アレルヤ・ハプティズム「戦うさ。僕達の行動に、未来が懸かっている!」
ハレルヤ「ヴェーダに依存しっぱなしでェ……俺達に勝てるワケねぇだろォォ!!!」
機体データ
分類 | 第4世代ガンダム |
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形式番号 | GN-007 |
頭頂高 | 19.1m |
総重量 | 55.4t |
装甲材質 | Eカーボン |
動力 | GNドライヴ |
マイスター | アレルヤ・ハプティズム |
機体説明
型式番号GN-007。ガンダムキュリオスの後継機であり、マイスターは引き続きアレルヤ・ハプティズムが務めている。開発時にはアレルヤの生存は不明瞭だったが、ソレスタルビーイングの面々はアレルヤの生存を信じてこの機体を開発していた。
変形方法はほとんど変わっていないが、機首を頭にかぶる形だったキュリオスと違って、両肩のGNビームシールドが合わさって機首を成すようになっている。GNドライヴは支援機であるGNアーチャーとのドッキングも考慮して股間部にある。
アレルヤは復帰後かなり意気込んでいたものの、ハレルヤの人格が4年前に消滅しており脳量子波が使えない上、強みであった「反射と思考の融合」ができないため中々戦果を挙げられていなかった。挙げ句、メメントモリ破壊作戦ではダブルオーライザーが陽動、ケルディムとセラヴィーが強みをフルに活かしてメメントモリ破壊を担ったのに対し、アリオスは出撃すらせず、プトレマイオス2の急加速のため格納庫でトランザムを行ったのみという不遇っぷり。これがGN電池と呼ばれる由縁である。
リボンズ・アルマークらイノベイターとの最終決戦ではGNHW/Mを装備、火力がアップした。更に、ダブルオーライザーのトランザムバーストによってハレルヤの人格が復活した為に反射と思考の融合を行えるようになった。その為、性能をフルに発揮することが可能となり、ヒリング・ケアのガラッゾを撃破するも、直後にリボーンズガンダムのフィンファングが直撃(機体にダメージが無ければ回避くらいは出来た模様)し両腕を失って戦闘不能となり帰投した。
最終決戦後は、後述のアスカロンに改修されて支援組織であるフェレシュテの元で、地上用の機体として運用された。
武装
GNツインビームライフル
本機の主兵装である2連装のビームライフル。
キュリオスの主兵装であったGNビームサブマシンガンの弱点であった威力不足を改善している。上部の銃身が対地攻撃を行うために可動するようになっている。ブレイク・ピラー事件の際は、これを2丁持って出撃している。後述のGNHW/M装備ではGNキャノンが両手持ち用のため装備されないが、ガラッゾ戦に備え再出撃時に再び装備された…のだが、ガラッゾを撃つのではなくぶん殴る為に使用された。
GNサブマシンガン
両前腕部装甲内に搭載。
GNビームサブマシンガンを内蔵火器化したもの。GNツインビームライフルを破壊されたり携行しない場合によく使用されており、最終決戦ではトランザムと併用することで特攻する多数のガガ部隊を一掃すると言う大戦果を挙げている。
GNビームサーベル
搭載位置がリアアーマーからフロントアーマー裏へと変更されている。
GNバルカン
飛行形態時の機首ユニットに内蔵。対空迎撃用のサブウェポンとして装備される。
GNビームシールド
両肩に装備される羽状のユニット。巡航形態時は機首を構成する。
GN粒子で形成された盾で敵機の攻撃を防ぐ。
超兵としてのアレルヤの反応速度を考慮し、必要最低限の面積での防御を行うと同時に、変形時に使われなかったシールドの撤廃による機動力の向上が図られている。
GNフィールドと違い攻撃力を持っているため、劇中ではシールドとしては使用されず、巡航形態時に大型クローとして開いたユニットの間に展開する事で敵機を鋏み切る形で多用された。
それどころか最終決戦では、どこからともなく飛んできたモブ機体の攻撃で左肩をビームシールドを発生させ損ねて被弾しており、アレルヤ自身はシールド機能をあまり使いこなせていなかった(一緒に戦っていたソーマのGNアーチャーはそれまでシールドはないのに特に被弾なし)。
やはりハレルヤの人格なしだと心許ないのか…
関連動画
バリエーション
アリオスガンダムGNHW/M
ロベール・スペイシーが提案し、実戦投入されたアリオスの最終決戦仕様。
