GNアーチャー
がんあーちゃー
アリオスガンダムの支援機としてガンダムアルテミーをベースにシェリリン・ハイドによって開発された機体。ガンダムキュリオスのテールブースターの発展型でもある。
パイロットはソーマ・ピーリス(マリー・パーファシー)。
主に戦闘機形態での運用が多いが、元からモビルスーツとして開発されていた為、変形も可能。
ポニーテール状の後部アンテナやネコミミ、さりげなくあるバスト、細い腰など女性的な意匠が目立つ。
また、バイザーの下にはベースとなったガンダムアルテミーの顔が隠されている。このバイザーのせいで一見するとジム系に見えてしまうが、分類的にはガンダム系である。
飛行形態のアリオスガンダムとドッキングする事でアーチャーアリオスとなり、機動力が飛躍的に向上する。
弱点は太陽炉を持たず、超大型GNコンデンサーを動力としており活動時間が有限である事。その為、定期的にアリオスガンダムとドッキングして粒子を補給しなければならない。
武装は、二挺のGNビームライフルとGNビームサーベル、GNミサイル。
ブレイクピラー事件後イアンにより操縦システムを超兵仕様にカスタムされ、以後正式にソーマ(マリー)の乗機となる。
ソーマの操縦センスと相まって、アリオスのパートナーとして他のガンダムとも遜色ない活躍をした。特に彼女が怒りに燃えていた時期はアリオスより突出していたこともある。
なお、単独運用の際はパイロットが必要だが、アリオスとドッキングした状態で運用する場合はパイロットが搭乗する必要は無い。
オーライザーと同時期に配備された機体ではあるが、コクピットの形状自体はベースとなったアルテミーと同じ第3世代機のそれに準ずる。
最終決戦に於いて粒子切れの隙を付かれ、ガガの特攻を受けて中破してしまったが、意外とコクピット周りは頑丈に作られており、中のソーマ(マリー)は殆ど無傷で無事だった。
なお、アチャ子という仇名がつけられているように女型と捉えられることが多いが、本機は少年型あるいは中性型といったところ。
ただし、これは初期のデザインが女性型過ぎたためにより少年っぽく変更が加えられたということなので、女性的に見えるのも必然である。
1/144HGのガンプラと、ROBOT魂でアクションフィギュアが発売されている。ハイコンプロも出たがアリオスとのセットかつ変形せず飛行形態のみとなっている。いずれも各シリーズのアリオスとの合体が可能。またガンプラの方にはバイザー内のガンダムフェイスが再現されている。一部書籍では背部のパーツを別のガンダムに装着した作例も登場した。