概要
νガンダムの強化案の一つ。 正式名称は「νガンダム ダブル・フィン・ファンネル装備型」。
「DFF」はD=ダブル・F=フィン・F=ファンネルの略称が示す通り、フィン・ファンネルを左右に配置した装備である。
ファンネルの数だけでなく細かなデザインも違っている。
大きく分けて2種類のマウントパターンが存在する。
- 左右に3基ずつに再配置したタイプ。本項ではVer.1と記載する。
- 左右に合わせて12基配置したタイプ。本項ではVer.2と記載する。
搭載箇所の変更と個数の変化による強化案であり、フィン・ファンネルの回収と推進剤再充填の機能は持たない。
本体仕様
外観
通常νと比較するとシルエットに大きな差異は無いが、両肩の形状とサイドスカートの長さが異なるほか、胴体左のセンサーも長くなっている。
また、よく見るとフェイス部分のスリットが3本から2本になっている。更に全体のところどころに丸いモールドが存在している。
シールドは通常のものにあった赤いロゴはなく無地になっており、本体と同じ丸く凹んだモールドがある。
後年のイラストでは基本的にモールドが省略されていたり、両肩とサイドスカート以外は通常νと同じだったりしている。
また、そもそも通常νもサイドスカートが設定画に比べて長めに描かれたり造形されたりすることが度々ある。
Ver.2
設定画は存在しない。
初出であるプラモでは通常ν本体を流用する関係で、肩アーマー、ライフル、シールド等のデザインを含めパーツ変更はなく、通常νと同一。ファンネルのみ計12基に増えている(左右に6基づつ)。
(例外もあり、媒体によって一定しておらず、両肩が変わっている場合などもある。)
武者仁宇頑駄無はこちらをモチーフ元としている。
武装
基本的にはνガンダムのものと大きな違いは無いが、仕様や装備数に違いがある。
- フィン・ファンネル
マウントユニットを右にも追加している点は両者で共通する。
Ver.1:左右への再配置のみで装備数は強化前と同じ。背面から見てN字のように左右非対称に装備される。
Ver.2:左右それぞれに6基、合計12基の端末を有する。左右対称に装備される。フィン・ファンネルの搭載数が増えた事で、より広域かつ多角的にビームバリアを展開出来るようになった。
なお、イラストや立体物の写真では、Ver.2が12基の内6基を射出した状態にすることでVer.1にも見えるようにしているケースもある。
- ビームサーベル
Ver.1:フィン・ファンネルの再配置に伴い、フィン・ファンネルのマウントユニットと別にバックパックの側面へ新たにカスタムビームサーベル用のマウントユニットが2つ増設されている(設定画では見えない)。また、通常νと同じく左腕部にも予備のビームサーベルを搭載している。全部で3本に増えている。
Ver.2:左腕部のビームサーベルのみを搭載している。しかし一部ゲーム作品ではVer.1と同じになっていたりと設定が一定していない。
- ビームライフル
- シールド
Ver.1:どちらも真っ白で形状の異なる専用のものを装備している。
Ver.2:本体と同様に、媒体によって通常νと同じ場合もあればVer.1のものを装備している場合もある。
立体物
商品自体少ないが、近年ではFW GUNDAM CONVERGE ♯21(2021年5月)がVer.1を完全再現している。
- ROBOT魂の「νガンダム拡張フルセット」では追加フィン・ファンネル、および交換用の肩アーマー・ビームライフル・シールドが付属し、フィン・ファンネルを左右3基ずつにして各パーツを交換することでほぼ完全に再現できる。
ちなみにサイドスカートに関しては元々そこまで短くない造形であるためかそのままとなっている。
Ver.2
Ver.2の商品は、通常のν本体にファンネルの数を倍増した商品が殆どであり、プレミアムバンダイ専売の別売りパーツとして売られている。
RGやMGのVer.Ka版はフィン・ファンネル部だけをセットにしたDFF拡張セットがプレミアムバンダイにて販売。常時ではないものの頻繁に再販が行われているため、現在でも入手は比較的容易となっている。
余談
本形態は現状RX-93専用の形態では有るがバックパック左右の換装部を使用してファンネルを搭載する量産型νガンダムでもバックパック換装部の両側をファンネルラックにすれば一応理論上は再現可能と思われる。
関連イラスト
関連タグ
ガンダム νガンダム 逆襲のシャア 機動戦士ガンダム逆襲のシャア CCA-MSV
機動戦士ガンダムReon:反乱軍「FAMAS」がレプリカ機を保有。顔のデザインやカラーリングが異なる。