概要
人革連の有するする超人機関で特別な訓練・調整を施され育てられた兵士。
脳量子波を用いる事によって常人以上の反応速度を発揮し、また兵士としても超人的な能力を有する。宇宙世紀的に言うなれば、強化人間が一番近い。
ソーマ・ピーリスのようにデザインベビーにナノマシンを投与して先天的に超兵として誕生した者、アレルヤ・ハプティズムのように戦災孤児を徴用して実験を行い後天的に超兵としての能力を持った者の二種に大別される。
アレルヤはハレルヤという凶暴な人格を持ったが故に、またレナード・ファインズなどは能力面で期待値に達していなかった事もあって失敗作の烙印を押されており、ピーリスが実戦に耐えうる超兵の第一号とされている。
しかし、ピーリスは超兵由来の反射速度に思考が追いついておらず、一方でアレルヤは二つの人格に分かれてしまったが故に、思考(アレルヤ)と反射(ハレルヤ)それぞれが著しく特化していて、その人格が担当および協力・融合する事でピーリス以上の能力を発揮した。
「何故だ?、私は"完璧な超兵"のハズだ!」
「分かってねぇな、女ァ」
「何!?」
「おめぇは"完璧な超兵"なんかじゃねぇ!
脳量子波で得た超反射能力。
だが、てめぇはその速度域に思考が追い付いてねぇんだよ!!
動物みてぇに本能で動いてるだけだ!!」
「そんなこと!」
「だから、動きも読まれる。
反射と思考の融合………
それこそが超兵のあるべき姿だ!!」
なお、脳量子波を使用する超兵同士が同じ戦場に複数存在すると、お互いの脳量子波が混線し激しい頭痛に見舞われるという欠点があり、ピーリスのノーマルスーツには脳量子波遮断用のシステムを組み込まれている。