概要
ある作戦で不遇な扱いを受けたアリオスガンダムの別称。
ソレスタルビーイングが激戦を繰り広げたメメントモリ攻略戦では、アリオスはトレミーがトランザムを長時間使うための手段として、唯一格納庫に待機していた。
アレルヤが「トランザム…」とポツリと呟く姿は哀愁を漂わせる。
2期ではアレルヤの出番や活躍が1期以上に少なく、トリロバイトが襲撃してきた時はダブルオーガンダムを水上まで連れて行くだけという、いわゆるタクシー的な手段として使用されていたり、CBの基地が襲撃された際に至っては、生存者を護衛する任務に付いたため、映像そのものからフェードアウトしてしまう。
視聴者からは「GN電池」「GNタクシー」などと呼ばれるなど、不遇な扱いを受ける事が多かった。
逆に考えるんだ
『GN電池』という、アリオスへの印象を決定付けたメメントモリ攻略戦だが、アレルヤでなければ務まらなかった事を彼の名誉の為に記しておく。
スメラギの戦術予報では、メメントモリのエネルギーを消耗させるべく、まずはトレミーを囮にして撃たせるという準備があった。
直撃を受けるギリギリのタイミングでトランザムを使って離脱、この動きにアロウズが油断し、メメントモリのエネルギーを再充填している隙を突いて一気に攻勢を仕掛ける。
このような芸当はまず不可能であり、最悪トレミーが墜とされる危険性が圧倒的に高いが、脳量子波が使えるアレルヤとマリーならば話は変わってくる。
ブリッジでマリーがタイミングを見計らってアレルヤに脳量子波で合図を送り、最高のタイミングでトランザムを起動させる事も可能になる。
並外れた反射神経と(脳量子波による)即時の意思疎通、それは超兵の二人でなければ成しえなかった芸当なのだ。
加えて、作戦自体が全体的に一撃離脱に等しく、仮に戦線に出たとしても、全体的に火力の低いアリオスではダブルオーライザーの援護しか出来る事がない。
ツインドライヴシステムが安定して稼働するようになったダブルオーライザーは言わずもがな主力、ケルディムとセラヴィーはメメントモリの弱点の電磁場光共振部を破壊する本作戦の要。
それぞれが重要な役割を担っており、トレミーの動力源になれるのはアリオスしかいないのだ。
……つまり、大事なのはアレルヤとGNドライヴだけでは? とも言われる。
注意して欲しいが、「GN電池」という扱いを受けているのはアリオスだけであって、キュリオスやハルートはその扱いを受けていない。
そのため、キュリオスやハルートを「GN電池」として扱おうとすると叩かれるので注意。
なお、工学的用語において電池は化学エネルギーを電気エネルギーへ変換する機構を指すので、そちらの意味でも厳密には間違いである。
関連タグ
機動戦士ガンダム00 アレルヤ・ハプティズム トランザム アリオスガンダム 不遇
リジェネレイトガンダム:元祖電池ガンダム
ガンダムバルバトス:後々の作品の発電機ガンダム。当初は基地の電力源として用いられていた。