主兵装をGNツインビームライフルから両手持ち仕様のGNキャノンに変更、二基のGNミサイルコンテナを搭載。GNキャノンには連射力の低下を補う意味もあってGNバルカンが内蔵されている。また、飛行形態時の機首ユニットもGNビームライフルと、GNミサイルコンテナを接続するコネクタを有する物に変更され、全体的な火力が向上している。
形式番号の末尾のMはMissileの意味である。
アリオスガンダムアスカロン
「00V」に登場。
他のガンダムに比べ火力で見劣りするアリオスの攻撃力を強化するため、最終決戦での改修プランとして提案された。しかし追加武装によって機動性が低下すると判断されたため、GNアーチャーとの連携やアレルヤの操縦能力を考慮しGNHW/Mが採用された。
機体色がオレンジから赤に変更されており、機首部の巨大なGNソードが目を引く。
機首部分がGNビームキャノンとなっているため、ビームシールドは装備されていない。
最終決戦後に大破したアリオスを本仕様に修復の上、動力をGN粒子貯蔵タンクに変更した。ソレスタルビーイングのサポート組織であるフェレシュテが地上用の機体として運用していたが、アーミア・リーを襲い輸送機へ擬態したELSをGNソードで撃墜した結果侵食され、地上に集結したELSと共に撃破された。
また、運用時はガンダムが戦場へ現れる事に対する影響力を危惧し、飛行形態での運用が基本となっていた。
ELSアスカロン
上記の通り、ELSに侵食されてしまったアスカロン。
MS形態は頭部以外原形をとどめておらず、機動戦士ガンダムAGEに登場するヴェイガン製MSのように刺々しく竜のような見た目に変貌してしまった。
上半身を粉砕されて撃破されるが、その直後に飛行形態の2体目が出現。しかしこちらも融合中の隙を突かれて撃破された。なお撃破したのはキュリオスを鹵獲したこともある人革連の機体ティエレンチーツーである。
ということで、第4世代ガンダムではダブルオーライザーよりも早く、ELS戦で真っ先に喪失した機体かつ旧式の非太陽炉搭載機に完全撃破された機体となってしまった。
立体物
ガンプラ
リアルタイムではHGと1/100で発売され、HGはGNHW/Mも立体化されている。
キュリオスと違いGNツインビームライフルはグリップとポリキャップで直付けされた砲身の向きを変えるだけで、コネクタを介する必要もない。いずれも両前腕のGNサブマシンガンは差し替えでの展開となる。
HGはリアスカートを差し変える以外は完全変形が可能で、専用のスタンドも付属。また、第四世代ガンダム用のビームサーベルのエフェクトがここでようやく付属した(何故か2本の長さが違う)。
別売りの「HG GNアーチャー」とは合体が可能。ただしスタンドで飾るもGNアーチャーとドッキングするも接続穴を隠すカバーが小さく紛失しやすい点は注意が必要。
しかし劇中の不遇さ故か、第四世代では唯一外部作品でのバリエーション機の立体化が一切されていない。
1/100は差し替え一切なしで完全変形を実現している。同ブランドのダブルオーとはツインアイを光らせるLEDユニットを仕込むスペースがあるが通常カラー版では光らせることが出来ず、腰関節がなく胸に回転軸がある点も共通。どうしても光らせたい場合はデザイナーズカラーバージョンの購入を推奨。
アクションフィギュア
ハイコンプロとROBOT魂で発売され、完全変形を実現しているが肩軸の接続方法ゆえ肩アーマーが胴体と干渉し腕が上がり辛いという問題点がある。
ハイコンプロは「アーチャーアリオスガンダム」名義でMS形態には変形不可能な簡易造形のGNアーチャーとのセットとなっている。
1/200ながらアリオスは完全変形だが、その代償にリアスカートがもろに肉抜きされている点は気になるところ。GNサブマシンガンはガンプラ同様差し替え。
ROBOT魂は唯一GNサブマシンガンを差し替えなしで展開可能なブランドとなっている。
後にGNアーチャーとのセット販売もされ、アスカロンも立体化されている。
ちなみに、アリオスの飛行形態はZガンダムのウェイブライダー以上に鋭角的かつ長い三角形の形状となっており、よりスイカバーに近いシルエットになっている。
それゆえ、飛行形態は機体カラーもあって「夕張メロンバー」とも呼ばれている。
関連タグ
リジェネレイトガンダム(核電池)
ブラックオックスFX版の可変機構がほぼ同じ機構となっている。なお、電池と砲台の役割は逆となっている。