機としては失格だと言う学者もいるがそのプロトタイプ的高性能は生み出されるであろう新技術のテストベッドとしては申し分のないものだと言う意見もある。
なお装甲形状はフリーダムの外装を改変したものを採用しつつ、内部部品の8割が同時代の現用MSの物を流用している。
頭部形状はこれまでのガンダムと同じであるがガンダムを意識して作ったのかは不明でしかもガンダムとすらも呼ばれていない(恐らくは長い宇宙戦国時代でガンダムと言う名称自体忘れられた可能性があり、160年代頃にはガンダムは実質伝説となっており、また200年頃ではガンダムと言う名称すら無いくらいである)。
最大の特徴は「オリジン」と呼ばれる基本フレームに装甲や装備(場合によっては四肢のフレーム換装も含む)を追加する事で重力下仕様の「テラインモード」と宇宙仕様の「スペースモード」等に換装出来る事であり、このシステムによりブグと言った並の汎用MS以上の性能を発揮出来る。
反面コストが高騰してしまい、整備性が低下している他、装備換装用ハンガーが母艦や基地の限られたスペースを占有してしまうという問題点も上げられる。
主なパイロットはマーク・カラン、アブナー・セイバー、バリー・アダムス、リード・フォックス。
スペースモード
頭頂高 | 18.2m〜18.7m |
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基本装備質量 | 140.4t |
主推進機出力 | 1008000kg |
最大出力連続許容時間 | 42分 |
ジェネレーター定格出力 | 5512kw |
乗員 | 1名 |
宇宙用の形態。腰周りと背中に大型のスラスターを有し、大腿部と大腕部の装甲をオミットする事で高い運動性と加速性を誇る。
宇宙用だが地上でも問題なく使用できる。
テラインモード
頭頂高 | 18.2m〜18.7m |
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基本装備質量 | 64.0t |
主推進機出力 | 313600kg |
最大出力連続許容時間 | 42分 |
ジェネレーター定格出力 | 5512kw |
乗員 | 1名 |
地上用の形態。スラスター類が外され防御用の装甲が取り付けられているが、高い運動性を有し、脚力はスペースモードの2.8倍に相当する。
テラインホバーモード
テラインモードの腰周りと背中に大出力ホバーを装備した形態。
高速での飛行や歩行こそ不可能だが、ホバリングによる高速移動により高層ビル群や山岳地帯等で威力を発揮する。
バリエーション
Iセイバー(イリュージョン)
頭頂高 | 18.5m〜19.4m |
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基本装備質量 | 92.6t |
主推進機出力 | 694500kg |
最大出力連続許容時間 | 58分 |
ジェネレーター定格出力 | 5126kw |
乗員 | 1名 |
イルミナーティで使用されているセイバーシリーズの9番目の機体。
セイバーチームの別班によって、Gセイバーと並行して開発が進められていた。
Gセイバー スペースモードと同様、高い運動性を追求し開発されており、背部にベクタードノズルを有し、鳥の足を思わせる脚部が特徴。
しかし、Gセイバーのスペースモード以上に機体に施された装甲が極端に少なく、必要最低限の装甲しか施されていない。
これは敵の攻撃を高い機動力と運動性を用いて回避するという設計思想の下に開発されている為である。
ガイアの光事件で複数機(確認されただけでも20機以上)がガイアの援護に駆け付け、MWを撃破している。この事からも量産機である様だ。
パイロットはフィリッペ・サン・シモンをはじめとするイルミナーティ所属パイロット。
G2セイバー
Gセイバーの後継機。
Gセイバーの四肢に採用された「シングル・ジョイント・フレーム」を「ダブル・ジョイント・フレーム(機体の反応速度の向上を意図した二重関節を採用したフレーム構造)」方式に変更した機体である。
関節の数が増えた結果、剛性が低下した代わりに柔軟性と即応性が向上している。
また、膝から足首が大型化しており、これにより機動力や迎撃能力が向上したとされている。
作中には登場しておらずホビージャパンで作例が紹介されている。
G3セイバー(ジーサード)
ゲームオリジナル機であり、議会軍グレムリーシープ隊のMSレイブンとの戦闘で大破したGセイバーをセイバーチームが最新技術で改修した機体。
詳細はこちらへ。
Jセイバー
イルミナーティの精鋭部隊ライトニング部隊の主力機。
セイバーシリーズ10番目のMSであり、Iセイバーと同じくセイバーシリーズでは珍しい量産機。
地上、宇宙問わず運用でき、腰部に専用の高機動ユニットを装備する事で大気圏内飛行が可能。
基本性能はGセイバーを上回る。
ゲーム版オリジナルの機体であり、特定の条件でストーリーを周回すると自機として使用出来る様に成る。
ガンプラ
スペースモードが「ジーセイバー(無重力仕様)」としてHG化されている。
関連項目
ダブルオークアンタ、Gセルフ:「ガンダム」の名を冠していないガンダム繋がり。